ブックワームのひとりごと

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男二人の掛け合いが楽しい 野村美月『アルジャン・カレール 革命の英雄、或いは女王の菓子職人』感想

アルジャン・カレール -革命の英雄、或いは女王の菓子職人-〈下〉 (ファミ通文庫)

 上巻の感想はこちら。

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あらすじ

女王の菓子職人アルジャン・カレール。劇作家のオーギュストは彼になつき、あれこれ話をする。あるとき女王の権力の後ろ盾であるバルトレオンが敗走し、フロリアは戦争の危機に陥る。

 

アルジャンとオーギュストが漫才みたいで好き

今回は、アルジャンとオーギュストの漫才が良かったです。

アルジャンは基本的に無口なので、お喋りなオーギュストがいることによってストーリー的に間が持ちます。そういうところも含めて好きです。

あまりわかりやすく優しいタイプではないアルジャンが、「友情」という名のケーキを作るところは、「ツンデレかよ!」ってにやにやしました。

オーギュストも、「若干抜けているけどいい奴」というキャラクターをこなしています。勘違い野郎だけれどどこかほほえましいです。

男性陣ふたりの掛け合いが、わちゃわちゃしていて読んでいて楽しかったです。

 

心理戦にもう一声ほしかった

ただちょっと会議編は、もう少し心理戦を見てみたかった気がします。

だいたいお菓子で解決するのは、そういう小説だからいいとして、そこまで至る過程が単純すぎてあまり物語に入り込めませんでした。

思わせぶりに出てきたあの人も、わりと単純に終わってしまったし……。

この辺は、私が心理戦とか、会話劇とかが好きで、こだわりがあるからでしょうね。

でも、この会議編のアルジャンとロクサーヌの関係性はよかったです。お互いがお互いを信頼している感じがほっとしました。

ストーリーが終わったあとも、相棒として、恋愛相手として、歩いていくんだろうなと思います。

 

まとめ

若干の不満はあるものの、基本的には面白かったです。

また、機会があれば読んでみたいです。

 

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