ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

青春

不登校少女が大学に受かるまで―青木光恵『不登校の17歳 出席日数ギリギリ日記』

今日の更新は、青木光恵『不登校の17歳』です。 あらすじ・書籍概要 中学生の時から不登校で、ぎりぎりの状態で高校に受かった娘。しかしそこでも学校になじめず、休みがちになってしまう。出席日数の綱渡りをしながら、どうにか高校を卒業しようとする姿を…

絶望する少年少女が一部屋に集う―十文字青『絶望同盟』

今日の更新は、十文字青『絶望同盟』です。 広告会社にBANされないか若干心配になる表紙だな……。 あらすじ ロリコンである当麻ネンジは、それゆえに将来を悲観していた。そんな折、高校生なのに女子小学生のような容姿をした子を見つけ……。絶望しながら部屋…

中央アジアの国の、政治と戦争とシスターフッド―宮内悠介『あとは野となれ大和撫子』

今日の更新は、宮内悠介『あとは野となれ大和撫子』です。 あらすじ・書籍概要 アラルスタンの戦争で両親を失った日系少女、ナツキ。彼女は後宮(事実上の学校施設)に入り、そこで学んでいた。しかし現大統領が暗殺され、議員たちは逃げ出した。後宮の少女…

学校をやめてダンスをした少女の青春―青沼貴子『かわいいころを過ぎたら アン18歳』

今日の更新は、青沼貴子『かわいいころを過ぎたら アン18歳』です。 あらすじ・書籍概要 手のかからない子だった娘、アン。彼女は高校二年生で、「学校をやめてダンスに専念する」と宣言する。著者は、アンの本気を信じて通信制高校に転校させる。果たして彼…

いつもダメダメな冴えない青春―細川貂々『どーすんの? 私』

今日の更新は、細川貂々『どーすんの? 私』です。 あらすじ・書籍概要 高校を卒業し、就職も進学もせずにだらだら暮らしていた著者。アルバイトをしてみるものの、そこではトラブル続きで……漫画家細川貂々の冴えない青春を描いたコミックエッセイ。

失うものがないのに恥をかくことを恐れる―滝本竜彦『NHKにようこそ!』

今日の更新は、『NHKにようこそ!』です。 あらすじ 引きこもりの主人公は、新興宗教の勧誘にやってきた少女・岬と出会う。隣人の後輩とともに、「このままではいけない」」と思いつつ迷走する引きこもり人生を送る主人公に、岬は干渉しようとするが……。

好きになれない主人公のハーレム展開ほどつらいものはない―森晶麿『僕が恋したカフカな彼女』

今日の更新は、森晶麿『僕が恋したカフカな彼女』です。 すみません、最初に言っときますけど酷評です! あらすじ 深海楓は不可能趣味にそそられて架能風香に恋文を渡すが、あっけなくふられてしまう。楓は彼女に食い下がるために、カフカを手本に小説を書き…

孤独を選んだ少年が人を頼ることを知る―遍柳一『平浦ファミリズム』

今日の更新は、遍柳一『平浦ファミリズム』です。 青春ライトノベルのおすすめ記事にに複数回あげられているのを見かけたので興味を持った本。 表紙が家族写真のようなのが珍しいです。 あらすじ・書籍概要 ベンチャー企業の社長だった母を亡くした平浦一家…

青春というファンタジー空想空間―古谷兎丸・乙一『少年少女漂流記』

今日の更新は、古谷兎丸・乙一『少年少女漂流記』です。 あらすじ 孤立、親との関係、ダイエット。悩みを抱える少年少女たち。彼らの心はファンタジックな風景を生み出す。小説家の乙一と漫画家の古谷兎丸の合作である連作青春短編。

かわいい女の子が見たい欲求が満たされた―桜庭一樹『荒野』

今日の更新は、桜庭一樹『荒野』です。 最近バタバタしてて更新遅れててすみません。しばらくこの調子だと思います。 あらすじ 恋愛小説家の娘、荒野。奔放な父とふたりで暮らしていたが、父の再婚によって日常は一転する。連れ子の悠也との淡い恋、義母との…

