ちまちまとプレイしていた『ラストウィンドウ』をやっとクリアしました。ゲームをやる速度が遅くてなかなかクリアできないタイプです。
あらすじ
セールスマンをしながら、裏では探し物を探す仕事をしているカイル・ハイド。彼はさぼり癖のせいで会社を首になってしまいます。さらに今住んでいるマンションが取り壊されることとなり、窮地に立たされます。そんな彼に匿名の探し物依頼が届き……。
とても地味だけれど凝ったゲーム
ぱっと見はあまり派手なビジュアルではないんですがとても凝ったゲームです。キャラクターの絵は動くし、DS特有の二画面がうまく利用されていて、DSでしかプレイできないアドベンチャーになっています。DSのゲームは二画面である必要性を感じないものも多いのですが、これはちゃんと両方の画面を使います。
物語もあまり明るいとはいえないもので、取り返しのつかないことが明らかになったり、悲しい過去を思い出したりとつらいシーンも多いです。けれどハイドが登場人物にかかわることによって少し前向きになれるのがいいです。そして『ラストウィンドウ』最後の窓、というタイトルに込められた意味よ……。
しかし個人的な評価ポイントは探偵役であるハイドの魅力ですね! 結構メンタル弱くてすぐ落ち込むし、さぼって首になりかけるような男なんですが、根はやさしくてすぐ人助けしてしまうようなやつなんですよね……愛しいです。もっとハイドの物語を見ていたかったけれど、制作会社が倒産というね!
まとめ
非常に面白いゲームなのですが、そんなことより「ゲームの応援は会社が倒産しないうちにしろ」ということのほうが教訓な気がします。
会社が健在なうちにお金を払ったほうがいいですね……。