やっと完結まで読めた! というわけでGOSICKの感想です。
あらすじ
母を身代わりにして牢獄から脱出したヴィクトリカ。彼女は旧世界から脱出するため海を目指します。果たしてもう一度一弥に出会うことができるのか。そして一弥は今何をしているのか……。
頑張ったクレヴィール
この巻では一弥は話の本筋にかかわってこないので、どうにも影が薄いです。その代わりに大活躍を見せたのがクレヴィール。
ヴィクトリカとクレヴィールは最終的には和解するんだろうと思っていましたが、アレがなくなるのは意外でした。一生アレで生きていくものだと思っていたのに。
クレヴィールはネタキャラではあるんですが、同時にヴィクトリカと一弥の愛の物語に必須のキャラでした。いいキャラしてるな本当に。
最後にいいところが与えられてよかったですね。これから頑張って幸せになって欲しいです。
総評:雰囲気ミステリの感じは否めない
シリーズを振り返ってみると、楽しめはしたんですが、ガチのミステリって感じではなかったですね。
結構謎解きに無理がある部分もありますし、いきなり不思議な要素が出てきてその理由も語られません。あと一応安楽椅子探偵のカテゴリなのに、ヴィクトリカはまったく安楽してません。
でもそれを補ってあまりあった魅力は、この世界観とキャラクターの魅力でしょう。逆にそこに面白みを感じられないと楽しめないと思います。
万人には進められないけれど、一巻読んで好きなら読み進めてもいいのではないかと思います。
まとめ
のんびり読んでいたのでずいぶん長くかかってしまいましたが、ようやく完結まで読めました。
やっぱり最後まで読むと達成感がありますね。
GOSICK VIII 下 ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
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