ブックワームのひとりごと

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だめ人間がだめ人間に説得される回 椎名蓮月『あやかし双子のお医者さん五 幽霊と邂逅の半身』感想

あやかし双子のお医者さん 五 幽霊と邂逅の半身 (富士見L文庫)

Kindleで同日に読めるんですね。

注文しようと思ってましたがKindleで予約してしまいました。

 

あらすじ

すべてのあやかしを滅ぼそうとする吉野。彼と仕事をしたことがある晴は、なんとか吉野を止めたいと考える。そんな中、莉莉は吉野のかつての相棒の幽霊と出会う。彼から聞かされた、吉野の試みとは……。

 

シリーズ史上最高のだめ人間

吉野がだめ人間すぎたけど、その相棒もたいがいだめでした。ここまでだめだといらだちを通り越して冷静になってきますね。

そして莉莉がそのだめさに対して辛辣なのがちょっと安心しました。莉莉はこういうとき、常識的な行動をするところがいいですね。

(本人は認めないだろうけど)晴は吉野にめちゃくちゃ甘いので、莉莉と晴でバランスをとっているんだなあと思います。これもタイトルの「半身」みたいな関係ですね。

晴はある意味共感能力が高いというか、相手と自分を置き換えて考えがちなのかな、と見ていて思います。そりゃ嵐もそうそう成仏していられないでしょう。

 

ストーリーはとりあえず一区切り

吉野のことが決着して、話は一旦区切りを迎えました。

ストーリー的にはここで終わっても大丈夫だけれど、続けようと思えば続けられる終わり方ですね。

ここから続けられるかどうかは売上次第でしょうか。

吉野はこのまま普通の日常を送らせるにはひどいことをしすぎたので、続きがあるならその辺の清算が見れたらいいかなと思います。

晴と嵐の「ふたりでひとつ」な関係ももっと掘り下げられそうですし。周りから歪な関係だと思われているので、その辺がどう転んでいくのかも見たいです。

 

まとめ

内容的にはとりあえず一区切りついて、一安心です。

ただ、まだ消化されていない設定や伏線があるので、そこが見れるなら続きを読んでみたいですね。