ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

学園

女子高生バンドが韓国留学生を引きずり込んで文化祭に出る―『リンダリンダリンダ』再試聴感想【AmazonPrimeビデオ】

今日の更新は、『リンダリンダリンダ』です。 学生時代に見たものを、再試聴。 あらすじ 喧嘩別れしてしまった女子高生のガールズバンドは、文化祭に出るために韓国の留学生ソンを引きずり込む。コピーするのはブルーハーツの曲。果たして文化祭に間に合わせ…

地味だけれどじんわり面白い学園連作短編―岩岡ヒサエ『花ボーロ』感想

今日の更新は、岩岡ヒサエ『花ボーロ』です。 一巻完結の漫画を読むシリーズ。 あらすじ 先生、生徒、給食の調理人、彼らは関わり、すれ違い、それぞれの物語を紡いでいく……学校を舞台にした、連作短編漫画。

【考察】「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」がえぐい ~主人公の座をめぐる戦いについて~

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』を見ました。 いろいろ考えたことがあった作品なので、今回は感想ではなく考察を。 すっごくネタバレしてるのでご注意ください。 あと舞台の方は見てないので、その辺の情報が入ってないけど許してほしい。 あらすじ 聖翔…

庶民が語るインターナショナルスクールの姿―東條さち子『庶民の娘ですがセレブ学校に通っています』感想

今日の更新は東條さち子『庶民の娘ですがセレブ学校に通っています』です。 インターナショナルスクールについて気になって手に取った本です。 あらすじ 庶民だが、娘をインターナショナルスクールに通わせることにした著者。そこは、セレブ達の学校だった。…

面白いけど好みじゃなかった―扇風気周『視ル視ルうちに好きになる』感想

今日の更新は扇風機周(せんぷうき まわる)の『視ル視ルうちに好きになる』です。 一冊完結のライトノベルおすすめで出てきた作品です。 あらすじ 未来が見える神崎早苗と、生命力を吸い取ったり渡したりできる幽霊の三島洋平。ふたりは自分の能力を使って…

ひたすら露悪趣味、でも結構好き―稲庭淳『ラン・オーバー』感想

今日の更新は、稲庭淳『ラン・オーバー』です。 表紙と中身の雰囲気が全く違います。 あらすじ 転校生、湊里香に秘密を握られた伊園は、言われるがままに同棲生活をスタートさせる。彼女は、クラスのいじめの頂点にいるカップルに反撃することを提案した。そ…

闇と光のサスペンスノベルゲーム―『図書室のネヴァジスタ』感想記事まとめと総評

エンドをコンプリートしたので、『図書室のネヴァジスタ』の感想記事のまとめを作りました。 ちなみにこの記事にはネタバレはないですが、各感想へのリンクはネタバレだらけなのでご注意ください。 あらすじ ある日、目を覚ますとどこかに監禁されていた津久…

『図書室のネヴァジスタ』感想その5~煉慈ルート~【ネタバレ有】

今日の更新は『図書室のネヴァジスタ』の辻村煉慈ルートの感想です。 これまでの感想はこちら。 『図書室のネヴァジスタ』感想その1~瞠ルート~【ネタバレ有】 『図書室のネヴァジスタ』感想その2~春人ルート~【ネタバレ有】 『図書室のネヴァジスタ』…

音楽と学校を描いた青春葛藤ストーリー―佐藤多佳子『第二音楽室』感想

今日の更新は佐藤多佳子『第二音楽室』です。 『聖夜』とは同じテーマを使ったシリーズです。内容につながりはありません。 honkuimusi.hatenablog.com あらすじ 鼓笛隊で、メインの楽器を落とされ、ピアニカを拭くことになった子どもたち。彼らは第二音楽室…

完璧な牧師と、不倫した妻との断絶―佐藤多佳子『聖夜』感想

今日の更新は佐藤多佳子『聖夜』です。 『黄色い目の魚』に続いて同じ作者の本を読んでますが、別に狙ったわけではありませんでした。たまたま。 あらすじ キリスト教系の学校でオルガンを弾いている一哉。不倫して出て行った母親や、完璧な父親への屈折した…

