ブックワームのひとりごと

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日本文化×不思議の世界を味わおう! 和風ファンタジーおすすめ13選

 

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素材:イラストAC(歩夢) https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=UcZy0agl&area=1

 

今日の更新は、和風ファンタジーのおすすめまとめです。

おすすめ記事を見ているとき、和風ファンタジーに特化したまとめはあまりなかったので、自分で書いてみました。

うっかり不吉な数字にしてしまったんですが、他意はないです。

 

 『勾玉三部作荻原規子 徳間文庫

不思議な力を持つ勾玉をめぐる、日本神話をモチーフにしたファンタジー

日本神話のアレンジが粋でユニークで面白いです。日本神話を知っているともっと楽しめます。

ドラマチックな展開続きのストーリーも面白いです。読んでいて中だるみすることがありません。何度もどきどきしてほっとして、乱高下がすごいです。

空色勾玉 (徳間文庫)

空色勾玉 (徳間文庫)

 

 

 『黄金の王 白銀の王』沢村凛 角川文庫

ふたつの氏族が王位を争ってきた翠(すい)の国。それぞれの氏族の頭領は、国の平和尾ために手を取り合う。

時に正攻法で、時に権謀術数で国内を平和にしていく展開が熱いです。ふたりの頭領が役割分担をして世の中と戦っていくのが最高。

そしてこの話は終わり方がとても好きです。最初は「ええ?」ってなったけど、あとからじわじわ納得がいきました。

黄金の王 白銀の王 (角川文庫)

黄金の王 白銀の王 (角川文庫)

 

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 『雷の季節の終わりに』恒川光太郎 角川ホラー文庫

こことは違う異世界「穏」で暮らす少年・賢也。彼にはある秘密があった。現実世界と異世界が交錯する幻想的なファンタジー

見たことのない独特な世界観が面白いです。陰鬱だけれど美しい描写に夢中になりました。

そしてひねったオチが好きです。あれは予想外でした。こういう本があるから読書はやめられませんね。

雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)

雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)

 

 

 

 『風車祭(カジマヤー)』池永永一 角川文庫

長生きと他人いじりが趣味なフジオバァ。彼女の差し金で、盲目の幽霊に恋した武志はマブイ(魂)を落としてしまう。果たして彼はマブイを取り戻すことができるのか……。

濃いキャラクターと、沖縄の文化や伝説をモチーフにした世界観が魅力的。もうひとつの日本といった趣です。

ギャグの強いストーリーで徹頭徹尾笑えます。えぐい描写もあるんですが、笑って許してしまうおおらかさがありました。

風車祭 上 (角川文庫)

風車祭 上 (角川文庫)

 
風車祭 下 (角川文庫)

風車祭 下 (角川文庫)

 

 

 『有頂天家族森見登美彦 幻冬舎文庫

 京都に住む狸の四兄弟が、天狗の師弟とともにどんちゃん騒ぎのような日常を送る現代ファンタジー

傲慢な天狗たちもコミカルでダメな狸たちも、キャラクターが魅力的です。わいわいしているのを楽しんでいるうちにあっという間に読み終わってしまいます。

京都中心に関西の地理情報がふんだんに使われているので、近くに住んでいる人はにやっとできるかもしれません。作品の中のローカルネタを探すのも楽しみの一つです。

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

 

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 『夜市』恒川光太郎 角川ホラー文庫

何でも売り買いされている不思議な市場で、男は弟と引き換えに「野球の才能」を買った。彼はそれを食い買い戻そうとするが……。幻想的な短編を二編収録。

不思議だけれど、現実と陸続きになっていることで生々しさがあります。恐怖と魅力の間で揺れ動きました。

オチもストレートではなくちょっとひねってあって、ただ美しいだけで終わらないところが好きです。

夜市 (角川ホラー文庫)

夜市 (角川ホラー文庫)

 

 

 『陰陽師夢枕獏 文春文庫

平安時代陰陽師安倍晴明。彼と友人の源博雅が、京に起こる不思議な事件を解決していく話。

晴明がその能力でどんどん事件を解決していくのが痛快です。平安時代の古典文学を元ネタにしている話が多いので、古典の知識があるとより楽しめます。

晴明と博雅のかけあいと協力関係は魅力的で、バディものとしても面白いです。雑だけれど仲良しな感じが見ててほっこりします。

陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)

陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)

 

 

 『月の森に、カミよ眠れ』上橋菜穂子 偕成社文庫

蛇ガミと結婚したホウズキノヒメ、そして彼女の息子と恋に落ちたキシメ。彼女らの決断とは……。蛇婿入をテーマにしたファンタジー

古代風ファンタジーなので、呪いや信仰が作中で大きなウエイトを占めています。ちょっと怖くて、神秘的な世界観が面白いです。

テクノロジーを受け入れることの功罪や、変わっていく自然と人間の関係を描いている、社会派ファンタジーです。今の世界にも通じるところがありました。

月の森に、カミよ眠れ (偕成社文庫)

月の森に、カミよ眠れ (偕成社文庫)

 
 

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『狐笛のかなた』上橋菜穂子 新潮文庫

 人の心の声が聞こえる小夜は、犬に追われる子狐を助けた。その正体とは……。ふたつの国の争いに巻き込まれた少女と狐の物語。

小夜と霊狐の野火の切ない関係が美しく、またままならなさを感じます。どうにか幸せになってくれ……と思うんですけど世界観はシビアなんですよね! 辛すぎます!

少しおどろおどろしい世界観で、けなげで情熱的な愛情が燃えあがる話です。異種間の愛情が好きな人にはおすすめです。

狐笛のかなた (新潮文庫)

狐笛のかなた (新潮文庫)

 

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『鬼の橋』伊藤遊 福音館文庫

妹を亡くした篁は、井戸に落っこちて信じられないものを見る。そこには死んだはずの征夷大将軍坂上田村麻呂がいたのだ。彼は鬼から都を守っている……。小野篁の伝説をモチーフにしたファンタジー小説

篁が少しずつ成長していく過程に感動します。「相手を大切に思う気持ち」を丁寧に描いています。

そして、エンタメとしての盛り上がりも楽しいです。ラストの展開にはとてもどきどきしました。

鬼の橋 (福音館文庫 物語)

鬼の橋 (福音館文庫 物語)

 

 『ゆめつげ』畠中恵 角川文庫

小さな神社の神官兄弟。弟には夢の中で過去や未来を見る「夢告」の能力があった。あるとき迷子探しをお金欲しさに引き受けてしまうのだが……。

倒幕や宗教の変化など、当時の神社を取り巻く状況と、ファンタジー要素が混ざり合った小説です。浮遊感がありつつ、ふと現実が見えるところがどきっとしました。

登場人物がみんな魅力的で、コミカルなところも楽しかったです。テンポのいい展開で一気に読めました。

ゆめつげ (角川文庫)

ゆめつげ (角川文庫)

 

 『ぬばたまおろち、しらたまおろち』白鷺あおい 創元推理文庫

田舎で幼馴染の大蛇アロウと暮らしていた綾乃。祭りの夜にサーカスにいた蛇に襲われ、それをきっかけに不思議な魔女の学校に入学する。

妖怪たちが魔女の学校に通う、という個性的な内容をうまく書きこなしています。学校生活が楽しそうで読んでいて楽しいです。妖怪らしい悩みやシチュエーションも興味深かったです。

終盤の怒涛の展開と伏線回収もよかったです。これぞエンターテイメント! といった盛り上がりでした。

ぬばたまおろち、しらたまおろち (創元推理文庫)

ぬばたまおろち、しらたまおろち (創元推理文庫)

 

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 『RDG レッドデータガールシリーズ』荻原規子 角川文庫

熊野古道の神社で暮らしていた泉水子は、幼馴染の深行とともに鳳城学園に入学することになる。そこは世界遺産候補が通う学校だった。

シャーマン的な能力を持つ子どもたちが通う学校、という設定が面白いですし、起こることすべてがダイナミックでわくわくします。

水子と深行の、マイナスから始まるラブストーリーもよかったです。少しずつお互いを意識していくふたりにきゅんきゅんしました。

 

まとめ

和風ファンタジーおすすめまとめ、いかがでしたでしょうか。

気になった作品がありましたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。

よろしくお願いいたします。