ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

青春

女子高生バンドが韓国留学生を引きずり込んで文化祭に出る―『リンダリンダリンダ』再試聴感想【AmazonPrimeビデオ】

今日の更新は、『リンダリンダリンダ』です。 学生時代に見たものを、再試聴。 あらすじ 喧嘩別れしてしまった女子高生のガールズバンドは、文化祭に出るために韓国の留学生ソンを引きずり込む。コピーするのはブルーハーツの曲。果たして文化祭に間に合わせ…

キャッチ―に少年少女の「今」を描く! 青春ライトノベルおすすめ7選

素材:ぱくたそ(https://www.pakutaso.com/) 今日の更新は、「青春ライトノベルおすすめまとめ」です。 青春というくくりだと余り読まないんですけれど、好きな作品の中に「青春」の要素を含むものは結構あるなあと思いました。 それではいってみよう! 『…

着実に描写を積み重ねていく時間SF―一穂ミチ『きょうの日はさようなら』感想

今日の更新は、一穂ミチ『きょうの日はさようなら』です。 ライト文芸レーベルの作品をいろいろ読むシリーズ。 あらすじ 双子のきょうだいの明日子と日々人は、いとこの今日子と暮らすことになった。彼女は、コールドスリープによって30年前からやってきた女…

学校の授業で見せられた映画みたいな小説―榊一郎『カタナなでしこ』感想

今日の更新は、榊一郎『カタナなでしこ』です。 ライト文芸のおすすめ本に載せられていた本です。 あらすじ 高校生の千鶴は、祖父の遺品整理のときに日本刀を見つける。彼女は同級生の紗和子、鏡美、音々と、グループワークで刀の拵えを作ることになった。だ…

【考察】「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」がえぐい ~主人公の座をめぐる戦いについて~

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』を見ました。 いろいろ考えたことがあった作品なので、今回は感想ではなく考察を。 すっごくネタバレしてるのでご注意ください。 あと舞台の方は見てないので、その辺の情報が入ってないけど許してほしい。 あらすじ 聖翔…

ファンタジー×少年少女! 世界観が美しい! 荻原規子のおすすめ小説6選

素材:ぱくたそ https://www.pakutaso.com/ 今日の更新は荻原規子のおすすめまとめです。 アクセス解析で「荻原規子 おすすめ」で検索してきた人がいたので書いてみました。 こうして書いてみると、作品によってがっつり作風が変わる方ですね。 それではいっ…

はすに構えた主人公の決断が最高―城平京『雨の日も神様と相撲を』感想

今日の更新は、城平京『雨の日も神様と相撲を』です。 表紙のイラストがめちゃくちゃかわいいですね。 あらすじ 事故で両親を失った文季(ふみき)。引き取られた叔父の元に向かうと、そこはカエルを崇め、相撲を中心として生活している村だった。子どものこ…

人外×女子高生のアイデアが迸る本―野干ツヅラ『午後五時四十六分 野干ツヅラ短編集』感想

今日の更新は野干ツヅラ『午後五時四十六分』です。 一冊完結漫画のまとめ買い、最後の本です。 表紙は多色刷りかな。かっこいいですね~。 あらすじ こっくりさん、透明人間、信号機……。愛を覚えるのは人間だけではない。人外と女子高生の恋と交流を描く短…

面白いけど好みじゃなかった―扇風気周『視ル視ルうちに好きになる』感想

今日の更新は扇風機周(せんぷうき まわる)の『視ル視ルうちに好きになる』です。 一冊完結のライトノベルおすすめで出てきた作品です。 あらすじ 未来が見える神崎早苗と、生命力を吸い取ったり渡したりできる幽霊の三島洋平。ふたりは自分の能力を使って…

架空のスポーツをさもあったかのように語る手腕に脱帽―天沢夏月『サマー・ランサー』感想

今日の更新は天沢夏月『サマー・ランサー』です。 一巻完結ライトノベルの紹介にあった本です。 あらすじ 剣道の才能を持ちながら、祖父の死をきっかけに剣道をやめた天智。そんな彼は、高校入学をきっかけに「槍道」に出会う。天智は槍道部の仲間たちを通し…