助っ人少女がミュージカルの舞台に挑む 森絵都『無限大ガール』感想

AmazonKindleで売っている短編、Kindle Singleの本です。 あらすじ こうと決めたら猪突猛進! 眩しいぐらいまっすぐな高校生女子が大活躍する、爽やかで甘酸っぱい青春小説の短編。高校二年生の相川早奈(あいかわ・さな)は「日替わりハケン部員」。きょう…

那須与一の霊に憑りつかれて弓道部へ 末羽瑛『キュードー・ライフ!』感想

あらすじ ひょんなことから那須与一の霊に憑りつかれた良治。彼はひとりきりで弓道部の活動をしていた鹿目梓に一目ぼれし、弓道部に入部する。良治はどんどん弓道の楽しさにのめり込んでいき……。

『図書室のネヴァジスタ』感想その4~咲ルート~【ネタバレ有】

過去記事はこちら 『図書室のネヴァジスタ』感想その1~瞠ルート~【ネタバレ有】 『図書室のネヴァジスタ』感想その2~春人ルート~【ネタバレ有】 『図書室のネヴァジスタ』感想その3~晃弘ルート~【ネタバレ有】 あらすじ 清史郎の兄賢太郎を監禁した…

『図書室のネヴァジスタ』感想その3~晃弘ルート~【ネタバレ有】

過去記事はこちら。 『図書室のネヴァジスタ』感想その1~瞠ルート~【ネタバレ有】 『図書室のネヴァジスタ』感想その2~春人ルート~【ネタバレ有】 あらすじ 監禁中、賢太郎を殺害しようとした茅晃弘。辛くも監禁から脱出した賢太郎は、少年たちが監禁…

小説家になろうで読むろう学校百合 石川博品『あたらしくうつくしいことば』感想

商業出版の本に夢中で最近あまりweb小説を読めてないのだけれど、これはすごくよかったので覚書もかねて感想を残しておきます。 画像はKindle版の表紙です。 ncode.syosetu.com あらすじ 紗雪の通うろう学校に転校生がやってくる。彼女は紗雪たちとは違った…

吸血鬼が演劇部に入って恋をする 野村美月『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる』感想記事まとめ

読破したので、まとめ記事です。 あらすじ 通り魔に襲われたところを吸血鬼にされてしまった主人公、詩也。彼は背が高いことから、同じく背が高い綾音と劇のパートナーになってほしいと頼まれる。最初は戸惑いながらも、詩也は演劇を面白いと思うようになる。

吸血鬼の娘がたどる、父と母の永遠の愛 野村美月『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる Long Long Engage』感想

ちょっと悲しくて続きが読めなかったのですが、ようやく補完編に手を付けました。 あらすじ 彼氏の神にプロポーズされ、一緒にイギリスに行かないかと持ちかけられたミナ。しかし彼女は、その申し出を断ってしまう。父をひとりにするわけにはいかないとミナ…

蔵で見つけた妖刀が使ってくれと要望してくる 椎名蓮月『あやかし双子のお医者さん四 妖刀と孤独な術者』感想

表紙の花、キョウチクトウですね。花言葉は「油断大敵」「用心」。なんだか象徴的です。 あらすじ 学校の友人に頼まれ、蔵の整理を手伝っていた莉莉は、そこで古い日本刀を見つける。日本刀には付喪神が憑いており、莉莉はその付喪神に「使ってほしい」と懇…

コミカルだけど硬派なフェンシング青春小説 末羽瑛『Let it BEE!』感想

一冊完結のライトノベルのおすすめに出ていた本です。このイラストの絵柄、好みです。 あらすじ 内気な少女、有星結恵は顧問の蜂谷巴に誘われ、廃部寸前のフェンシング部に入部。しかし彼女には、先端恐怖症という大きなハンデがあった。団体戦に出場するた…

エリート街道から脱落していくまじめな少年 ヘルマン・ヘッセ『車輪の下で』再読感想

あらすじ 猛勉強の末、神学校に合格した少年ハンス。しかし、神学校になじめず、評判の悪い友人とつるむようになる。ハンスは、ストレスにより行動もおかしくなり始める。やがて学校を去ったハンスは、故郷に戻ってくるが……。

