ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

『図書室のネヴァジスタ』感想その2~春人ルート~【ネタバレ有】

このブログには広告・アフィリエイトのリンクが含まれます。

図書室のネヴァジスタ

ネヴァジスタ感想、春人ルート編です。

ちなみに白峰春人は右から二番目のキャラ。

 

あらすじ

とある事情により、雑誌記者を監禁している五人の少年。そのうちの一人である白峰春人は、ある人物の遺言が残された携帯電話を入手した。そこに込められた真実を知りたいと思う春人だったが……。

 

 

春人の倫理観の強さが露わになる

瞠ルートでやばさの片鱗を見せていた神波が本格的にやばい人になっていたルートでした。

どこかで「復讐」と言っていた気がするから、それにも理由があるんでしょう。

そしてそれに対比するように、春人の倫理観の強さが露わになる話でした。暴力は嫌いだし、犯罪行為も嫌。犯罪者を追い出しても、それをずっと引きずるような子。

その倫理観の強さはずっと春人を苦しめてきたけれど、それがあったからこそ、メインのエンドでみんなが助けに来てくれたんだろうなと思います。

あと賢太郎が本当に死にそうではらはらしました。実際いくつかのエンドでは死んでるし。そりゃ監禁されたらああなりますよね。大団円エンドは奇跡みたいな内容だったんだな……。

 

(思ったほど)鬱ではなかった

 で、「覚悟しておけ」と言われた個人ルートなんですが、正直なところ覚悟したほどではなかったですね。

この辺は私が、「死=バッドエンド」と認識していないからだろうなと思います。

彼は確かにあの瞬間幸せだったし、幸せだったからこそ毒の盃を仰いだんだろうな、と。

そりゃ周りの人間としては生きてほしいけれど、「あなたは幸せじゃない」と言えないな……と思いました。

でも今後覚悟以上のものが出てくるかもしれないので、やっぱり気が抜けません。覚悟は継続したままプレイをしよう……。

 

まとめ

神波のやばさと、それに対比して春人のまともさが光るルートでした。

ここまでやばい人を書く作者の能力に感服します。

推奨ルートでやろうと思っているので、次は茅かな。

 

図書室のネヴァジスタ

図書室のネヴァジスタ