若さゆえの傲慢さがうらやましくなる―与謝野晶子『みだれ髪』(新潮文庫)感想

今日の更新は与謝野晶子『みだれ髪』です。 少し短歌をかじってみようかな、ということで選ばれた本です。 書籍概要 歌人与謝野晶子。彼女が若さや自身の美しさ、青春や恋について詠み、運命の人の与謝野鉄幹によって発刊した。そこに現代語訳や解説を加え、…

ひたすら露悪趣味、でも結構好き―稲庭淳『ラン・オーバー』感想

今日の更新は、稲庭淳『ラン・オーバー』です。 表紙と中身の雰囲気が全く違います。 あらすじ 転校生、湊里香に秘密を握られた伊園は、言われるがままに同棲生活をスタートさせる。彼女は、クラスのいじめの頂点にいるカップルに反撃することを提案した。そ…

闇と光のサスペンスノベルゲーム―『図書室のネヴァジスタ』感想記事まとめと総評

エンドをコンプリートしたので、『図書室のネヴァジスタ』の感想記事のまとめを作りました。 ちなみにこの記事にはネタバレはないですが、各感想へのリンクはネタバレだらけなのでご注意ください。 あらすじ ある日、目を覚ますとどこかに監禁されていた津久…

『図書室のネヴァジスタ』感想その5~煉慈ルート~【ネタバレ有】

今日の更新は『図書室のネヴァジスタ』の辻村煉慈ルートの感想です。 これまでの感想はこちら。 『図書室のネヴァジスタ』感想その1~瞠ルート~【ネタバレ有】 『図書室のネヴァジスタ』感想その2~春人ルート~【ネタバレ有】 『図書室のネヴァジスタ』…

音楽と学校を描いた青春葛藤ストーリー―佐藤多佳子『第二音楽室』感想

今日の更新は佐藤多佳子『第二音楽室』です。 『聖夜』とは同じテーマを使ったシリーズです。内容につながりはありません。 honkuimusi.hatenablog.com あらすじ 鼓笛隊で、メインの楽器を落とされ、ピアニカを拭くことになった子どもたち。彼らは第二音楽室…

完璧な牧師と、不倫した妻との断絶―佐藤多佳子『聖夜』感想

今日の更新は佐藤多佳子『聖夜』です。 『黄色い目の魚』に続いて同じ作者の本を読んでますが、別に狙ったわけではありませんでした。たまたま。 あらすじ キリスト教系の学校でオルガンを弾いている一哉。不倫して出て行った母親や、完璧な父親への屈折した…

助っ人少女がミュージカルの舞台に挑む 森絵都『無限大ガール』感想

AmazonKindleで売っている短編、Kindle Singleの本です。 あらすじ こうと決めたら猪突猛進! 眩しいぐらいまっすぐな高校生女子が大活躍する、爽やかで甘酸っぱい青春小説の短編。高校二年生の相川早奈(あいかわ・さな)は「日替わりハケン部員」。きょう…

那須与一の霊に憑りつかれて弓道部へ 末羽瑛『キュードー・ライフ!』感想

あらすじ ひょんなことから那須与一の霊に憑りつかれた良治。彼はひとりきりで弓道部の活動をしていた鹿目梓に一目ぼれし、弓道部に入部する。良治はどんどん弓道の楽しさにのめり込んでいき……。

『図書室のネヴァジスタ』感想その4~咲ルート~【ネタバレ有】

過去記事はこちら 『図書室のネヴァジスタ』感想その1~瞠ルート~【ネタバレ有】 『図書室のネヴァジスタ』感想その2~春人ルート~【ネタバレ有】 『図書室のネヴァジスタ』感想その3~晃弘ルート~【ネタバレ有】 あらすじ 清史郎の兄賢太郎を監禁した…

『図書室のネヴァジスタ』感想その3~晃弘ルート~【ネタバレ有】

過去記事はこちら。 『図書室のネヴァジスタ』感想その1~瞠ルート~【ネタバレ有】 『図書室のネヴァジスタ』感想その2~春人ルート~【ネタバレ有】 あらすじ 監禁中、賢太郎を殺害しようとした茅晃弘。辛くも監禁から脱出した賢太郎は、少年たちが監禁…

