ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

家族

ロジカルに主夫中心の子育てを語る―望月昭『パパ、どうしてお仕事いかないの?』

今日の更新は、望月昭『パパ、どうしてお仕事いかないの?』です。 あらすじ うつ病をきっかけに、主夫になった細川貂々の夫望月昭。子どものちーと君も三歳になった。宝塚への引っ越し、子どもに合わない保育園、子連れの旅行など、さまざまな日常を描く男…

収入不安定な家族の明るい節約生活―森川弘子『年収150万一家 毎日のこんだて』

今日の更新は、森川弘子『年収150万一家』です。 あらすじ 夫はSF作家、妻はイラストレーター。生活が不安定なふたりは、節約しながら暮らしている。いかに食費を減らし、やりくしりて生きていくか。妻である森川弘子の節約レシピを紹介。

食べることに心血を注ぐ夫に振り回される妻―村田じゅん子『みんなでワイワイしあわせごはん おうちで夫がおもてなし』

今日の更新は、村田じゅん子『みんなでワイワイしあわせごはん』です。 あらすじ オレンジページの編集部で働いており、食べること、料理することに心血を注いでいる著者の夫。そんな彼に振り回される著者だったが……。彼の料理レシピを紹介しつつ、ふたりの…

それぞれの訳ありコメディ家族模様―遠藤淑子『ファミリーアワー』

今日の更新は、遠藤淑子『ファミリーアワー』です。 あらすじ 両親と暮らしていない五人兄弟。個性的な彼らはいつでも大騒ぎをしている。社会人から小学生の一家を中心に、家族の事情を描く短編集。

素行の悪いヒーロー、行動を改めて普通のヒーローを目指す―『ハンコック』

地上波で『ハンコック』がやっていたので見ました。 名前は知っていたけど見たことなかった作品。 あらすじ スーパーパワーで町を守る男ハンコック。が、その破壊的行動と性格の悪さのせいで、いつもみんなの嫌われ者だ。そんなとき、ハンコックはPR会社に勤…

子どもたちの貧困のリアル―保坂渉・池谷考司『子どもの貧困連鎖』

今日の更新は、『子どもの貧困連鎖』です。 新潮文庫のノンフィクションは結構読んでみたくなってしまうんですよね あらすじ 近年深刻化する子どもの貧困。定時制高校に通う子どもたちや、保健室で給食の残りのパンをかじる小学生。彼ら彼女らに取材し、具体…

思春期の息子の観察日記―青沼貴子『かわいいころを過ぎたら』

今日の更新は、青沼貴子『かわいいころを過ぎたら』です。 あらすじ ママが大好きだった時代は過ぎ、自分の時間を持つようになり、エッチなことにも興味を持ち始め……育児エッセイを描いていた著者が、息子、リュウの思春期を描いたコミックエッセイ。

ある日家族が犯罪者になったら―松橋犬輔・北尾トロ『裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか』感想

今日の更新は、松橋大輔『裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか』です。 松橋「大」輔だと思っていたんですが松橋「犬」輔なのか。どうりで検索にひっかからないと思いました。 あらすじ 裁判漫画を描いていた著者の弟が突然逮捕された。容疑は売春防止法違反…

恋愛観が古くてあまり楽しめなかった―谷川史子『くらしのいずみ』感想

今日の更新は、谷川史子『くらしのいずみ』です。 一巻完結のまんがを読むシリーズ。 あらすじ 男女が出会い、恋をして、結婚をする。その中ですれ違ったり、相手の心がわからなくなったり……。夫婦をテーマにした短編集。

ヴィザと財産狙いのウクライナ美女から父を救え―マリーナ・レヴィツカ『おっぱいとトラクター』感想

今日の更新は、マリーナ・レヴィツカ『おっぱいとトラクター』です。 『トラクターの世界史』に引用されていて興味を持ちました。 honkuimusi.hatenablog.com あらすじ 84歳の父は、35歳のウクライナ人の美女と結婚すると言ってきた。どう考えても財産目…

