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ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

大切なことはすべて暗殺が教えてくれた 松井優征『暗殺教室』全巻読んだ感想

暗殺教室』をコミックレンタルでぽちぽちと読んでいました。

ようやく完結まで読んだのでその感想です。

 あらすじ

ある日突然、月を破壊した謎生物。どんな方法でも殺されない彼は、「椚ヶ丘中学校」のE組になら暗殺を受けてもいいと言います。E組の担任になった彼と、生徒たちの命がけの授業が始まりました。

 

暗殺に始まって暗殺に終わる

徹頭徹尾テーマがぶれずに暗殺を書いたのがよかったです。最後に手心を加えないのもいい。

成長していく少年少女を描いたという点ではべたべたな教育漫画なのですが、そのすべてが暗殺につながっていくのがすごいです。暗殺+教育とかこの人以外の誰が考えるんだよ……。ちゃんと出オチにならないところが素晴らしいです。

魔人探偵脳噛ネウロ のときも思ったんですが、「期待に応えて予想を裏切る」というエンターテイメントの鉄則を守ってくれる作風で安心して見れます。

無理に展開を引き延ばさずに、きれいに終わっていくのもいいです。ジャンプ漫画って引き延ばしがひどいことも多いですからね……。大河漫画にはなりえないけれど、きっちり終わる物語にも魅力はあります。

 

前作ネウロとの比較

ネウロと比べると、ストーリーそのものの作風は変わっていないのですが、雰囲気がずいぶん変わったと思います。まがまがしさが減った。

ネウロが信者と呼ばれるくらい好きだったので、その辺は物足りなさもありますが、これはこれとして完成していると思います。ネウロみたいに勧めにくいこともない……

ネウロのほうが好きですが、作風を受け継ぎつつ別の作品として成立しているから、良い二作目かなと思います。

読み切りの『東京デパート戦争体験記』がかなり闇を感じたので、そういう話のネタがないわけではないんでしょうね。作者の描くクリーチャーがとても好きなので、機会があったら見てみたいです。

 

まとめ

少しずつ読んでいましたが、完結まで読んでよかったです。やっぱりこの方の話のまとめ方は好きですね。

次回作はどんな発想を繰り広げるのか楽しみです。