ブックワームのひとりごと

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ロックミュージシャン先生になる 『スクール・オブ・ロック』感想

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スクール・オブ・ロック (名作映画完全セリフ集スクリーンプレイ・シリーズ)

シャーロックを全部見終わってしまうのがもったいないな、と思って間に映画を挟んでいます。

 

あらすじ

友人の家の一部を借りていたロックミュージシャンのデューイは、家賃を支払うため友人になりすまし、学校の先生になった。デューイはそこでロック音楽を教え、ロックの大会に出ようと画策する。

 

ロックミュージシャンの先生としての成長

最初は自分のことしか考えていなかったデューイが、子どもたちの才能や努力に触れて、教師として成長していくのが面白かったです。

嘘に嘘を重ねていく展開はひやひやしましたが、それでも最後はみんな笑顔になる作品でよかったです。

ロックンロールの本質は「怒り」それはともすれば自分の意見を素直に出すことなのかもしれない……と思いました。

子どもたちは音楽によって自分自身のコンプレックスや悩みと向き合い、世界に対する正当な怒り方を身に着けたのですね。

自分が何に怒り、何を感じているかを知ることは重要だなあと見ていて思いました。

 

キャラクターがイケメンばかりでないのがいい

もう一つ、この映画の好きなところは、比較的イケメンや美人が少ないところです。

主人公の見た目は太ったおっさんで、ぜんぜん華がありません。けれどだからこそ、どんな人も音楽に携わることができると感じられるからいいです。

キーボードのローレンスがアジア系だったり、コーラスの子が太っていることを気にしていたりするのも、映画の中の多様性を考えて作っているのだなと好感を持ちました。

イケメンじゃなくても、冴えなくても、太っていてもロックンロールすることはできる。それを見た目で示してくれるから、見ていて元気が湧いてきました。

もちろん見た目がいい人も出てくるけれど、見目の良さがさほど強調されずさらりと扱われています。見せたいところはそこではないんでしょうね。

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