台湾映画『私を月に連れてって』が青春すぎて心が痛くなった

素材:Canva(https://www.canva.com/) www.oaff.jp 地上波放送で台湾映画『私を月に連れてって』を見ました。 どうやら日本語でDVD化はされてないっぽいですね。 あらすじ 日本でアーティストを目指していた李恩佩が自殺した。彼女とバンドを組んでいた友…

鉄を操る少女の短く荒々しい青春―桜庭一樹『製鉄天使』感想

今日の更新は、桜庭一樹『製鉄天使』です。 あらすじ 製鉄所の社長の娘赤緑豆小豆は、その鉄を操る能力でレディースとして成り上がる。その後部座席には、マスコットの菫がいた。中学卒業をきっかけに、小豆と菫は離れ離れになるが……。

デジタルなギミックを使ったノベルゲーム―「怪異掲示板と七つのウワサ」感想

今日の更新は、ノベルゲーム「怪異掲示板と七つのウワサ」です。 play.google.com

フェチや関係性にうまく乗れなかった―瑞智上記『あまがみエメンタール』感想

今日の更新は、瑞智上記『あまがみエメンタール』です。 著者プロフィール欄見て気づいたんですが、改名した『幽霊列車とこんぺい糖』の人だったんですね。 あらすじ ストレスを感じると、心音を噛んでしまう莉子。一方で、心音のほうも、「莉子に噛まれる」…

王道だけどちょっと物足りない―葛西伸哉『世界が終わる場所へ君をつれていく』感想

今日の更新は、葛西伸哉『世界が終わる場所へ君をつれていく」です。 一冊完結のライトノベルおすすめで紹介されていたもの。 あらすじ 青森に、メタリックな謎の木が生えた。金属の塊を飛ばすそれのせいで、周辺住民は避難を余儀なくされる。しかしふたりの…

嫌いではないけれど設定がわかりにくい―森田季節『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』感想

今日の更新は、森田季節『ベネズエラ・ビター・マイスウィート』です。 あまり書くことがなかったので文章短め。 あらすじ 高校生の明美は、「人を殺した」と同級生の神野から告白される。実は明美も、人を殺したことがあった。ふたりは「実祈」という少女を…

女子高生バンドが韓国留学生を引きずり込んで文化祭に出る―『リンダリンダリンダ』再試聴感想【AmazonPrimeビデオ】

今日の更新は、『リンダリンダリンダ』です。 学生時代に見たものを、再試聴。 あらすじ 喧嘩別れしてしまった女子高生のガールズバンドは、文化祭に出るために韓国の留学生ソンを引きずり込む。コピーするのはブルーハーツの曲。果たして文化祭に間に合わせ…

キャッチ―に少年少女の「今」を描く! 青春ライトノベルおすすめ7選

素材:ぱくたそ(https://www.pakutaso.com/) 今日の更新は、「青春ライトノベルおすすめまとめ」です。 青春というくくりだと余り読まないんですけれど、好きな作品の中に「青春」の要素を含むものは結構あるなあと思いました。 それではいってみよう! 『…

着実に描写を積み重ねていく時間SF―一穂ミチ『きょうの日はさようなら』感想

今日の更新は、一穂ミチ『きょうの日はさようなら』です。 ライト文芸レーベルの作品をいろいろ読むシリーズ。 あらすじ 双子のきょうだいの明日子と日々人は、いとこの今日子と暮らすことになった。彼女は、コールドスリープによって30年前からやってきた女…

学校の授業で見せられた映画みたいな小説―榊一郎『カタナなでしこ』感想

今日の更新は、榊一郎『カタナなでしこ』です。 ライト文芸のおすすめ本に載せられていた本です。 あらすじ 高校生の千鶴は、祖父の遺品整理のときに日本刀を見つける。彼女は同級生の紗和子、鏡美、音々と、グループワークで刀の拵えを作ることになった。だ…

【考察】「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」がえぐい ~主人公の座をめぐる戦いについて~

