ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

アジア各地で活躍する日本人女性たち ヤマザキマリ『ヤマザキマリのアジアで花咲け! なでしこたち2』

コミックエッセイが読みたくなったので手に取りました。 書籍概要 漫画家ヤマザキマリが、アジアの国を旅して、そこにいる日本人女性に会いに行く。コスプレを広めるオタクの人、貧しい人々を支える人など、彼女らはさまざまな目標をもってアジアの地に立っ…

貧困を防ぐために「溜め」を作る 湯浅誠『反貧困 「すべり台社会」からの脱出』再読感想

大学時代に読んだ本を再読。 書籍概要 貧困に陥る人には「溜め」がない――。人々を絶望させるのは、金銭的貧困だけではなく、コミュニティからの断絶もある。「貧困」を捉えなおし、搾取から脱出するすべを模索する本。

足の不自由な少女を中心に「友情」を描いた連作短編 重松清『きみの友だち』感想

あらすじ 事故で足が不自由になった恵美。彼女は事故にかかわったクラスメイトを責めたことをきっかけに、クラスで孤立してしまう。恵美は同じくクラスで浮いている、由香と仲良くなるが……。ひとりの少女を中心とした連作短編集。

小説家になろうで読むろう学校百合 石川博品『あたらしくうつくしいことば』感想

商業出版の本に夢中で最近あまりweb小説を読めてないのだけれど、これはすごくよかったので覚書もかねて感想を残しておきます。 画像はKindle版の表紙です。 ncode.syosetu.com あらすじ 紗雪の通うろう学校に転校生がやってくる。彼女は紗雪たちとは違った…

友情と愛情のあわい、フレンシスが好きな人に! 男女の友情を描いたおすすめ小説6選

素材:ぱくたそ https://www.pakutaso.com/ こんなツイートを見かけました。 ふと「男同士のロマンティックな友情ブロマンスって呼ぶけどヘテロの男女にもその《あわい》を示す言葉くれやfriendのromanceだからfromanceでいいんちゃうの頼む~~~」とズンドコ…

本好きのオタク漫画家が本にまつわる仕事を取材 久世番子『番線 本にまつわるエトセトラ』感想

久しぶりに著者のコミックエッセイを読みたくなったので手に取りました。 あらすじ 本の貸し借りのこと、本棚がすぐいっぱいになること……。本好きであり、漫画家の著者が本による喜びや悩みを語りつつ、校正者や国会図書館などへ取材を行う。本好きの日常や…

通販の対応がよく見た目も写真通りでよかった 「印傳のような紙のブックカバー へし切長谷部」レビュー

買おう買おうと思ってて、買い逃していました 在庫がしっかり残っている商品でよかったです。 www.plus-orange.com

男装少女が決闘をして薔薇の花嫁を勝ち取った 『少女革命ウテナ』1~12話までの感想

Amazonの配信でウテナを見てました。きりのいいところまで見終わったので感想です。 あらすじ 王子様になりたい少女天上ウテナ。彼女は姫宮アンシーに出会ったことから、生徒会の「決闘」に巻き込まれていく。順調に決闘を勝ち進んだウテナ。果たして「薔薇…

強制収容所を生き延びたユダヤ人医師の記録 ヴィクトール・フランクル『夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録』再読感想

書籍概要 ナチス・ドイツ政権下、ユダヤ人として強制収容所送りになったヴィクトール・フランクル。過酷な環境に苦しむ一方で、医師らしい冷静な視点で収容所を俯瞰する。アウシュビッツを生き延びた男性の手記。

元軍人の菓子職人が劇作家と出会う 野村美月『アルジャン・カレール 革命の英雄、或いは女王の菓子職人 上』感想

『陸と千星』のあと、もう少し野村美月の読み切りが読みたいな、と思ったので電子でぽちっと買いました。 honkuimusi.hatenablog.com あらすじ 革命のあと、再び女王が政権を取り戻したフロリア。万年スランプな劇作家のオーギュストは、小さな菓子屋を見つ…

