ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

漫画

『被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40』アベナオミ 学研プラス 感想

あらすじ・概要 東日本大震災によって被災した漫画家・イラストレーターのアベナオミ。幸運にも家族全員が生き延びた彼女は、日々の生活に防災を取り入れるようになる。防災に役立つグッズや習慣、防災にまつわるコミックエッセイを収録。 自分が助かること…

『まんが版 大阪市の歴史』さいわい徹 和泉書院

あらすじ・概要 日本第二の都市として栄えてきた大阪、古代、難波宮の時代から、武士の時代、商人の時代、そして明治維新後、戦後まで、その権力の興亡と文化をたどる。大阪の歴史を語る学習漫画。 大阪における権力の興亡 最近大阪の歴史について学ぶことが…

『精子バンクで出産しました!アセクシャルな私、選択的シングルマザーになる』華京院レイ・上村秀子 LScomic 感想

あらすじ・概要 アセクシャル(他人に恋愛感情を持たない人)で性別違和を抱えて生きてきた著者。自分が家族とのわだかまりを抱えていたことから、「家族が欲しい」と思い、精子バンクでの妊娠を目指す。精子バンクを使った妊娠のややこしさや、妊娠した後の…

『小さな紳士と山の化け物』ぬら次郎 KADOKAWA 全3巻 感想

あらすじ・概要 今まで恋をしたことがなかった猫の紳士は、山に住む怪物「お嬢さん」に恋をする。一緒に食料を集めたり、会話をしたりしながら、ふたりの距離は近づいていく。だが、紳士は「お嬢さん」と違う存在であることを気にし始める。 怪物と紳士のピ…

『旦那が突然死んだので発達障害児を一人で育てることになりました』せせらぎ バンブーコミックス 感想

あらすじ・概要 突然伴侶を失い、悲しみにくれる著者。そんな中、子どもの発達障害が判明する。大黒柱として、家事労働者として働く一方、子どもの療育についても悩む必要が出てくる。てんやわんやの家庭で、著者が見いだした救いとは。 自分だけでは子育て…

『ハンサムマストダイ』アストラ芦魔 ジャンプコミックス 感想

あらすじ・概要 アイドルファンであるあまり、アイドルのような格好いい振る舞いを好むようになった悠里。しかし、自分がファンだったアイドル、涼が殺害されたことを知り、爆発首輪によってアイドルたちを搾取するシステムを破壊しようとする。その為に、ア…

『青青の時代』山岸涼子 モーニングコミックス 感想

あらすじ・概要 南の島に暮らす少女壱与は、気がふれているがときおり神がかりのようなものを示すばばさまと暮らしていた。ある日島に男たちがやってきて、壱与とばばさまは連れ去られてしまう。やってきたのは男性の王と「聞こえさま」と呼ばれる巫女が統治…

『北欧女子オーサ、日本で恋をする』オーサ・イェークストロム KADOKAWA 感想

あらすじ・概要 北欧からやってきたオタク漫画家、オーサは、日本でも恋愛をしてみたいと思う。しかし、日本の恋愛観はスウェーデンとはまったく違うものだった。告白や男性がおごるシステム、家族のあり方などを通して、スウェーデンと日本の性別に対する観…

『身内に(ヤ)がおりましてん。』カツヒロ BAMBOO ESSSY SELECTION 感想

あらすじ・概要 著者、カツヒロのおじはヤクザだった。おじさんに溺愛されていた著者は、その過程でヤクザの世界を垣間見る。大阪を舞台に繰り広げられる、子どもから見たヤクザの暴力、犯罪、日常とは……。 シャレにならないアウトローの日常が面白い 面白か…

コミックエッセイ漫画家、細川貂々のおすすめ作品18選

今回はコミックエッセイ漫画家、細川貂々のおすすめ作品をまとめました。 著者のコミックエッセイのファンなので、過去作を読み返しながら書きました。 お出かけ 『おでかけブック』 『日帰り旅行は電車に乗って 関西編』 『親子テツ』 ファッション・美容 …

