同性婚について調べるにあたって、養子縁組や里親は外せないテーマだと思ったので読んでみました。
書籍概要
身寄りのない子供や分け合って家族と暮らせない子供に、家庭を与える「里親」。里親はどのようになればいいのか、里親としての心構え、里子をどのように教育していくかを書いた本。
子供という「他人」の扱い方
「里親」の本とはいえど、半分くらいはあまり里親が関係のない内容でした。これは子育て経験のない夫婦に子育てのメソッドを教えていくためだから仕方ない部分もありますが、もうちょっと里親の話も知りたかったです。
しかし里親関係ない部分がつまらなかったというわけではなく、むしろ子供を育てる難しさをしみじみと感じました。子供というのは思い通りにならないし、わがままを言う存在なんだなあと。身近に子供がいないとそういうことを忘れそうになります。
相手が思い通りにならないことを前提として、いかに人間としてのモラルや習慣を身に着けてもらうかというのは、子供だけではなく大人に対しても有用かもしれないと思いました。
子供がいないから普段育児書というものを読まないんですが、なかなか新鮮な情報が多かったです。
まとめ
里親に限らず子育ての大変さ、それゆえの面白さが少しだけわかった気がします。
「家庭を作る」という言葉の奥深さよ……。