ブックワームのひとりごと

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因習ものを離れてしまったので物足りなかった―今邑彩『翼ある蛇』感想

翼ある蛇 「蛇神」シリーズ (角川ホラー文庫)

今日の更新は、今邑彩『翼ある蛇』です。

前巻の感想はこちら。

honkuimusi.hatenablog.com

 

 

 

あらすじ

英文学翻訳者でフェミニストの沢地逸子のホームページに謎の書き込みがあった。次の日、都内で猟奇殺人事件が起こる。喜屋武蛍子は、姪の火呂がそのホームページを見ていたことを知り不審に思うが……。

 

前巻のほうが面白かった

おどろおどろしい雰囲気はやっぱり好きです。淡々としつつもえぐみのある描写、どこかにいそうでありながら個性のあるキャラクターは面白いです。

連続して起こる儀式殺人と、それに並行してヒロイン火呂の生い立ちが語られていくのはどきどきしました。

 

ただ、つまらなかったわけではないですが、前の巻のほうが面白かったなと思います。

特に、前巻の引きがまったく解決されなかったのが残念です。続編なのに……。

どうしているのか気になっていたキャラクターたちの真意が、ほとんどわからないまま終わってしまうのは不満ですね。

 

それから、最後のオチもちょっと弱かったかなと思います。そこに至るまでの「なるほど」感が少なかったというか……。

因習深い村を離れて、都会の話になってしまったので、そこもぴんとこなかった原因かなあと思いました。

 

ちょっと調べると、次巻で一巻目の謎はたくさん解けるようなので、それは読んでみたいです。

機会があったら入手してみようかな。

 

まとめ

ちょっと不満のある出来でしたが、なんだかんだで続きは気になるので、機会があれば続けて読みたいです。

 ほしいものリストに入れておきます。