ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

2016-01-01から1年間の記事一覧

女子力高いって言わないで

料理を趣味としていると気になることが一つあります。 それはよく「女子力高い」と言われること。この言葉があまり好きではありません。 レシピサイトや料理ブログを巡っていると、私より料理のうまい男性がごろごろいるし、料理研究家や料理人にもずーっと…

感覚が同化していく奇病を描く 唐辺葉介『つめたいオゾン』感想

はからずも最近読んでいる作品にはアルビノのキャラクターが多いです。そういうめぐり合わせなんでしょうか……。 つめたいオゾン (富士見L文庫) 作者: 唐辺葉介,usi 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房 発売日: 2014/09/10 メディア: 文庫 この商品を含む…

なんでもない日おめでとう ~やりたいことリスト~

誕生日です! しかし特に話すこともないです。26歳の抱負みたいなもの一切ないし。それこそなんでもない日になってしまっている。 さしあたってはブログをぽちぽちと続けていければなーと。 とりあえず今やりたいことを挙げてみました。。 婚活 すごく結婚…

展開にどきっとするショートショート集 九井諒子『ひきだしにテラリウム』感想

ショートショート、大好きです。 しかし漫画でショートショート集というのは初めて読んだかもしれません。 ひきだしにテラリウム 作者: 九井諒子 出版社/メーカー: イースト・プレス 発売日: 2013/03/16 メディア: コミック 購入: 1人 クリック: 46回 この商…

人を好きになることはだめですか? 『凪のあすから』14話~26話までの感想

少年少女の恋模様を見ているととってもむずがゆくなってきますね。 というわけでやっと凪のあすから見終わりました! 凪のあすから コンプリートボックス 2/2 (14話?26話)[DVD](海外inport版) 発売日: 2015 メディア: DVD この商品を含むブログを見る あらす…

現実を侵食する全体主義 ジョージ・オーウェル『一九八四年』感想

訳者あとがきによると、この本は「読んだふりをしてしまう本」として有名だそうな。聖書みたいなものでしょうか……。 一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫) 作者: ジョージ・オーウェル,高橋和久 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2009/07/18 メディア: ペ…

アルケミノートの理科ねこカレンダーを買ったレポ

ガッチガチの文系なんですが、理科系のものになんとなく惹かれてしまいます。 でも理系の人もオカルトなことが好きだったりファンタジーが好きだったりするからおあいこなのかもしれません。 というわけで同人オリジナルグッズサークル「アルケミノート」で…

漫画家が自腹で朝ごはんレポート 秀良子『おしゃべりは、朝ごはんのあとで。』感想

おいしそうなモーニングを見かけると「食べてみたいなあ」となるけど結局食べない毎日です。 『おしゃべりは、朝ごはんのあとで。』を読みました。 おしゃべりは、朝ごはんのあとで。 (ビッグコミックス) 作者: 秀良子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2013…

不可能という言葉をぶっつぶせ 滝川廉治『超人間・岩村』感想

不可能という言葉は好きですか? 『超人間・岩村』を読みました。これも一巻完結のライトノベルのおすすめ記事に載ってたんですよね。 超人間・岩村 (SD名作セレクション(テキスト版)) 作者: 滝川廉治 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2014/06/13 メデ…

ちょっと変わった一人旅あります たかぎなおこ『ひとりたび二年生』感想

母に借りて『ひとりたび2年生』を読みました。 1年生を飛ばして読むという体たらくですが、一巻を読まなくてもまったく問題はありません。 ひとりたび2年生 (メディアファクトリーのコミックエッセイ) 作者: たかぎなおこ 出版社/メーカー: KADOKAWA/メデ…

俳優が再現する鬼気迫る対局 『聖の青春』感想

原作が好きだったので、『聖の青春』を見てきました。 せっかく映画になるんだから、つまらなくても面白くても課金しておこうという姿勢で。 11月19日(土)公開 映画『聖の青春』予告編 あらすじ 「怪童」と呼ばれた村山聖(むらやま・さとし)。彼は羽生善…

図書館で起こる小さな謎 緑川聖司『晴れた日は図書館へいこう』感想

図書館に住みたいくらい図書館が好きです。 『晴れた日は図書館へ行こう』を読みました。 (P[み]4-1)晴れた日は図書館へいこう (ポプラ文庫ピュアフル) 作者: 緑川聖司 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2013/07/05 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (…

新しい人生にこんにちは 河野裕『ベイビー、グッドモーニング』感想

死神と聞いて一番最初に思い出す作品はBREACHです。でも最終話はまだ読んでません。 『ベイビー、グッドモーニング』を読みました。 ベイビー、グッドモーニング<ベイビー、グッドモーニング> (角川スニーカー文庫) 作者: 河野裕 出版社/メーカー: KADOKAWA …

知らない元素も知っている元素も 左巻健男・田中陵二『よくわかる元素図鑑』

鉱石が好きなので、眺めているとわくわくしてきます。かっこいい。 『よくわかる元素図鑑』を読みました。 よくわかる元素図鑑 作者: 左巻健男,田中陵二 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2012/09/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 26人 クリッ…

40分で一汁三菜

いつもは母がご飯の用意をしているんですが、母が忙しいときは私がやっています。 家族4人分の一汁三菜を40分くらいで作るというとびっくりされることがあるんですが、手抜きをすればそんなに難しくないです。 というわけで献立をちょっと紹介。

