ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

平田オリザ

日本の抱える「コミュニケーション」の矛盾 平田オリザ『わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か』感想

書籍概要 最近とみに叫ばれている「コミュニケーション能力」しかし日本においては、その言葉は大きなダブルバインドを抱えている。著者は演劇プログラムの経験を通して、本当の意味でのコミュニケーションとは何かを語る。

「演劇はこんなにも面白い!」が伝わってくる青春小説 平田オリザ『幕が上がる』感想

青春小説のおすすめ記事に上がっていた作品です。 あらすじ 地方の高校演劇部にやってきた新任の顧問が、彼女らの意識を変えていく。「大会で勝ち残りたい」という意思が、演劇のクオリティを高める。演出を担当することに主人公 は、『銀河鉄道の夜』を翻案…