これは理想の和製ファンタジー映画だ―『DESTINY 鎌倉ものがたり』感想

今日の更新は、『DESTINY 鎌倉ものがたり』です。 金曜ロードショーで放映されたので見た映画です。 あらすじ 年の離れた小説家正和に嫁いだ亜紀子。彼が住む鎌倉は、魔物や幽霊が普通に歩く街だった。人でないものを交えて平穏に暮らしていた中、亜紀子が事…

黒人社会から見る多民族国家アメリカ―高山マミ『ブラック・カルチャー観察日記』感想

今日の更新は、高山マミ『ブラック・カルチャー観察日記」です。 こちらの記事をきっかけに手に取りました。 uzumaki-guruguru.hatenablog.com 書籍概要 アメリカ出身の黒人と結婚し、彼らのコミュニティに飛び込んだ著者。そこにあったのは、数々のカルチャ…

現代人にも共感できる世知辛いロマンス―オースティン『高慢と偏見(下)』(光文社古典新訳文庫)感想

今日の更新は、オースティン『高慢と偏見(下)』です。 パソコンのキーボードがぶっ壊れたため、しばらくブログが書けませんでした。なんとか毎日更新を崩さずに済みました。 上巻の感想はこちら。 honkuimusi.hatenablog.com あらすじ ダーシーの告白を拒…

「発達障害の親」が何を考えているか―高橋瞳子『大人になってわかった! うちの息子は発達障害』感想

今日の更新は、高橋瞳子『大人になってわかった! うちの息子は発達障害』です。 発達障害について調べるシリーズです。 あらすじ 真面目で優しい、いい子なのに、周囲になじめなかったり、不器用だったり……著者は我が子のモグの育て方に悩んでいた。そんな…

殺人事件の遺族の実録が心に痛い―今田たま『家族がいなくなった日 ある犯罪被害者家族の記録』感想【AmazonPrimeリーディング】

今日の更新は、今田たま『家族がいなくなった日 ある犯罪被害者家族の記録』です。 これも今はPrimeリーディングから外れてるみたいですね。DLしてから時間を置いて読むことが多いから……。 あらすじ 継父ととも平穏な暮らしをしていた著者。しかしパチンコ店…

着実に描写を積み重ねていく時間SF―一穂ミチ『きょうの日はさようなら』感想

今日の更新は、一穂ミチ『きょうの日はさようなら』です。 ライト文芸レーベルの作品をいろいろ読むシリーズ。 あらすじ 双子のきょうだいの明日子と日々人は、いとこの今日子と暮らすことになった。彼女は、コールドスリープによって30年前からやってきた女…

優秀な毒親のケーススタディのネタ―小林薫『娘が不登校になりました 「うちの子は関係ない」と思ってた』感想

今日の更新は、小林薫『娘が不登校になりました』です。 今回の記事は覚悟して読んでほしい……ボロクソに言ってるので。 あらすじ 中学生の娘が、ある日不登校になった。フリースクールに通った後、私立の学校に転校したりするが、娘はやはりそこでも不登校に…

生きるためには死後の物語が必要―『ポプラの秋』感想【AmazonPrimeビデオ】

今日の更新は、映画『ポプラの秋』です。 原作が好きだったので見てみました。 あらすじ 父が死に、あてもなく出かけたときに見つけたポプラの木。そのふもとのアパートに住むことになった千秋と母は、少し変わった大家のおばあさんと交流するようになる。彼…

育児の苦労をコミカルな笑いに昇華―横山了一『息子の俺への態度が基本的にヒドイので漫画にしてみました。』感想

今日の更新は横山了一『息子の俺への態度が基本的にヒドイので漫画にしてみました。』の感想です。 Twitterで見かけた絵柄だなあと思って手に取ってみました。タイトル長っ。 あらすじ 漫画家の息子ゆうたは、母親が大好きなあまり父親を敵視し、意地悪な態…

庶民が語るインターナショナルスクールの姿―東條さち子『庶民の娘ですがセレブ学校に通っています』感想

今日の更新は東條さち子『庶民の娘ですがセレブ学校に通っています』です。 インターナショナルスクールについて気になって手に取った本です。 あらすじ 庶民だが、娘をインターナショナルスクールに通わせることにした著者。そこは、セレブ達の学校だった。…