1巻と別物になってしまったがこれはこれであり 須賀しのぶ『夏は終わらない 雲は湧き、光あふれて』感想

なんでかAmazonに電子書籍がなくて、紙の本で買いました。1、2巻はあるのに……? あらすじ 無名だった三ツ木高校野球部は、甲子園に出るために猛練習を重ねる。急成長を続けていく上で、捕手の鈴江は、エース月谷の能力についていけずに悩む。はたして能力…

「いい話」の中に違和感を感じる巻 椎名蓮月『あやかし双子のお医者さん二 付喪神と千羽鶴の願い』感想

今更ながらイラストレーターさんが、刀剣乱舞の虎徹を描いた人だと気づきました。 結構塗りの雰囲気が違うから気づかなかったです。 あらすじ あやかしを癒すものとして、晴に弟子入りした莉莉。文化祭の展示の調べ物で図書館を訪れた彼女は、文字が消えてし…

性的暴力を疑うことの難しさを感じる『ダウト あるカトリック学校で』感想

Amazonビデオのクーポンをもらったので借りてみました。 あらすじ 子どもたちが学ぶカトリック学校。その学校の校長であるシスターは、神父が子どもに手を出したのではないかと疑いを持つ。証拠がない状態で、「疑い(ダウト)」だけが膨らんでいく。真実は…

しっかりものの叔父さんがだめになる回 椎名蓮月『遠鳴堂あやかし事件帖其の参 あの星が見えなくなるまで』感想

遠鳴堂シリーズはこれがラスト。早かったなあ。 あらすじ 遠鳴堂に倫太郎のかつての相棒、志野が訪ねてくる。彼女は倫太郎に本の修繕を依頼した。明は鳴弦の力を使い、本の過去を覗き見る。そこには、本にまつわる悲しい思い出があった。

双子の兄弟と母親をめぐる確執が心に痛い 椎名蓮月『遠鳴堂あやかし事件帖其の弐 誰も君にはなれない』感想

あらすじ 遠鳴堂に、鳴弦師の見習い甲斐がやってくる。彼は幽霊に取りつかれていた。それは双子の片割れの霊で、弟に「自分は自殺であること」を伝えたいという。明は甲斐を手伝うことになる。

古書修繕店の裏家業は幽霊に関するお悩み相談 椎名蓮月『遠鳴堂あやかし事件帖 其の壱』感想

『あやかし双子~』の続刊を入手するのにちょっと時間がかかりそうだったので、こっちを先に読んでみました。 あらすじ 古書の修繕をしている遠鳴堂(とおめいどう)。しかしその店は裏の仕事もあった。遠鳴堂で暮らしている叔父に預けられた少年、明(あき…

停電で出会った4人の少年少女が恋を通して成長する 三上康明『恋の話を、しようか』感想

あらすじ 予備校の停電によって、お互いに興味を持ち始めた4人の少年少女。言葉を交わすうちに、少しずつ惹かれ合っていく。お調子者のミツルを中心に、4人の恋心が入り乱れる青春ラブストーリー。

「好きなこと」をやりとげることと少年少女の淡い恋 夜野せせり『渚くんをお兄ちゃんとは呼ばない ひみつの片思い』感想

あらすじ 両親の再婚により、血のつながらないきょうだいができた千歌。そのひとりは、学校の人気者渚だった。最初は反目しあっていた二人だが、サッカーと漫画という好きなことを通して、少しずつ距離が縮まっていく。

短編形式で二人の三学期における日常を描く 野村美月『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる5』

あらすじ 晴れて恋人同士となった綾音と詩也。しかし、脚本担当のいち子から、交際を認めてもらえなかった。二人は付き合っていないという体で生活することになる。そしてレグルスのバレンタイン公演は、毎年恒例の「ロミオとジュリエット」になって……。

プライドの高い面白お姉さんがレグルスに戻ってきた 野村美月『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる4』感想

あらすじ クリスマス公演の演目が「エロスとプシケー」に決まった。エロスを生き生きと演じる詩也に対して、綾音はスランプに陥る。詩也と綾音の関係はすれ違ってしまったまま、あるべき姿を求めて迷走する。