小説家になろうで読むろう学校百合 石川博品『あたらしくうつくしいことば』感想

商業出版の本に夢中で最近あまりweb小説を読めてないのだけれど、これはすごくよかったので覚書もかねて感想を残しておきます。 画像はKindle版の表紙です。 ncode.syosetu.com あらすじ 紗雪の通うろう学校に転校生がやってくる。彼女は紗雪たちとは違った…

吸血鬼と人間が夏時間を一緒に過ごす 石川博品『ヴァンパイア・サマータイム』再読感想

好きだった本を読み返すシリーズ。『ヴァンパイア・サマータイム』を読んだのは結構最近なのに、かなり内容を忘れていてちょっと悲しかったです。 あらすじ 吸血鬼と人が共存する世界。両親の経営しているコンビニで働くヨリマサは、毎日紅茶を買いに来る吸…

『図書室のネヴァジスタ』感想その2~春人ルート~【ネタバレ有】

ネヴァジスタ感想、春人ルート編です。 ちなみに白峰春人は右から二番目のキャラ。 あらすじ とある事情により、雑誌記者を監禁している五人の少年。そのうちの一人である白峰春人は、ある人物の遺言が残された携帯電話を入手した。そこに込められた真実を知…

何者にもなれない少女がアラビアンナイトの世界で魔神になる 荻原規子『これは王国のかぎ』再読感想

昔好きだった本を読み返すシリーズ。今回は『これは王国のかぎ』です。 たぶん最初に読んだのは中学生ぐらいです。 あらすじ 失恋をきっかけに落ち込んでいたひろみは、ある日アラビアン・ナイトの世界に魔神(ジン)として呼びだされる。ハールーンというタ…

田舎に引っ越してきた主人公がいとこに心を開いていく 『ほしのの。』感想

play.google.com あらすじ 両親の死により、田舎のおじの家に身を寄せることになった主人公。そこではいとこの榛奈(はるな)がにぎやかに、優しく接してくれていた。おじ家族と一緒に暮らすうちに、主人公は心を開き始める。

性行為が失われた世界で誰かを愛する 森田季節『不動カリンは一切動ぜず』感想

Twitterでおすすめされていたので読んでみた本です。 あらすじ すべての子どもが人工授精で生まれる時代。人々は手にノードを埋め込み思念を交換していた。中学生の火輪(かりん)と兎譚(とたん)は、学校の課題である事件を調査したことから、やっかいごと…

『図書室のネヴァジスタ』感想その1~瞠ルート~【ネタバレ有】

tarhs.booth.pm 同人ゲーム『図書室のネヴァジスタ』をプレイ中です。 このブログでは、基本的にクリア後まとめて感想を書いていますが、『図書室のネヴァジスタ』はシナリオが非常に長いので、区切りがいいところで分割して書いていこうと思います。 ついで…

岸和田の少年が犯罪と暴力の中ぐだぐだな青春を送る『岸和田少年愚連隊』感想

雑誌の映画特集に載っていた映画です。 あらすじ 大阪、岸和田で生きるワルの少年たち。けんかや問題行動を繰り返し、何度も裁判所のお世話になる。そしてそこにある友情、恋愛感情。うだつの上がらない青春を描いた作品。

吸血鬼の娘がたどる、父と母の永遠の愛 野村美月『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる Long Long Engage』感想

ちょっと悲しくて続きが読めなかったのですが、ようやく補完編に手を付けました。 あらすじ 彼氏の神にプロポーズされ、一緒にイギリスに行かないかと持ちかけられたミナ。しかし彼女は、その申し出を断ってしまう。父をひとりにするわけにはいかないとミナ…

蔵で見つけた妖刀が使ってくれと要望してくる 椎名蓮月『あやかし双子のお医者さん四 妖刀と孤独な術者』感想

表紙の花、キョウチクトウですね。花言葉は「油断大敵」「用心」。なんだか象徴的です。 あらすじ 学校の友人に頼まれ、蔵の整理を手伝っていた莉莉は、そこで古い日本刀を見つける。日本刀には付喪神が憑いており、莉莉はその付喪神に「使ってほしい」と懇…