「知的ボーダー」を育てる苦労と希望―沖田×華・君影草『はざまのコドモ 息子は知的ボーダーで発達障害児』感想【AmazonPrimeリーディング】

今日の更新は君影草『はざまのコドモ 息子は知的ボーダーで発達障害児』です。 AmazonPrimeリーディングで読んだ作品。 あらすじ 幼いころからおかしな行動があった息子。彼は検査によって発達障害だと判明する。そして、知能が平均より低い知的ボーダーだと…

物語に見るそれぞれの家族のかたち 家族小説おすすめ10選

素材:ぱくたそ https://www.pakutaso.com/ 今日の更新は、家族小説のおすすめまとめです。家族というしばりなだけでジャンルがばらばらになってしまいましたが、どれも好きなので読んでもらえると嬉しいです。 『有頂天家族』森見登美彦 幻冬舎文庫 『キッ…

だめだけど自分に酔ってはいない―富士屋カツヒト『打ち切り漫画家(28歳)パパになる』感想

今日の更新は富士カツヒト『打ち切り漫画家(28歳)パパになる』です。 一冊完結の漫画をまとめ買いしました。その中の一冊です。 あらすじ 漫画を連載中の著者は、妻に「子どもがほしい」と持ちかけられる。連載はあえなく打ち切り、そして妻は妊娠する。妻…

プレゼン資料シリーズ第0回  『血と霧』多崎礼 ハヤカワ文庫

Twitterで好きな本を宣伝するために、プレゼン資料を作ってみました。 どのくらい効果があるかはわからないけれど、需要があればぼちぼち続けようかなと思います。

「どうやっても生きていける」という結論の優しさ 『逃げるは恥だが役に立つ』(ドラマ版)感想【少しネタバレ】

」 年末年始の再放送で見てました。でも録画しのがしたので何話かオンデマンドで買いました。 あらすじ 就職に失敗し派遣社員として働いていた女性、みくり。派遣切りに遭い無職になったところを、会社員の津崎平匡の家事代行として働くことになる。しかし両…

しっかりものの叔父さんがだめになる回 椎名蓮月『遠鳴堂あやかし事件帖其の参 あの星が見えなくなるまで』感想

遠鳴堂シリーズはこれがラスト。早かったなあ。 あらすじ 遠鳴堂に倫太郎のかつての相棒、志野が訪ねてくる。彼女は倫太郎に本の修繕を依頼した。明は鳴弦の力を使い、本の過去を覗き見る。そこには、本にまつわる悲しい思い出があった。

双子の兄弟と母親をめぐる確執が心に痛い 椎名蓮月『遠鳴堂あやかし事件帖其の弐 誰も君にはなれない』感想

あらすじ 遠鳴堂に、鳴弦師の見習い甲斐がやってくる。彼は幽霊に取りつかれていた。それは双子の片割れの霊で、弟に「自分は自殺であること」を伝えたいという。明は甲斐を手伝うことになる。

古書修繕店の裏家業は幽霊に関するお悩み相談 椎名蓮月『遠鳴堂あやかし事件帖 其の壱』感想

『あやかし双子~』の続刊を入手するのにちょっと時間がかかりそうだったので、こっちを先に読んでみました。 あらすじ 古書の修繕をしている遠鳴堂(とおめいどう)。しかしその店は裏の仕事もあった。遠鳴堂で暮らしている叔父に預けられた少年、明(あき…

ほかのメディアでは明かされない、しかし基本的な保育サービスの知識 大嶽広展『保育サービス業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』感想

書籍概要 働く女性の増加により、需要が増えている保育サービス。今後、どのようなサービスが必要とされるかや、保育業界が抱える問題点などを伝えていく、就活生向けの業種研究本。

妻を失った悲しみと生きる漫画家 上野顕太郎『さよならもいわずに』感想

水滴の跡はニス塗り?ですかね。 本当に涙みたいに見えます。 あらすじ 突然死んでしまった妻。漫画家の著者は、彼女の葬式を出し、喪中はがきを出し、誰かが死んだ後の「その後」をこなしていく。娘と二人、妻のいない生活を過ごす哀しみとは……。