ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

ドイツ

少年兵への憎悪と庇護の間で揺れる軍人がつらい『ヒトラーの忘れもの』感想

今日の更新はドイツ・デンマークの映画『ヒトラーの忘れもの』です。 Amazonからビデオのクーポンをもらったのと、週末100円セールがあったのでレンタルを買ってみました。 あらすじ WWⅡ終結間もないデンマーク。捕虜になったドイツの少年兵たちが、砂浜で地…

ちびででぶな少年が、お父さんと旅がらす ウルズラ・ウェルフェル『火のくつと風のサンダル』再読感想

昔好きだった本を読んでいくシリーズ。今回は子どものころ好きだった児童書。 あらすじ ちびでふとっちょのチムは、誕生日プレゼントにお父さんとの旅をプレゼントされる。夏休みに徒歩で旅に出た二人は、靴を修理しながら村や町を渡っていった。お父さんは…

強制収容所を生き延びたユダヤ人医師の記録 ヴィクトール・フランクル『夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録』再読感想

書籍概要 ナチス・ドイツ政権下、ユダヤ人として強制収容所送りになったヴィクトール・フランクル。過酷な環境に苦しむ一方で、医師らしい冷静な視点で収容所を俯瞰する。アウシュビッツを生き延びた男性の手記。

エリート街道から脱落していくまじめな少年 ヘルマン・ヘッセ『車輪の下で』再読感想

あらすじ 猛勉強の末、神学校に合格した少年ハンス。しかし、神学校になじめず、評判の悪い友人とつるむようになる。ハンスは、ストレスにより行動もおかしくなり始める。やがて学校を去ったハンスは、故郷に戻ってくるが……。

二人はベルリンで外国人になる 小栗佐多里&トニー・ラズロ『ダーリンは外国人 ベルリンにお引越し』感想

久しぶりに著者の本を読みました。 デザインがちゃんと引き継がれているのがうれしいです。 あらすじ 「一度くらいは海外で暮らしてみよう」と、ベルリンのミッテ地区で暮らし始めた著者二人。ミッテ地区のアートな建物や店を楽しみつつ、ドイツ特有の困りご…

国立国際美術館「クラーナハ展 500年後の誘惑」行ってきたレポ

クラーナハ展に行ってきました。 www.tbs.co.jp 展覧会概要 ヴィッテンベルクの宮廷画家として名をはせたクラーナハ。多作な彼は多数の作品を残しました。彼の背徳的でエロティックな女性描写はさまざまな時代の人を魅了しています。国内外からクラーナハの…

突撃となりの宗教教育 藤原聖子『世界の教科書でよむ<宗教>』感想

ちくまプリマー新書は中高生向けの新書レーベルなのですが、なかなか侮れないです。 書籍概要 高校の倫理教科書の編集に携わっている著者が、各国の宗教教育の教科書を集め、比較します。その国で「宗教」とはどのように学ばれているかを通して、日本におけ…

ヒトラードイツに帰る 『帰ってきたヒトラー』感想+少し解説(ネタバレあり)

急に映画が見たい気分になって『帰ってきたヒトラー』を見に行きました。 意外とおじさまたちが多かった。 今回はネタバレも含むので続きからでワンクッション置きます。 映画『帰ってきたヒトラー』予告編

ナチス・ドイツを転覆しようとした男 『ワルキューレ』感想

『ワルキューレ』を見ました。 ドイツ専攻だったのでドイツ関連の映画は結構見てますが、これは実は未見でした。早く見ておくんだったなあ。 ワルキューレ プレミアム・エディション [DVD] 出版社/メーカー: ポニーキャニオン 発売日: 2009/07/24 メディア: …

人がゴミのように死ぬ時代 『シンドラーのリスト』感想

『シンドラーのリスト』を見ました。ずっと見たかったんですけど機会がなくて(主にレンタルショップで出会えなかった)dtvで再配信されたのを「チャンス!」と思って見ました。 シンドラーのリスト スペシャル・エディション [DVD] 出版社/メーカー: ジェネ…