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』を見ました。 いろいろ考えたことがあった作品なので、今回は感想ではなく考察を。 すっごくネタバレしてるのでご注意ください。 あと舞台の方は見てないので、その辺の情報が入ってないけど許してほしい。 あらすじ 聖翔…

ファンタジー×少年少女! 世界観が美しい! 荻原規子のおすすめ小説6選

素材:ぱくたそ https://www.pakutaso.com/ 今日の更新は荻原規子のおすすめまとめです。 アクセス解析で「荻原規子 おすすめ」で検索してきた人がいたので書いてみました。 こうして書いてみると、作品によってがっつり作風が変わる方ですね。 それではいっ…

はすに構えた主人公の決断が最高―城平京『雨の日も神様と相撲を』感想

今日の更新は、城平京『雨の日も神様と相撲を』です。 表紙のイラストがめちゃくちゃかわいいですね。 あらすじ 事故で両親を失った文季(ふみき)。引き取られた叔父の元に向かうと、そこはカエルを崇め、相撲を中心として生活している村だった。子どものこ…

人外×女子高生のアイデアが迸る本―野干ツヅラ『午後五時四十六分 野干ツヅラ短編集』感想

今日の更新は野干ツヅラ『午後五時四十六分』です。 一冊完結漫画のまとめ買い、最後の本です。 表紙は多色刷りかな。かっこいいですね~。 あらすじ こっくりさん、透明人間、信号機……。愛を覚えるのは人間だけではない。人外と女子高生の恋と交流を描く短…

面白いけど好みじゃなかった―扇風気周『視ル視ルうちに好きになる』感想

今日の更新は扇風機周(せんぷうき まわる)の『視ル視ルうちに好きになる』です。 一冊完結のライトノベルおすすめで出てきた作品です。 あらすじ 未来が見える神崎早苗と、生命力を吸い取ったり渡したりできる幽霊の三島洋平。ふたりは自分の能力を使って…

架空のスポーツをさもあったかのように語る手腕に脱帽―天沢夏月『サマー・ランサー』感想

今日の更新は天沢夏月『サマー・ランサー』です。 一巻完結ライトノベルの紹介にあった本です。 あらすじ 剣道の才能を持ちながら、祖父の死をきっかけに剣道をやめた天智。そんな彼は、高校入学をきっかけに「槍道」に出会う。天智は槍道部の仲間たちを通し…

若さゆえの傲慢さがうらやましくなる―与謝野晶子『みだれ髪』(新潮文庫)感想

今日の更新は与謝野晶子『みだれ髪』です。 少し短歌をかじってみようかな、ということで選ばれた本です。 書籍概要 歌人与謝野晶子。彼女が若さや自身の美しさ、青春や恋について詠み、運命の人の与謝野鉄幹によって発刊した。そこに現代語訳や解説を加え、…

ひたすら露悪趣味、でも結構好き―稲庭淳『ラン・オーバー』感想

今日の更新は、稲庭淳『ラン・オーバー』です。 表紙と中身の雰囲気が全く違います。 あらすじ 転校生、湊里香に秘密を握られた伊園は、言われるがままに同棲生活をスタートさせる。彼女は、クラスのいじめの頂点にいるカップルに反撃することを提案した。そ…

闇と光のサスペンスノベルゲーム―『図書室のネヴァジスタ』感想記事まとめと総評

エンドをコンプリートしたので、『図書室のネヴァジスタ』の感想記事のまとめを作りました。 ちなみにこの記事にはネタバレはないですが、各感想へのリンクはネタバレだらけなのでご注意ください。 あらすじ ある日、目を覚ますとどこかに監禁されていた津久…

『図書室のネヴァジスタ』感想その5~煉慈ルート~【ネタバレ有】

今日の更新は『図書室のネヴァジスタ』の辻村煉慈ルートの感想です。 これまでの感想はこちら。 『図書室のネヴァジスタ』感想その1~瞠ルート~【ネタバレ有】 『図書室のネヴァジスタ』感想その2~春人ルート~【ネタバレ有】 『図書室のネヴァジスタ』…