『そして〈彼〉は〈彼女〉になった 安富教授と困った仲間たち』細川貂々 集英社 感想

あらすじ・概要 女装の東大教授、安冨歩とその相棒である「ふーちゃん」。彼等には抑圧的な親に悩まされ、生きづらさを抱えていたという共通点があった。過去の恋愛や結婚についての違和感を乗り越えて、自分らしい生き方を獲得していくふたりを描いた作品。…

『ダンジョン飯』九井諒子 HARUTA COMIX  感想

あらすじ・概要 ダンジョンで妹、ファリンを失ったライオスは、残ったパーティメンバーでファリンを回収し蘇生しようと試みる。しかし食料はなく、ダンジョンで自給自足することを迫られた。魔物オタクのライオスはダンジョンに住まう、魔物を調理、実食しな…

『さよなら、子ども虐待』細川貂々・今一生 創元社 感想

あらすじ・概要 日本における子ども虐待は減ってはいない。子どものために何ができるのか。核家族化し、閉鎖的になる現代の家庭で、虐待を防ぐ対策について考える。親、子ども、地域社会が虐待をせず幸せに暮らせる世界を目指す。 まんがでわかる子ども虐待 …

『てんてん手帖』細川貂々 集英社 感想

あらすじ・概要 漫画家、細川貂々はアンティークなもの、古いものが好き。古いものを作ったり売ったりしている店に行ったり、骨董市に出かけたり、縁起物を買ったり。自分のペースで古くてかわいいものを楽しむ姿を描く。 古くてかわいいものについて語る著…

『いろはにいぐあな』細川貂々 集英社

あらすじ・概要 爬虫類、イグアナを飼っている著者夫婦。イグアナの面白エピソードや、飼育の苦労、イグアナとの交流をコミックエッセイに描く。イグアナを飼うことになった人たちの集まりや、あるあるについても語る。 珍しい動物を飼うということの面白さ…

『旦那が突然死にました』せせらぎ エムディーエムコーポレーション 感想

あらすじ・概要 ある日突然夫が急死し、著者は子どもたちとともに取り残される。愛する人を失った悲しみに襲われ、シングルマザーとしての子育てに奔走する毎日を送る。泣いたり笑ったりする日の中で、家族の死と向き合っていく。 好きな人を失うことは論理…

『日出処の天子』山岸涼子 白泉社文庫 感想

あらすじ・概要 古くからの神道を信仰する人々と、大陸からもたらされた仏教を支持する人々が対立する古代日本。蘇我家の少年毛人(えみし)は不思議な王子、厩戸皇子と出会う。彼は超常的な能力を持ち、周囲の人を政治的に操っていた。一方で、彼には、「女…

『世界の終わりのオタクたち』羽流木はない ビームコミックス 感想

あらすじ・概要 年下のオタクに執着しているオタクや、同人誌を薪にできないオタク。終末世界に暮らしているオタクは、作品について何を思うのか。ハードな状況の中で、なお創作を、コンテンツを愛するオタクたちの連作短編。 浅ましくも魅力的なオタクたち…

『母親に捨てられて残された子どもの話』菊屋きく子 KADOKAWA 感想

あらすじ・概要 主人公の家には母親がおらず、父と祖母と暮らしていた。家庭に興味のない父と、暴言を吐きながら主人公を育てる祖母。主人公は孤独にさいなまれる子ども時代を送る。父の再婚相手がやってきて、祖母が施設に行くことになってから、主人公も自…

『”隠れビッチ”やってました』あらいぴろよ 光文社 感想

あらすじ・概要 男性たちをもてあそび、振ることで歪んだ承認欲求を得ていた著者。一方で、絵での仕事がしたいと思いながらも、行動に移せない夢見る女性でもあった。著者が自分の内面に向き合い、自分と相手を大事にすることを学ぶと、人生が変わり始める …

