今日の更新は、甲田学人『霊感少女は箱の中3』です。
あらすじ
<ロザリア・サークル>に依頼が舞い込む。「見ると呪われる」というドールハウスについての相談だった。ポルターガイストを起こすそれを調べるうちに、それはある女性の持ち物だったことがわかるのだが……
サイコパスなイケメン怖い
サイコパスなイケメン、萩童が本格的に登場。せりふを読むだけで「こいつ早くむごたらしく死んでくれないかな」と思うくらいの悪役です。
傲慢でセクハラ野郎、女の子をもてあそんでいじめる嗜虐趣味、周囲の人間を徹底的に「利用」する冷徹さ……。数え役満とはこのことか。
でもこういうキャラってわりと好きなので悔しいです。現実には会いたくないけど。現実には会いたくないけど!
この人だけでサイコホラー書けそうですね。サイコパスな高校生に人生めちゃくちゃにされる話。
悪役というのは散り際も含めて愛でるもの、というのが私の主義ですが、さらっと生き残ってしまうのもそれはそれで萩童らしい気がするんだよな……。
主人公として、霊媒としての瞳花の役割も明らかになりつつあります。何かとんでもなものを背負わされそうですね。ちゃんとNOの言える女の子でよかった。
けど生来の巻き込まれ体質であり巻き込み体質でもあるので、平穏には暮らせないでしょうね。
彼女の能力が学園にどんな影響をもたらすのか、気になります。
上下巻構成なのに結構長い間続刊が出ていないので、打ち切りが心配です。もし新巻が出たらなるべく早く購入したいですね。
とりあえずこの、続きが気になるところで終わっているの、なんとかならないでしょうか。
まとめ
本格的に話が動き始めて面白かったです。上下巻の下が楽しみです。
本当に気になるところで終わっているのでなんとか……続きを。
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