ブックワームのひとりごと

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多重人格ホラーの元祖 スティーヴンソン『ジーキル博士とハイド氏』感想

『ジーキル博士とハイド氏』を読みました。

有名どころだけど実は読んだことなかった。

ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)

ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)

 

 あらすじ

仁徳者として有名なジーキル博士。彼の家にハイドというあらくれ者が出入りするようになります。殺人すら起こすという彼とジーキル博士との関係に、周囲は疑問を持ちます。やがて事態は深刻な方向に……

ストーリーがわかりやすくていい

わりとジキルとハイドのたとえはまじめな話に出てくる気がしますが、この本はまじめな本として読まなくてもいいと思います。わかりやすいホラーなので。たぶん昔の本が苦手な人でもだいたいのストーリーはわかると思います。

オチはみんなが知っている通りですが、ジーキル博士の人格変化への屈折した思いがなんだかぞわぞわしました。ドラマや漫画で悪役を見て「こういうことやってみたいな」と思うことがありますが、ジーキル博士の願望はそこから生まれてきたんだろうなと感じました。そういうところが長年評価されてきた部分なんでしょうね。

さまざまな作品に翻案、オマージュされているだけあって、想像が広がるような内容でとてもよかったです。ネタにしたくなるシンプルさと、面白さがありますね。

まとめ

難しいのかなと思ったら意外とわかりやすくてよかったです。やっぱり実際に読んでみないと、わからないことって多いですね。

ホラーが好きなら一回読んでみるといいと思います。

ジキルとハイド (新潮文庫)

ジキルとハイド (新潮文庫)