ブックワームのひとりごと

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きっと旅に出たくなる! 旅にまつわるコミックエッセイおすすめ7選

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素材:写真素材足成 http://www.ashinari.com/



 

今日の更新は、旅にまつわるコミックエッセイの話です。

コミックエッセイでは、「旅」は大きなジャンルです。刊行数も多く、どれを読むか悩むこともしばしば。

私が読んだ中で、面白かったものをまとめました。

 

 

 

 

 『旅ボンシリーズ』ボンボヤージュ 主婦と生活社

イラストレーター、ボンボヤージュが編集者とともに、さまざまなところを旅するコミックエッセイシリーズ。

かわいらしい猫の自画像とは裏腹に、へまやトラブルだらけの旅が笑えます。自分の失敗をネタにする姿勢はある意味エッセイストの鑑です。

同行者もキャラが立ってて、エッセイとは思えないレベルです。脚色はされているだろうけれど、それにしたって個性的です。

シリーズはたくさんありますが、個人的に好きなのはハワイ編。

旅ボン ハワイ編

旅ボン ハワイ編

 

honkuimusi.hatenablog.com

 

 

 『ひとりたび1年生』たかぎなおこ メディアファクトリー

イラストレーター、たかぎなおこが一人旅に挑戦。

私も旅をするときは一人旅が主なので、あるある~と思いながら読みました。特に、ひとりで気軽に食べ物屋さんに入れないのは本当によくあります。

そして少しずつ行動範囲が広がっていく楽しさを、作者が知っていくのがよかったです。旅って楽しいですよね。最初はこわごわやっていたことも、徐々にこなせるようになります。

続編の『2年生』になると独特の旅をするようになっていて、それも面白いです。

honkuimusi.hatenablog.com

 

 

 『世界ぱんぱかパンの旅<ロンドン編>』山本あり コミックエッセイの森

パン好きの作者がロンドンに向かい、パンを食べまくる旅行エッセイ。

出てくるパンがおいしそうで眺めていて楽しいです。そして料理の絵が大きくてしっかり描き込まれています(食べ物系の漫画だと重要な要素)。

ただひたすらパンを食べ続けるシンプルな内容なんですが、それゆえに「おいしそう!」という感情に心をゆだねることができました。

描かれる現代のロンドンの姿も面白かったです。ご飯はかなりおいしくなっているんですね。

世界ぱんぱかパンの旅 <ロンドン編> (コミックエッセイの森)

世界ぱんぱかパンの旅 <ロンドン編> (コミックエッセイの森)

 

honkuimusi.hatenablog.com

 

 

 『女一匹シベリア鉄道の旅』織田博子 コミックエッセイの森

女性一人でシベリア鉄道に乗った著者。地元の利用者や、各国の旅行者と乗り合わせ……。

列車旅は不便も多いけれどロマンがあっていいですね。時間がかかる分、過程を楽しむことができます。

乗客と著者との交流にほっこりしました。言葉が通じにくくても、なんとか意思疎通をはかろうとするところがけなげです。

絵本のようなレトロな絵柄もかわいいです。

女一匹シベリア鉄道の旅 (コミックエッセイの森)

女一匹シベリア鉄道の旅 (コミックエッセイの森)

 

honkuimusi.hatenablog.com

 

 

 『エジプトがすきだから。』ムラマツエリコ・なかがわみどり JTB

エジプトに旅をした女性ふたりが、いいところも悪いところもざっくばらんに語っていく旅行記

「エジプトが好き!」ということは伝わりつつ、どこか突き放した客観的な視点が魅力です。

痴漢の話とか、気軽に書けないよ……。

観察眼があってこそ、リアリティのある作品は描けるのだと思います。

エジプトがすきだから。 単行本

エジプトがすきだから。 単行本

 

 

 『めづめづ和文化研究所 京都』小栗左多里&トニー・ラズロ メディアファクトリー

ダーリンは外国人』でおなじみの夫婦が、京都のさまざまなところで、和文化に対する体験をしていく。

和文化に触れるふたりがわいわいしているのは微笑ましいです。楽しそうというのは一種の美徳ですね。

そして夫・トニーのこだわりの強さに笑ってしまいます。他人ごとだから笑っていられるけれど、目の前にすると大変でしょうね。

「こんな体験ができるんだ」と目からうろこのものもありました。

 

 『仏像に恋して』真船きょうこ 中経の文庫

女子大生のときに仏像にハマった著者。各地を歩いて、仏像巡りを始める……。

仏像のイラストが、きっちり描き分けられているところに著者の愛を感じます。懇切丁寧な解説を読んでいると、興味のなかったはずの仏像が美しくかっこよく見えてきました。

ある種の「オタク」っぷりはフィクションが好きな人間としてちょっと共感できます。このブログを読むような人には親和性が高いと思います。

仏像に恋して (中経の文庫)

仏像に恋して (中経の文庫)

 

honkuimusi.hatenablog.com

 まとめ

旅にまつわるコミックエッセイまとめ、いかがでしたでしょうか。

読むと旅をしたくなることうけあいですね。

興味が出ましたら、ぜひ読んでみてくださいね!