ブックワームのひとりごと

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女子高生バンドが韓国留学生を引きずり込んで文化祭に出る―『リンダリンダリンダ』再試聴感想【AmazonPrimeビデオ】

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リンダ リンダ リンダ

今日の更新は、『リンダリンダリンダ』です。

学生時代に見たものを、再試聴。

 

あらすじ

喧嘩別れしてしまった女子高生のガールズバンドは、文化祭に出るために韓国の留学生ソンを引きずり込む。コピーするのはブルーハーツの曲。果たして文化祭に間に合わせることができるのか……。

 

異国の人へのまなざしが好き

この作品は、異国の人へのまなざしが好きですね。優しいし穏やかだけれど、べたべたしたところがない。いくらでも感動的にできそうな題材なのに、そうしないところが潔いです。

ソンのカタコトな日本語によってスムーズにいかないコミュニケーションが、逆にひっかかりとなって物語に興味が持てます。

まったく関わり合いにならないはずのガールズバンドと外国人留学生が、ブルーハーツの曲をきっかけに関係を築いていきます。その流れは優しくてわくわくして、何かが始まる予感に満ちていました。

そして、ラストのライブシーンはしっかり決めてくれるところも最高です。観客の熱気も舞台の上の少女たちの熱気もびしびし伝わってきて、震えるほど楽しかったです。

この映画をきっかけにブルーハーツの曲に興味を持ったのを思い出しました。こういう映画を作ってもらえる、ブルーハーツがうらやましいですね。

 

その上カメラワークが自然で、美しかったです。切り取られた少女たちの日常がすごく絵になりました。バス停でバスを待っていたり、トイレで会話したりする何気ないシーンが印象に残ります。

生活していると、ふと世界が美しく見える瞬間がありますが、そういう瞬間をつなぎ合わせて映画にしたような作品でした。

 

しかし、学生だったころがだいぶ昔になってしまったので、前に見たときよりノスタルジーを感じるようになってしまいました。

折り畳み式のケータイとか、制服の着こなしとか、すべてが懐かしい……。自然と懐古主義者になってしまいそうです。

逆に私より若い人が見たらどう思うのか、ちょっと気になります。細かいガジェットとかわかるのかな。

 

まとめ

懐かしさと面白さが同時に味わえてよかったです。やっぱりこの映画、好きだなあ。

また、忘れたころに見返したいですね。

気軽に見れるので、いろんな人に見てもらいたい映画です。AmazonPrimeで見れるので、入会している方はぜひぜひ見てください。

リンダ リンダ リンダ

リンダ リンダ リンダ