魔女学校の生徒同士が織りなす現代の変身譚 白鷺あおい『ぬばたまおろち、しらたまおろち』感想

TwitterのTLで噂になっていて興味を持った本です。 あらすじ 幼馴染の大蛇と結婚の約束を交わした少女、綾乃。村祭りの舞い手に選ばれた綾乃は、祭り当日に謎の男に襲われる。間一髪で彼女を救ったのは、ほうきに乗った魔女だった。綾乃はそのまま、魔女たち…

読書ブログは儲かるのか? 2年書き続けた感想と、収益について

素材:ぱくたそ https://www.pakutaso.com/ ブログを始めて、4月で二年になります。 飽きっぽい自分がなんとか書き続けられたのは不思議ですが、これからも飽きるまでは更新を続けたいと思います。 今日は、ブログの収益についてお話したいと思います。

吸血鬼と人間が夏時間を一緒に過ごす 石川博品『ヴァンパイア・サマータイム』再読感想

好きだった本を読み返すシリーズ。『ヴァンパイア・サマータイム』を読んだのは結構最近なのに、かなり内容を忘れていてちょっと悲しかったです。 あらすじ 吸血鬼と人が共存する世界。両親の経営しているコンビニで働くヨリマサは、毎日紅茶を買いに来る吸…

短い文章で動物を描いたシンプルな本 ジュール・ルナール『博物誌』感想

このレビューを読んで気になった本です。 huyukiitoichi.hatenadiary.jp 書籍概要 牛や豚、昆虫、鳥……田舎にいるさまざまな動物を、著者は短い文章で描き出していく。日常の中の自然を見つめる日記文学。

『図書室のネヴァジスタ』感想その2~春人ルート~【ネタバレ有】

ネヴァジスタ感想、春人ルート編です。 ちなみに白峰春人は右から二番目のキャラ。 あらすじ とある事情により、雑誌記者を監禁している五人の少年。そのうちの一人である白峰春人は、ある人物の遺言が残された携帯電話を入手した。そこに込められた真実を知…

発達障害で美意識低い私が身だしなみについて最低限心がけていること

素材:ぱくたそ https://www.pakutaso.com/ (たまにめちゃくちゃおしゃれな人もいますが)発達障害の人は「周りにどう見られているか」というのを想像するのが苦手なので、ついだらしない格好をしてしまったりちぐはぐな格好をしてしまったりします。 それ…

塗りやすく発色がいいので使いやすい 「レブロン バーム ステイン」レビュー

口紅を変えたくなったので買ってみたもの。 店頭に「アットコスメで人気」という掲示があってつい選んでしまいました(単純)。

何者にもなれない少女がアラビアンナイトの世界で魔神になる 荻原規子『これは王国のかぎ』再読感想

昔好きだった本を読み返すシリーズ。今回は『これは王国のかぎ』です。 たぶん最初に読んだのは中学生ぐらいです。 あらすじ 失恋をきっかけに落ち込んでいたひろみは、ある日アラビアン・ナイトの世界に魔神(ジン)として呼びだされる。ハールーンというタ…

再生医療のこれからを考えさせられる一冊 ロバート・カーソン『46年目の光 視力を取り戻した男の奇跡の人生』感想

Twitterでおすすめされていたので読んでみました。図書館で取り寄せたのですが、思ったより分厚かったのでびっくりしました。 あらすじ 盲目の男性、マイク・メイは、手術によって視力を回復できるかもしれないと医者に告げられる。メイは悩んだ結果、手術を…

動物たちが歌を通して抑圧から解放される 『SING シング』感想

Amazonプライムに乗り換えました。これはAmazonプライムで初めて見る作品です。 あらすじ 動物たちが暮らす街。コアラのバスター・ムーンは、傾いた劇場を復活させるために秘策を思いつく。それは歌のコンテストをすること。かくして劇場に素人たちが集まり…

