ブックワームのひとりごと

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失われた記憶の真実を知るとき、償いは始まる 『アリスの精神裁判』感想

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『アリスの精神裁判』をクリアしました。

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アリスの精神裁判

アリスの精神裁判

  • SEEC Inc.
  • ゲーム
  • 無料

 

あらすじ

 「視聴覚室で白ウサギが殺された」主人公、神崎ありすの学校にニュースが駆け巡る。精神裁判という奇妙な裁判にかけられたハートの女王。その理不尽さに憤り、ありすは彼女の弁護を買って出る。しかしありすは、なぜか記憶を失っていた……。

 

無料でいいのかこのゲーム

豊富な立ち絵、練られたストーリー。本当に、無料でいいのかこのゲーム……。思わず広告を自主的にポチポチクリックしてしまいました。

立ち絵がめちゃくちゃかわいいので、ビジュアル的にも楽しめました。どこか危うげなのもいいですね。

システム上の不満は、ゲームオーバーになると章の初めからやり直しなのにスキップがないことと、キャラクターに推理を披露するときの順序がわかりにくいことですかね。

それも攻略を見ればいいだけだし、気にならないと言えばなりません。総じてクオリティの高いゲームだったと思います。

ちょっとその後が気になる部分もあるし、今からでも課金要素つけてくれないかな……だめかな……。

 

知ることにきっと意味はある

裁判官である赤の女王の正体は、なんとなく予想していましたが、白ウサギの死因は意外でした。

もしかしたらハッピーエンドを迎えていたかもしれない物語で、なんだかやるせなかったです。もう終わってしまった関係を、受け入れるお話でした。

唯一の救いは、ありすが自分を見つめなおし、本当の意味で白ウサギを知ることができたことですね。もう何もかも遅かったけれど、気づいたことにきっと意味はあったと思います。

ハッピーエンドではない物語ですが、一人の少女の成長譚として面白かったです。彼女はそう簡単に幸せになれないと思うけれど、強く生きてほしいです。

 

まとめ

ダークな雰囲気で面白かったです。機械があればこの会社の他のゲームもやってみたいですね。

幸せな話ではありませんが、それでも少しだけ救いはありました。

不思議の国のアリス (角川文庫)

不思議の国のアリス (角川文庫)

 

 

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