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『図書室のネヴァジスタ』感想その3~晃弘ルート~【ネタバレ有】

図書室のネヴァジスタ

過去記事はこちら。

『図書室のネヴァジスタ』感想その1~瞠ルート~【ネタバレ有】

『図書室のネヴァジスタ』感想その2~春人ルート~【ネタバレ有】

 

あらすじ

監禁中、賢太郎を殺害しようとした茅晃弘。辛くも監禁から脱出した賢太郎は、少年たちが監禁を行った証拠を見つけようとふたたび学園に近づく。しかし、徐々に茅の様子がおかしいことに気づき……。

 

狂気の中でさまよう男

見ていて、「病院行ったほうがいい」「カウンセリング受けたほうがいい」と感じるゲームですが、まさか本当に病院を作中で勧められるキャラがいるとは思いませんでした。

兄から虐待され、親からは放任され、友人だと思っていた人には裏切られ、そりゃあおかしくなってしまうよなと感じます。

場所的にも精神的にも、帰る場所のない彼を「難破した船」というモチーフで表すところが詩的でした。

触れると今にもばらばらになって沈んでいきそうな、そんなキャラクターでした。

 

共依存を理解はするけど肯定はしない

茅は依存体質なので、少し優しくされると全力でのしかかってきます。

その性格のため、賢太郎と共依存に陥るルートがあります。

しかしその、泥沼だけれどどこか冷たい、突き放したような視点がよかったです。

共依存する人のことを、理解はするけど肯定はしていない。だからあれは「バッドエンド」なんだと思います。

ネヴァジスタは薬物暴力なんでもありですが、作中の倫理観が揺るがないところは、見ていて安心感があります。

やってはいけないことはやってはいけないこととしてあって、その上で過激な描写がある。そこに誠実さを感じます。

 

まとめ

狂気と正気の間で、なんとか前に進もうとするルートでした。

次は咲ルート。たぶん好きそうだなと思ってるので楽しみです。

図書室のネヴァジスタ

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