ブックワームのひとりごと

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家族問題で皮肉めいた語り口はいただけない―藤沢数希『損する結婚 儲かる離婚』

損する結婚 儲かる離婚 (新潮新書)

今日の更新は、藤沢数希『損する結婚儲かる離婚』です。

家族制度について調べるシリーズ。

 

皮肉はいらない 事実を教えて

あまり離婚するときのお金のことは考えたことがなかったので、「コンピ地獄」というものが存在するとは知らなかったです。

離婚しようとする夫婦の一方が収入が多いとき、彼(彼女)は配偶者に婚姻費用を支払わなければならない。そういう制度があること自体初耳でした。

収入が少ない方の配偶者に生活をべったり頼っていれば自業自得だとは思うけれど、そうでないから離婚をするわけで、その点では確かに理不尽だと思います。

お金持ちにとって、玉の輿「される」というのはリスクがあります。それを思うと高収入の男性が高収入の女性と結婚するのは理にかなっているかもしれません。

 

しかし、話としては興味深かったけれど、文章の端々に見える女性への皮肉にはすごく引きました。

批判するなとは言わないけれど、ただでさえデリケートなテーマなんだから、煽るような言い方や皮肉めいた言い方はやめてほしいです。

実際のところ著者は法律のプロではないみたいだし、それなら同じテーマで法律学者がこの本書いてほしかったですね。

 

まとめ

知らないことだったので興味深くはあったけれど、皮肉めいた語り口はいただけないですね。

同じテーマを書いた別の本があれば読んでみたいです。

損する結婚 儲かる離婚 (新潮新書)

損する結婚 儲かる離婚 (新潮新書)

 
ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎文庫)

ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎文庫)

 

 

結婚についての本はこちらもどうぞ。

 共働き社会の限界について書いた本です。

honkuimusi.hatenablog.com