これが僕たちのピングドラム 幾原邦彦・高橋慶 『輪るピングドラム 下』感想

運命の人、という言葉はなかなか現実には出会わないけれど、フィクションで見るとやっぱりいいなあ、と思ってしまいますね。 『輪るピングドラム 下』を読みました。 輪るピングドラム 下 作者: 幾原邦彦,高橋慶,星野リリィ 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日:…

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第1弾「はてなブロガーに5つの質問」答えました

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第1弾「はてなブロガーに5つの質問」。 流行には乗っておこうということで書いておきます。 1. はてなブログを始めたきっかけは何ですか? 読書メーターで本の感想を書いていて、「どうせならもっと長文を書きた…

「高津宮 とこしえ秋まつり」をぶらぶらしたときの写真レポ

大阪の高津宮で行われた「とこしえ秋まつり」に行きました。 だいぶ遅れてしまったけれど写真レポートを書きます。 d.hatena.ne.jp このお祭りはアーティストの人の発案で、このおっきい船に神様を入れるというのがメインらしいです。 この縄を願い事ととも…

ようこそ嘘とまことが交わる世界へ 桜庭一樹の本お気に入り6選

私が好きな作家を聞かれてよく挙げるのが「桜庭一樹」なんですが、「名前は知っているけれど読んだことはない」と言われることが多いです。 今回は布教もかねて桜庭一樹の本の中のお気に入りをまとめてみました。

学校をめぐるアンソロジー 大森望編『不思議の扉 午後の教室』感想

『不思議の扉 午後の教室』を読みました。 不思議の扉 午後の教室 (角川文庫) 作者: 大森望,カスヤナガト 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング) 発売日: 2011/08/25 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 42回 この商品を含むブログ (10件)…

誰も悪くないのに泥沼化する関係 『凪のあすから』1~13話までの感想

『凪のあすから』を見ていました。 2クールで1クール目が第一部、2クール目が第二部となっているので、1クール目の感想をまず書いておこうと思います。 「凪のあすから」PV あらすじ 廃校になった中学校から転校してきた四人の少年少女。彼らは「エナ」…

もう一つブログ作ってみた

いつの間にか、はてなブログで無課金でも複数のブログを作れるようになっている……。 というわけでもう一つ作ってみました。 zuratorial.hatenablog.com デザインのまとめ記事やチュートリアルをぼちぼちとアップしていくつもりです。 作るにあたって、こちら…

ボーイ・ミーツ・植物魔獣 小木君人『森の魔獣に花束を』感想

なんかすごい高い商品がAmazonアソシエイトで買われていく夢を見ました。夢か……。 それはそれとして『森の魔獣に花束を』を読みました。 森の魔獣に花束を (ガガガ文庫) 作者: 小木君人,そと 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2012/04/18 メディア: 文庫 購…

料理から見るロシアの文化 萩野恭子・沼野恭子『家庭で作れるロシア料理 ダーチャの菜園の恵みがいっぱい!』感想

民族料理について調べてみたいと思ったので、民族料理のレシピ本を探していました。 『家庭で作れるロシア料理』もそのひとつ。 家庭で作れるロシア料理 ダーチャの菜園の恵みがいっぱい! 作者: 荻野恭子,沼野恭子 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 20…

ポチってもらいやすいAmazonアソシエイトリンク

いつの間にか200記事突破していた。めでたい。 このブログのアフィリエイトは今のところAmazonアソシエイトだけです。しかしこれ案外購入してもらうのが難しいんですよね。 その中でポチってもらいやすいものがなんとなくわかってきたので覚書しておこう…

江戸末期の嫁姑バトル 宮尾登美子『天璋院篤姫 下』感想

『天璋院篤姫 下』を読みました。 歴史ものは読むのに時間がかかる……。でも心に残る本でした。 新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫) 作者: 宮尾登美子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2007/03/15 メディア: 文庫 購入: 6人 クリック: 28回 この商品を含む…

ごめん、オチが読めてしまった 『ワールズエンド・ガールフレンド』感想

毎日更新にシフトしようとしたら、うまくいかなかったのでやっぱり好きなときに好きな記事を書きます。 というわけで『ワールズエンド・ガールフレンド』を読みました。 ワールズエンド・ガールフレンド (ガガガ文庫) 作者: 荒川工 出版社/メーカー: 小学館 …

クローン技術によって追い込まれていく恋人 唐辺葉介『ドッペルゲンガーの恋人』感想

『ドッペルゲンガーの恋人』を読みました。 はてなブログの記事で見かけて読みたい!となったんですが、ブクマをし忘れてどの記事だったかわからなくなりました。残念。 見つかりました。 nyalra.hatenablog.com ドッペルゲンガーの恋人 (星海社FICTIONS) 作…

人を耕して何かを倒せ 『ひとたがやし』感想

『ひとたがやし』をクリアしました。 ひとりぼっち惑星からずいぶん経ってしまいました。ゲームをプレイするのが遅いから……。 play.google.com ゲーム概要 フリック操作を駆使して人を栽培し、「なにか」と戦わせるダークなミニゲームアプリ。「なにか」を倒…

これが王妃の薔薇色の人生 桜庭一樹『GOSICK7 薔薇色の人生』感想

『GOSICK7 薔薇色の人生』を読みました。 間が空いてもなんとなく話を覚えてるからありがたいです。わかりやすいってことなのかな。 GOSICK VII ──ゴシック・薔薇色の人生── (角川文庫) 作者: 桜庭一樹 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2012/0…