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ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

不倫ものがやたらと多いけれど不思議と飽きない 向田邦子『思い出トランプ』感想

思い出トランプ (新潮文庫)

リーディングスタイルの企画、バースデー文庫の11月28日の本です。

私の誕生日。

 

 

 

あらすじ

坂の上に愛人を囲っている男、息子の指をうっかり切り落として別居になった女。それぞれが見出す日常の中のいびつ。小説新潮に乗せた短編を、トランプになぞらえてシャッフルし並べ替えた本。

 

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あがいてから死んでやる! 永田カビ『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』感想

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

まちライブラリーにあったので借りてきました。家に置いておくのがちょっと恥ずかしいタイトルと表紙だ……。

 

あらすじ

漫画家を目指しながら、自傷摂食障害を繰り返し、人生の迷子になっていた著者。その原因は自分の意思がないことではないかと考え、親に内緒でレズ風俗へ挑戦する。はたして「親の機嫌をとる自分」から脱出できるのか……。

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短くてもこんなにどきどきする! 250ページ以下の薄くて面白いおすすめ小説17選

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同人、商業の壁はなく、「分厚い本が好き」という人はよく見かけます。しかし、逆に「薄い本が好き」と主張する人はあまり見かけない気がします。

個人的に、「分厚い=作品への愛」みたいな発想は好きではありません。ページ数なんてただの数字なので、そんなもので愛をはかるのはおかしいと思います。

薄い本には薄い本なりの良さがあります。それは内容のインパクトだったり、テンポの良い展開だったり。今回はおすすめを紹介しながら薄い本への愛を語ろうと思います。

 

 

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落ちこぼれの女子高生は音楽に祝福されている 津村記久子『ミュージック・ブレス・ユー!!』感想

ミュージック・ブレス・ユー!! (角川文庫)

青春小説のおすすめとして紹介されていた本です。

 

あらすじ

とりたてて得意なことのないアザミの、唯一の楽しみは音楽。受験前、自分が何がしたいのかわからないまま、友人のチユキとぐだぐだした日常を送る。しかしついに、進路を決めなければならなくなり……。

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学校を舞台に乱れ舞うミュージカル 『ハイスクール・ミュージカル』感想

ハイスクール・ミュージカル (字幕版)

短い映画が見たいな、ということでセレクトした作品です。短い映画を見ようとすると子ども向けが多くなってしまいますね。

 

あらすじ

バスケット少年、トロイは大みそかのパーティでガブリエラと出会い意気投合する。後日、トロイの学校に転校生としてやってきたガブリエラ。二人は演劇部のミュージカルのオーディションに出ることになり……。

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読むと映画がたくさん見たくなる 沢木耕太郎『銀の街から』感想

銀の街から

一応前は朝日新聞をとっていたのに、連載しているときはろくに読んでいなかったのはもったいなかったなと思います。

 

書籍概要

作家沢木耕太郎が、さまざまな映画についてその内容、魅力について語る映画エッセイ。一作品3ページほどの分量で、「映画館に行きたくなる」文章を描き出す。

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「発達障害はなぜ増えているのか?」ということから最新治療まで 杉山登志郎『発達障害のいま』感想

発達障害のいま (講談社現代新書)

Amazonで本を見ていたとき、面白そうな発達障害の新書を見かけたので読んでみました。

 

書籍概要

近年増加しているという発達障害。適切なサポートや投薬を行えば、不便はあるものの日常生活が送れるようになることも多い。その治療法や、併存症との向き合い方を臨床で向き合ってきた著者が語る。

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