ブックワームのひとりごと

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マジシャン義賊、金持ちから金を奪う―『グランド・イリュージョン』感想【AmazonPrimeビデオ】

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グランド・イリュージョン (吹替版)

今日の更新は、『グランドイリュージョン』です。

 

あらすじ

ストリートマジシャンの集団は、フォー・ホースメン(黙示録の四騎士)となって金持ちのお金を奪い、観客らに配る。FBIは彼らを危険視し、逮捕しようと捜査を始める。彼らは義賊か・コソ泥か……。

 

スタイリッシュ義賊映画

すごく軽妙な映画ですね。見ていてストレスがありません。

頭空っぽにして見られる映画だけれど、「頭空っぽにして見られるように」細部を作りこんでいるのがわかります。

フォー・ホースメンが金持ちをぎたぎたにするのは純粋に気持ちがいいです。そしてそれを、スタイリッシュに見せるところも。

義賊というテーマは、ともすれば説教臭くなってしまいそうなんですけれど、これは爽快感をきっちり描いてくれて、あまり気になりませんでした。

 

あとキャラクターも面白くてよかったです。フォー・ホースメンがわいわいしているところを見るのはすごく愉快でした。仲良しこよしじゃないんですが、お互いの腕を買っていることが伝わってきていいです。

それでいて、男女が安易にくっつかないのがよかったです。におわせる程度のことはありますが。

 

ただ、終盤の展開は少し強引だったと思います。そんな伏線あった? って思いました。

これと似たようなオチの作品見たときは、そんなにがっかりしなかったので、描写によるのかもしれません。やっぱりストーリーの積み重ねが好きになれるかどうかですね。

マジックのトリックも「無茶があるよな……」という部分がありました。この辺は、リアリティを重んじすぎてもつまらないかもしれないけれど。

結局のところ、私は物語の重ね方がそんなに気に入らなかったんだろうな、と思います。

 

まとめ 

面白かったけれど、終盤の展開はちょっと不満でした。

それこそ細かいことを気にしなければ面白いと思います。