民俗学
あらすじ・概要 アイヌ民族でありクリスチャンでもあった知里雪惠は、アイヌの人々が歌い継いできた神謡をローマ字で表し、さらに日本語訳した。神々や動物たちが語る、アイヌの人々の生活、そして信仰や世界観とは……。
あらすじ・概要 日本人に怖れられ、またユーモラスに描かれてきた「鬼」。その存在はどうやって確立し、文化の中でどう扱われてきたのか。中国から入ってきた鬼の概念から、節分の成立、鬼とマイノリティの関係など、鬼と日本人の歴史について語る本。 女性…
今日の更新は、白井弓子『天顕祭』再読感想です。 あらすじ・概要 鳶の若頭、真山は最近雇った女性の鳶、木島が低いところを恐れていると知る。彼女は故郷で「天顕祭」のクシナダヒメに選ばれ、儀式に携わる予定だった。しかしその儀式が不穏なものであると…
図書館のインターネット蔵書検索をうろうろしていると、『夢使い』が閉架書庫にあることを知りました。誰がこんな漫画を入れたのだろう……。と思いつつ、廃棄処分されないように借りることにしました。(図書館では長期間借りられない本は廃棄される可能性が…
今日の更新は、瀬川清子『婚姻覚書』です。 あらすじ・概要 日本における結婚とは何か。著者は日本の各地から結婚に関する文化、習俗、風習を収集。男が娘の家に通うもの、娘が男の家に通うもの、嫁の一時的な里帰りや、かまど神との関係などなど。婚姻制度…
今日の更新は、『沖縄の怖い話 琉球怪談物語集』です。 これももうPrimeリーディングからは外れちゃったみたいですね。 書籍概要 沖縄に移住した著者は、沖縄の怪談に興味を持ち、収集を始める。沖縄の亀甲墓、霊場であるウタキ、霊能力者のユタ、沖縄戦や米…
「蛇婿入」について調べていたので、その延長としてネットで見れる資料をまとめました。自分用もかねて。 一応、それなりにソースがしっかりしてそうなもの、発信者の身元が明らかなものだけを選んでいるので、検索したらもう少しあります。
TwitterのTLで噂になっていて興味を持った本です。 あらすじ 幼馴染の大蛇と結婚の約束を交わした少女、綾乃。村祭りの舞い手に選ばれた綾乃は、祭り当日に謎の男に襲われる。間一髪で彼女を救ったのは、ほうきに乗った魔女だった。綾乃はそのまま、魔女たち…
ちょっと時間が開いてしまったけど下巻を読んでいました。前巻の感想はこちら。 honkuimusi.hatenablog.com あらすじ 20か月以上孕んでいる女性、消えた赤ん坊、失踪した男……。謎が謎が呼ぶ館で、京極堂は謎解きをする。あらゆる因縁が明かされ、衝撃の事…
どこかで見た名前だと思ったら『ロシア異界幻想』を書いた方でした。あれも面白かったです。 書籍概要 死者が墓から起き上がり、血を吸うというスラヴ圏の吸血鬼。その伝承に関わる人狼、夢魔、死神などの魔物の考察や、フィクションにおける吸血鬼の扱いに…
【中古】よばいのあったころ 証言・周防の性風俗 向谷喜久江 マツノ書店B6版ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 民俗 > 風俗・習慣ショップ: 光国家書店価格: 1,800円 Twitterで知り合いが読んでいて内容が気になったので借りました。…
人狼や吸血鬼について調べてみたくなったので借りてきた本です。 でっかい図書館はいろんな本が置いてあるから楽しい。 書籍概要 人間が狼に変身し、人々を襲うという「人狼」。そのルーツには人間から動物への変身にまつわる神話があった。人間の人喰いへの…
『図説 百鬼夜行絵巻をよむ』を読んでました。 そもそもはWikipediaの付喪神の項目に参考文献として載っていて、そこから図書館で取り寄せたものです。 これがなかなか興味深い内容で、審神者(刀剣乱舞のプレイヤー)から見た感想を書きます。 図説 百鬼夜…
あべのハルカス美術館でやっている『大妖怪展』を見てきました。 いや~面白かったです。 yo-kai2016.com
国立民族学博物館の中央アジア展示が新しくなったそうで。 新しくなった中央・北アジア展示に「社会主義の時代」セクションが登場。ソ連の影響を強く受けた中央・北アジアでは、社会主義の理想を実現しようと生活の改善がすすめられました。このため、さまざ…
『ちちんぷいぷい 「まじない」の民俗』を読みました。 久しぶりに民俗学系の文章が読みたくなったのでセレクト。 ちちんぷいぷい―「まじない」の民俗 作者: 神崎宣武 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 1999/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る…