ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

ピジョットだけですべてを許せるポケモン映画―『名探偵ピカチュウ』

『名探偵ピカチュウ』見てきました! やったポケモンはプラチナバージョンが最後です。 あらすじ 父親の事故死の知らせを聞いてライムシティにやってきたティム。ティムは父親の家で父のパートナーポケモンだったピカチュウに出会った。なぜかピカチュウの言…

不妊治療の果てに養子を迎えるということ―後藤絵里『産まなくても、育てられます 不妊治療を超えて、特別養子縁組へ』

あらすじ・書籍概要 「特別養子縁組」とは、育て親との関係を断絶し、ほぼ実子と同じ扱いになる養子縁組の仕組み。終わりの見えない不妊治療から特別養子縁組に挑戦した夫婦のエピソードやを紹介し、特別養子縁組をするための手続きについて解説した本。

明治帝に仕えた女官が若い時代を回想する―山川三千子『女官 明治宮中出仕の記』

今日の更新は、山川三千子『女官 明治宮中出仕の記』です。 あらすじ・書籍概要 明治天皇と昭憲皇太后に仕えた女官が、当時のことを回想する。明治天皇と昭憲皇太后のひととなり、宮中の文化、女官として働くときの悩みなど、女官でしか語れない情報を記した…

食欲のあるロボットの苦しみ―清水玲子『22XX』

今日の更新は、清水玲子『22XX』です。 昔読んで久しぶりに読み返したくなりました。 あらすじ ある星に賞金稼ぎにやってきたロボットのジャック。そこで出会ったのは、人食い種族の少女だった。求婚されたという勘違いから、彼女はジャックの子どもをつくろ…

ひきこもりを脱出するためにやったこと5つ

このところ高齢引きこもりの話が話題ですね。 www3.nhk.or.jp 対策が遅すぎる、というのは確かにそうなんだけれど、政府を批判したところで、今引きこもりに悩んでいる人本人の助けにはならないですよね。 だからそういう人たちの参考に、私が引きこもりを脱…

親と暮らせない子どもを引き取った夫婦たち―村田和木『「家族」をつくる―養育里親という生き方』

今日の更新は、村田和木『「家族」をつくる―養育里親という生き方』です。 家族制度について調べる流れで、里親家庭にも手を伸ばしてみることにしました。 あらすじ・書籍概要 事情があって親と一緒に暮らせない子どもたちに家庭を提供する「里親制度」。実…

好きになれない主人公のハーレム展開ほどつらいものはない―森晶麿『僕が恋したカフカな彼女』

今日の更新は、森晶麿『僕が恋したカフカな彼女』です。 すみません、最初に言っときますけど酷評です! あらすじ 深海楓は不可能趣味にそそられて架能風香に恋文を渡すが、あっけなくふられてしまう。楓は彼女に食い下がるために、カフカを手本に小説を書き…

孤独を選んだ少年が人を頼ることを知る―遍柳一『平浦ファミリズム』

今日の更新は、遍柳一『平浦ファミリズム』です。 青春ライトノベルのおすすめ記事にに複数回あげられているのを見かけたので興味を持った本。 表紙が家族写真のようなのが珍しいです。 あらすじ・書籍概要 ベンチャー企業の社長だった母を亡くした平浦一家…

漫画家、豚を描いて国賓になる―松本救助『ブタが好きすぎてハンガリーの国賓になりました』

今日の更新は、松本救助『ブタが好きすぎてハンガリーの国賓になりました』です。 あらすじ・書籍概要 ハンガリーの豚マンガリッツァを漫画に描いたことから、ハンガリーの大使館からお声がかかった著者。ハンガリーに招かれ、困惑しながらも飛行機に乗る。…

困りごとを減らすために脳を鍛える―長沼睦雄『活かそう! 発達障害脳 「いいところを伸ばす」は治療です』

今日の更新は、長沼睦夫『活かそう! 発達障害脳』です。 あらすじ 日常の困りごとが多い発達障害。なぜ、うまくいかないのか……。著者の長沼睦雄は、脳と無意識から発達障害にアプローチする。花風社の浅見淳子を聞き手に、対談形式で発達障害を語る本。