ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

自分がクズだと気づいた魔術師マンドレイク―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス プトレマイオスの門 中』

プトレマイオスの門 中 バーティミアス8 (静山社ペガサス文庫)

今日の更新は、『バーティミアス プトレマイオスの門 中』です。

 

今までの記事はこちら。

性格の悪い少年が妖霊を召喚して秘宝を盗む―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス サマルカンドの秘宝 上』

かっこいい危機と自業自得な危機と―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス サマルカンドの秘宝 中』

人間を助けてしまうバーティミアスが愛しい―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス サマルカンドの秘宝 下』

ふたたび呼びだされたバーティミアス―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス ゴーレムの目 上』

魔術都市プラハとグラッドストーンの墓泥棒―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス ゴーレムの目 中』

本物の嫌な奴になった主人公ナサニエル―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス ゴーレムの目 下』 

疲れた妖霊、いやいや魔術師に従う―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス プトレマイオスの門 上』 

 

あらすじ

弱ったバーティミアス異世界に帰したことにより、窮地に陥ったナサニエル。一方で、バーティミアスを呼び出したのは驚くべき人物だった。ふたたびバーティミアスを呼び出したナサニエルは、バーティミアスを詰問するが……。

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家族問題で皮肉めいた語り口はいただけない―藤沢数希『損する結婚 儲かる離婚』

損する結婚 儲かる離婚 (新潮新書)

今日の更新は、藤沢数希『損する結婚儲かる離婚』です。

家族制度について調べるシリーズ。

 

皮肉はいらない 事実を教えて

あまり離婚するときのお金のことは考えたことがなかったので、「コンピ地獄」というものが存在するとは知らなかったです。

離婚しようとする夫婦の一方が収入が多いとき、彼(彼女)は配偶者に婚姻費用を支払わなければならない。そういう制度があること自体初耳でした。

収入が少ない方の配偶者に生活をべったり頼っていれば自業自得だとは思うけれど、そうでないから離婚をするわけで、その点では確かに理不尽だと思います。

お金持ちにとって、玉の輿「される」というのはリスクがあります。それを思うと高収入の男性が高収入の女性と結婚するのは理にかなっているかもしれません。

 

しかし、話としては興味深かったけれど、文章の端々に見える女性への皮肉にはすごく引きました。

批判するなとは言わないけれど、ただでさえデリケートなテーマなんだから、煽るような言い方や皮肉めいた言い方はやめてほしいです。

実際のところ著者は法律のプロではないみたいだし、それなら同じテーマで法律学者がこの本書いてほしかったですね。

 

まとめ

知らないことだったので興味深くはあったけれど、皮肉めいた語り口はいただけないですね。

同じテーマを書いた別の本があれば読んでみたいです。

損する結婚 儲かる離婚 (新潮新書)

損する結婚 儲かる離婚 (新潮新書)

 
ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎文庫)

ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎文庫)

 

 

結婚についての本はこちらもどうぞ。

 共働き社会の限界について書いた本です。

honkuimusi.hatenablog.com

 

 

疲れた妖霊、いやいや魔術師に従う―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス プトレマイオスの門 上』

プトレマイオスの門 上 バーティミアス7 (静山社ペガサス文庫)

今日の更新は、ジョナサン・ストラウド『バーティミアス プトレマイオスの門 上』です。

 

これまでの記事はこちら。

性格の悪い少年が妖霊を召喚して秘宝を盗む―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス サマルカンドの秘宝 上』

かっこいい危機と自業自得な危機と―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス サマルカンドの秘宝 中』

人間を助けてしまうバーティミアスが愛しい―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス サマルカンドの秘宝 下』

ふたたび呼びだされたバーティミアス―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス ゴーレムの目 上』

魔術都市プラハとグラッドストーンの墓泥棒―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス ゴーレムの目 中』

本物の嫌な奴になった主人公ナサニエル―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス ゴーレムの目 下』 

 

あらすじ・書籍概要

情報大臣になった17歳のナサニエルは、バーティミアス異世界に帰さなくなってしまう。バーティミアスは成分ぼろぼろで疲れ果てたまま仕事をこなす。一方キティは、偽名を使って魔術師の助手をしていた。

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共働き世帯が広げてしまった社会の格差―筒井淳也『結婚と家族のこれから 共働き社会の限界』

結婚と家族のこれから 共働き社会の限界 (光文社新書)

今日の更新は、筒井淳也『結婚と家族のこれから』です。

家族制度について調べてみたくて手に取った本です。

 

あらすじ・書籍概要

「夫は外で働き、妻は家で家事」という家族モデルは、最近作られたものにすぎなかった。その形態に至るまでの家族制度の変遷を説明し、「共働き社会」になりつつある現代の問題点を整理する。女性が働く権利を得たのに、なぜ生活は楽にならないのだろうか……。

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主従萌え廃人が選ぶ、素敵な主従が出てくるおすすめ小説

 

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どうも主従萌え廃人です。

主従は大好きなんですが、好みがうるさいので主従であればいいというわけではないややこしいオタクです。

今回はおすすめの主従萌え小説をピックアップしてまとめてみました。

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お屋敷で働く老執事の取り返せない過ち―『日の名残り(映画)』

日の名残り (字幕版)

今日の更新は、実写映画のほうの『日の名残り』です。

一度見たいと思っているときに、Amazonで有料レンタルなのを見つけて借りました。

 

あらすじ・概要

ドライブ旅行に出た老執事は、過去を回想し始める。ダーリントンのお屋敷で働くスティーブンス。そこにミス・ケイトンというハウスキーパーがやってくる。有能なケイトンを重用するスティーブンス。一方お屋敷では、ヨーロッパを揺るがすような国際会議が行われていた……。

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「幻覚がある」という孤独と怒り―木村きこり『統合失調症日記』

統合失調症日記

今日の更新は、コミックエッセイの木村きこり『統合失調症日記』です。

 

あらすじ・書籍概要

高校生のときに統合失調症になった著者。幻聴や幻視、妄想など、病気の症状に悩まされ、暴れたり独り言を言ったりを繰り返していた。今は症状を薬で抑えつつ、美術大学に通っているが……。

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