ブックワームのひとりごと

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ストーリーの間がしっくり来ず―森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』

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ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

今日の更新は、森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』です。

 

あらすじ・書籍概要

小学四年生の「ぼく」の町にペンギンたちが現れた。どこからともなくやってきたそれは、歯科医院のお姉さんが関係しているようで……。「ぼく」はペンギンたちに対する研究を始める。

 

なんとなく間が合わなかった

つまらなかったわけではないですが、かなり終盤にならないとペンギンたちの謎がわからないので、そこに至るまでがかったるかったですね。何かしら小さい解決があればよかったのかもしれません。

全体的に間が合わなかった感じがします。ストーリーの流れ方にうまく乗れませんでした。

 

でも少年少女が謎について研究するわくわく感はよかったです。好奇心を持つこと、対象を研究という形で観察すること、謎について考えること。それらが肯定的にとらえられていて心地いいんですよね。子どものころ、自由研究が好きだった人には刺さるのではないでしょうか。

 

それからおねショタ要素がかわいかったです。お姉さん(概念)とはよく言ったもので、本当に初恋の年上の相手といった感じがします。お茶目で軽快で、どこか蠱惑的なお姉さん(概念)。これはショタは惚れてしまいますよね。

 

まとめ

ストーリーがしっくりこなかったところはありますが、おねショタはかわいかったです。アニメを見るとまた違った感想を持つのかもしれません。

こればかりは相性ですからねえ。

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

  • 作者: 森見登美彦,くまおり純
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/11/22
  • メディア: 文庫
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