ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

紅玉いづき

「詩人」であることがスティグマとして扱われるのが辛すぎ―紅玉いづき『現代詩人探偵』感想

今日の更新は、紅玉いづき『現代詩人探偵』です。 あらすじ オフ会で「10年後に会おう」と言って別れた詩人たち。10年後、彼らが集まってみると、四人もの詩人が亡くなっていた。その詩から「探偵くん」とあだ名される主人公は、彼らの死の理由を探り始…

スマートフォンなどの若者のテクノロジーから生まれる恋愛を描く 紅玉いづき『青春離婚』感想

『青春離婚』というタイトルがキャッチ―で気になっていた本です。背景はバーコードでしょうか。 あらすじ 同じ苗字を持つゆえに、「夫婦」とからかわれる二人。アプリ開発をきっかけに、彼らの距離は縮まる。表題作『青春離婚』などを含む、スマートフォンと…