2月の終わりごろ、なんとなく気分が晴れなかった私は「何か楽しいことをしよう」と本だらけのゲストハウスを予約してみることにしました。
それがBOOK AND BED TOKYO-KYOTOです。
京都なのに東京とはこれいかに、という感じですが、東京にできたゲストハウスの京都支店だからこんな名前になっています。
到着したとき
伏見あたりをぶらぶらしてから宿へ……と思ったらさんざん迷いました。
受付のお姉さんに「迷いましたか?」と聞かれたのでやっぱみんな迷うんだな……。
言葉でいうと、祇園四条7番出口を出て、八坂神社方面に歩いてすぐの、天下一品の隣の隣のビルです。
見た目はこんな感じ。
このビルの9階に上がるとドアがあります。
お姉さんに宿の説明を受けます。
オートロックのカードキーと、セキュリティボックス用の南京錠を渡されました。帰るときにはこれ二つとシーツ・枕カバーを返却します。
コーヒーや水、アメニティも買えるけど、支払いはすべてクレジットカードかICカード。現金がないホテルって不思議ですね。
気になる部屋は
はしごを上って部屋に入ってみると……せまっ! 押入れを秘密基地にしていたころを思い出します。
後ろの方にある箱がセキュリティボックスです。
ハンガーも2本あります。
寝転ぶとこんな感じ。私は楽しいけど、閉所恐怖症の人は無理だな~。
どんな本があるんだ
本棚は絵本、デザイン本、ガイドブックなどのんびり眺められる本が多め。小説も雑多にあります。
外国の人向けの英語の本コーナー。
設備など
ラフな感じに置いてあるドライヤー。
電子レンジとオーブントースターは自由に使えます。コーヒーは有料。
机がないので、このお盆にコップや食べ物を置きます。ただのコンビニで買った朝食なのにオシャレに見えてくるから不思議です。
飾りに釣ってある本たち。本を大切にするタイプの人が見ると発狂しそう。
窓からは祇園四条が見下ろせます。
本を読みながらだらだらできるのたのしー!
正直設備はそんなに充実していないのですが、なにはともあれ本を読みながらだらだらできるの最高。
ソファに寝転がったりもたれたりしてだらだらしても全く怒られず、むしろそれが奨励されている安心感。 普通のホテルだとここまでだらだらしてると怒られそうだけど、ここでは自然。最高か。
スタッフさんも親しみやすくゆるく雑談ができて楽しかったです。
来ている人も面白かったです。日中の利用に来たデートカップルとかインスタグラマーとか、外国人のバックパッカーとか。
基本的にみんなマナー良く使っていました。ゲストハウスとかホステルって世間でイメージされているよりガラが悪くないですよね。みんな一人だし。
ノリで予約しちゃったけど、気軽に旅行気分が味わえて楽しかったです。
これから泊まる人へのアドバイス
人を選ぶホステルだと思うので、泊まってみたい人への注意点をあげておきます。
・ロングスカートは履いていくな
部屋に上るためにはしごを使うことがあるので、裾を踏むような服はやめておいた方がいいです。下の部屋ならいいけど、予約段階で部屋は選べません。
どうしても履きたければ小部屋であるRIVER VIEWにしよう。
・大柄な人はCOMPACTはやめとけ
COMPACTの天井はかなり低かったです。148cmの私が座って数センチしか余裕がありません。
天井が布張りなので頭はぶつけないけど、背の高い人は大人しくSTANDARDに泊まったほうがいいと思います。
・アメニティに何があるか確認しよう
アメニティは有料。540円でシャンプー・リンス・ボディーソープ、レンタルバスタオル、歯ブラシ、エコバックが買えます。
とはいえ近所にコンビニやドラッグストアがあるので忘れてもそんなに困りません。使うシャンプーにこだわりのある人だけ注意。
・壁が薄いので耳栓を使おう
会話はわりと丸聞こえ。早寝しようと思ってもなかなかできません。
ベッドサイドに耳栓が置いてあるのでそれを活用しましょう。
・寝間着は見られても困らないものを
本棚と一体化したベッドとソファしかない構造上、寝間着でうろうろすることもあるので、寝間着は多少人に見られてもいいものを持っていくのをおすすめします。
私はジャージとロングTシャツ着ていますた。しかし他の人がお洒落な格好してて打ちのめされました。(開き直ってそのまま過ごしたけど)
・女性率が高いので男性は覚悟して
宿泊者が7、8割女性なので、女性が多い場所で気負ってしまうタイプの男性は向いていないかもしれない……。
でもまだオープンしたばかりなので、男女比は変動するかもしれません。要観察。
まとめ
かなり好みの分かれそうな場所だと思いますが、私は楽しかったです。図書館や本屋に住みたいという夢をかなえてくれる場所でした。
祇園四条駅すぐなので、すぐに観光もできます。宿泊先の選択肢としていいのでは。