ブックワームのひとりごと

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変わり者の探偵に対するドライな視点『SHERLOCK シャーロック シーズン1』感想

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『SHERLOCK/シャーロック』 DVD プチ・ボックス シーズン1

kadokawa-d.jp

 

あらすじ

戦場から帰還した軍医ジョン・ワトソンは、偏屈な探偵シャーロック・ホームズルームシェアをすることに。彼は警察に協力する「諮問探偵」で……。

ブログやスマートフォンを駆使する、『シャーロック・ホームズの冒険』現代リメイク版。

 

1時間30分の長さを感じさせない

1:30×3話という構成ですが、見ていてあまり長いと感じませんでした。展開がどんどん進んでいき、非常に情報量が多いです。それでいて、描写されるべきところはきちんと描写されているのがすごい。

推理もどんどん進んでいきます。しかし進むそばから謎が増えていくので続きが気になります。そして最後まで見てしまうという。一気見してしまう人が多いの、すごくよくわかります。

その構成の巧みさは本当に感嘆します。なるほど大ブームを起こすだけのことはあります。

こんな凝ったシナリオはどうやって書くのでしょうか、普段作った人のインタビュー読まないのに、この作品はすごく見たくなってきました。頭の中どうなってるの……?

 

非常にドライな人物描写

腐女子のお姉さんに人気がある作品でもあるので、見る前は「いろいろねっとり描かれてるんだろうか」と思っていましたが、全然そんなことはありません。むしろ人物描写は非常にドライでした。

視聴者に感情移入させようというより、人格がアレなシャーロックとジョンの人格を非常に突き放した視線で描いていました。しかも人物描写に割く時間はそれほどありません。あくまでメインは事件の解決です。

ただ、ちょっとしたしぐさや表情で、「あっこの人やばいな……」と確信できる描写力がすごいです。こんな男とはぜったい友達になりたくないですね!

まだまだ序盤なのでシャーロックとジョンの性格は変わる可能性がありますが、この観察するようなドライな視線は維持してほしいなと思います。続きが楽しみ。

 

まとめ

シャーロックの人格がだいぶやばかったです。

作品全体に漂う、クールでひねくれた雰囲気が面白かったです。長さのわりにさくさく見れるので、続きも見ていきたいです。

 

Sherlock

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