『イグアナの嫁』細川貂々 幻冬舎文庫 感想

あらすじ・概要 漫画家志望の著者と、仕事をしていない夫の夫婦は、ある日イグアナを飼い始める。自分本位だった家庭は、イグアナの存在によって変わり始める。少しずつ上手くいっていると思った矢先に、夫が過労によってうつ病になってしまう。著者は一家の…

『ガートルードのレシピ』草川為 白泉社文庫

あらすじ・概要 少女サハラはつぎはぎの悪魔、ガートルードと出会う。彼は自分の設計図「ガートルードのレシピ」を探していた。体の一部を返してほしい悪魔や、ガートルードのレシピを狙う者たちと戦いながら、サハラとガートルードは恋を育んでいく。 サハ…

『かんもくって何なの!? しゃべれない日々を抜け出た私』モリナガアメ 合同出版

あらすじ・概要 特定の場所で話せなくなる病、かんもくになってしまった著者。機能不全に陥る家族の中で、必死に暮らしていた。大人になって、話せるようになっても、かんもくであること、親にまともに愛されなかったことを引きずって生きていた。 機能不全…

人外キャラクターが魅力的な漫画おすすめ20選 ファンタジー、SFから

今回は、人外キャラクターが魅力的な漫画のおすすめを書きました。 人外の定義はいろいろですが、この記事ではかなりゆるめの定義をしています。 ファンタジー 『社畜OLと悪魔ショタ』白野アキヒロ 『トルソの僕ら』墨佳遼 『大きい犬』スケラッコ 『午後五…

『おでかけブック』細川貂々 大和書房 感想

あらすじ・概要 アンティークなもの、古いものが好きな著者は、それにまつわる場所に出かける。古いものが手に入る町、昔の風俗を展示した博物館、海で古いガラス瓶探しなど、おでかけの日々を描いたコミックエッセイ。 アンティークなものにまつわるお出か…

『綿の国星』大島弓子 白泉社文庫 感想

あらすじ・概要 とある家庭に拾われたチビ猫は、自分も大きくなったら人間になるのだと信じていた。しかし猫は人間にはなれないと教えられ、ショックを受ける。野良猫飼い猫、純潔種や雑種など、猫と人間たちの関係を擬人化したキャラクターで語るシリーズ。…

『ニューヨーク・ニューヨーク』羅川真里茂 白泉社文庫 感想

あらすじ・概要 ゲイのケインは、メルという男性と運命的な出会いをし、付き合い始める。しかし、メルの悲しい過去や、ゲイに対する周囲の無理解によって、傷つくことも多かった。将来を誓ったふたりはゲイ教会で結婚をする。ところが、結婚してすぐメルが失…

『ツレと私のふたりぐらしマニュアル』細川貂々 文春文庫 感想

あらすじ・概要 ある日専業主夫になったツレと、ネガティブでひねくれものの漫画家の生活。イグアナのイグや亀たちも含めて、ときに楽しく、ときに情けない日常を描いたコミックエッセイ。 夫のうつの中連載されていたエッセイ 夫との生活を漫画にしていたと…

『私はかんもくガール』らせんゆむ 合同出版 感想

あらすじ・概要 子どもの頃、ずっと黙っていた著者は、支配的な友人に振り回されたり、周囲のからかいの対象になったりする。思春期から青年期にかけてかんもくを脱出するが、今度はうつや不眠に悩まされる。かんもく女性の今までを描いたコミックエッセイ …

『旦那さんはアスペルガー』シリーズ 野波ツナ コスミック出版 感想

あらすじ・概要 子どもが小さいころは協力的で、子育ても積極的に行ってくれた夫。しかし無職になったことをきっかけに、家族の歯車は狂い始める。夫がアスペルガーと知り、たくさんの葛藤や悩みを乗り越え、ほどほどの距離感で付き合うようになったカサンド…