台風直撃の沖縄を旅するイラストレーター ボンボヤージュ『旅ボン 沖縄編』感想

久しぶりに読みたくなったボンボヤージュ。 あらすじ 沖縄へ一週間旅行に向かったボンボヤージュ一行。しかし同時に、沖縄に台風が直撃。灰色の空の下、旅行をすることになる。果たして旅行中にちゃんと晴れるのか……。

コピー本が作ってみたい人に!お家で簡単製本作業 中綴じホッチキス「ホッチくる」レビュー

コピー本を作ってみたかったので買いました。 Amazonで買おうと思ったんですけど、「これだと送料の割合が高いな」と思い、近所のちょっと大きめの文房具屋で探して買いました。

ポイント使いたい? 創作同人誌読みたい? 電子書籍「楽天kobo」と「Kindle」の比較とおすすめポイント

素材:ぱくたそ こんにちは。春が近づいてきましたね。 今回は私が使っている電子書籍「楽天kobo」と「Kindle」の比較記事を書こうと思います。 基本的にどちらも読むのはスマホで、購入はPCからです。

イデオロギーを着替える人はある意味うらやましい 米原万里『噓つきアーニャの真っ赤な真実』再読感想

昔好きだった本を再読するシリーズ。高校生くらいかな あらすじ 共産主義者の父の影響で、幼いころをプラハの学校で過ごした著者。大人になった著者は、そのころの学友を訪ねていく。共産主義の崩壊と国の混乱を目の当たりにした少女たちは、どのような大人…

板前さんが水族館で職員として働く 末羽瑛『水族館の板前さん』感想

『Let it BEE!』が面白かったのでお礼課金です。 honkuimusi.hatenablog.com あらすじ 働いていた料亭が閉まり、無職になった主人公、浩介は、水族館の臨時職員として働くことになる。水族館の仕事に少しずつやりがいを見出していく浩介だったが、仕事は波…

田舎に引っ越してきた主人公がいとこに心を開いていく 『ほしのの。』感想

play.google.com あらすじ 両親の死により、田舎のおじの家に身を寄せることになった主人公。そこではいとこの榛奈(はるな)がにぎやかに、優しく接してくれていた。おじ家族と一緒に暮らすうちに、主人公は心を開き始める。

ぱっと見は壊れにくそう 『Mclife 密閉型 ストレオヘッドホン』レビュー

この間、買ったヘッドホンが壊れました。 honkuimusi.hatenablog.com 半分はお金をケチった自分の責任なのでそんなに怒ってはいないんですが、やっぱりすぐに壊れるようなものはやめよう……と思いました。 というわけで、買い替えたヘッドホンのレビューです。…

病によって変わった人を冷静に見つめる 宮子あずさ『看護婦が見つめた人間が病むということ』感想

エッセイが読みたくなって買ってきました。 この本が出たばかりのときは「看護師」ではなく「看護婦」だったんですね。 あらすじ 看護婦の著者は病棟でいろいろな人に出会う。夫婦関係を見つめなおす人、精神病棟で寄る辺なく生きている人。病をきっかけに暴…

性行為が失われた世界で誰かを愛する 森田季節『不動カリンは一切動ぜず』感想

Twitterでおすすめされていたので読んでみた本です。 あらすじ すべての子どもが人工授精で生まれる時代。人々は手にノードを埋め込み思念を交換していた。中学生の火輪(かりん)と兎譚(とたん)は、学校の課題である事件を調査したことから、やっかいごと…

『図書室のネヴァジスタ』感想その1~瞠ルート~【ネタバレ有】

tarhs.booth.pm 同人ゲーム『図書室のネヴァジスタ』をプレイ中です。 このブログでは、基本的にクリア後まとめて感想を書いていますが、『図書室のネヴァジスタ』はシナリオが非常に長いので、区切りがいいところで分割して書いていこうと思います。 ついで…