ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

演劇

助っ人少女がミュージカルの舞台に挑む 森絵都『無限大ガール』感想

AmazonKindleで売っている短編、Kindle Singleの本です。 あらすじ こうと決めたら猪突猛進! 眩しいぐらいまっすぐな高校生女子が大活躍する、爽やかで甘酸っぱい青春小説の短編。高校二年生の相川早奈(あいかわ・さな)は「日替わりハケン部員」。きょう…

古い台本の呪いで嬉しくないハーレム状態 来楽零『ロミオの災難』再読感想

好きだった本を読み返すシリーズ。初めて読んだのは大学生の時でした。 あらすじ 一年生五人だけの演劇部。文化祭の公演の相談をしていると、五人で演じられる『ロミオとジュリエット』の台本が落ちてきた。その台本を演じることにした五人だったが、なぜか…

吸血鬼の娘がたどる、父と母の永遠の愛 野村美月『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる Long Long Engage』感想

ちょっと悲しくて続きが読めなかったのですが、ようやく補完編に手を付けました。 あらすじ 彼氏の神にプロポーズされ、一緒にイギリスに行かないかと持ちかけられたミナ。しかし彼女は、その申し出を断ってしまう。父をひとりにするわけにはいかないとミナ…

『舞台刀剣乱舞 ジョ伝 三つら星刀語り』 伏線や気づいたことメモ【ネタバレあり】

未試聴の人にはあまり関係ないのですが、ジョ伝の配信を見ていて気づいたことについて書き残しておきます。 www.dmm.com 感想記事はこちら honkuimusi.hatenablog.com

財力を感じる豪華な演出 劇団四季『オペラ座の怪人』京都公演感想

オペラ座の怪人を見に行きました。 なぜか最近Amazonリンクの貼り付けがうまくいかないので、表示されてなかったらすみません。 あらすじ パリのオペラ座で、謎の声に歌を教わるクリスティーヌ。彼女はプリマドンナカルロッタの代役を務め、一躍有名になる。…

俳優で音楽家のネガティブ面白お兄さんはときどき哲学する 星野源『そして生活はつづく』感想

親からの借り物。結構エッセイ本はシェアしてます。 あらすじ 俳優業、音楽業、文筆業など、マルチに仕事をしている星野源。しかし、その日常は案外情けないものだった。携帯電話料金を払い忘れたり、全裸で風呂掃除をしたり……ささやかに、でも独特に続いて…

短編形式で二人の三学期における日常を描く 野村美月『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる5』

あらすじ 晴れて恋人同士となった綾音と詩也。しかし、脚本担当のいち子から、交際を認めてもらえなかった。二人は付き合っていないという体で生活することになる。そしてレグルスのバレンタイン公演は、毎年恒例の「ロミオとジュリエット」になって……。

プライドの高い面白お姉さんがレグルスに戻ってきた 野村美月『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる4』感想

あらすじ クリスマス公演の演目が「エロスとプシケー」に決まった。エロスを生き生きと演じる詩也に対して、綾音はスランプに陥る。詩也と綾音の関係はすれ違ってしまったまま、あるべき姿を求めて迷走する。

演劇部の合同公演で彼女が失った「恋」は 野村美月『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる 3』感想

吸血鬼小説を読むシリーズ。 あらすじ 四つの演劇部の選抜合同公演に参加することになった詩也。演目は『とりかえばや』。詩也はプレイボーイな宰相中将に苦戦する。稽古するうちに、ある人物が吸血鬼ではないかという疑いがもたれ……。

日本の抱える「コミュニケーション」の矛盾 平田オリザ『わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か』感想

書籍概要 最近とみに叫ばれている「コミュニケーション能力」しかし日本においては、その言葉は大きなダブルバインドを抱えている。著者は演劇プログラムの経験を通して、本当の意味でのコミュニケーションとは何かを語る。

学園の吸血鬼俳優はスキャンダルに巻き込まれてピンチ 野村美月『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる2』感想

吸血鬼の小説を読むシリーズ。 あらすじ 正式に演劇部員になった詩也。しかし、スキャンダルに巻き込まれてしまいレグルス全体の評価を落とす。次の役である『マイ・フェア・レディ』の言語学者ヒギンズの練習も上手くいかず、空回りを続けてしまう。