ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

2025-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『アトピーが教えてくれたこと』青山ぱふこ コミックエッセイの森 感想

あらすじ・概要 高校生のころアトピーが悪化した著者。脱ステロイド療法に挑戦するが、その道のりは苦難の連続だった。部活の大会のストレスでアトピーが悪化したり、家庭の不和でアトピーが悪化したり。ストレスや葛藤を乗り越えながら、アトピーと暮らした…

『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』(アニメ版)見た 女主人公がたくましくなっていく物語

あらすじ・概要 空条徐倫は恋人と弁護士の裏切りによって無実の罪で収監されてしまう。そこで不思議な能力「スタンド」に目覚め、徐倫はスタンドとの戦いに巻き込まれていく。瀕死になった父親、承太郎を助けるため、承太郎の記憶とスタンドが封印されたディ…

『「自分らしさ」と日本語』中村桃子 ちくまプリマー新書 感想 アイデンティティと偏見、排他をめぐる言葉の話

あらすじ・概要 普段日常生活で何気なく使っている言葉。その言葉には様々な偏見がある。女性の一人称をめぐる社会の偏見や、フィクションに登場する外国人たちの言葉、方言に対するステレオタイプと新たなアイデンティティの付与など、変化していく言葉の姿…

『ドン・キホーテ』セルバンテス 岩波少年文庫 感想 自分を騎士だと思い込んだ狂人の珍道中

あらすじ・概要 とある善人の男は50歳にして騎士道物語に夢中になり、自分を高潔な騎士と思い込む狂人となってしまった。お供ののサンチョ・パンサを連れて理想の騎士に近づくためにあれこれ挑戦するが、いつもうまくいかない。やがて狂人ドン・キホーテの名…

『速水りんこの南印度は美味しいぞ~!』主婦と生活社 おいしくて健康にいいインドの料理

あらすじ・概要 バックパッカーとしてインドにはまりインド人と結婚した速水りんこ。彼女は夫と一緒に漫画で南インドの料理を紹介する。スパイスの話、主食であるお米の話、同じくインドにハマっている日本人たちへのインタビューなど、インドと食の情報がた…

『映画クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』感想 奇妙な遊園地の作りこみがすごい 

あらすじ・概要 しんのすけは幼稚園の園児たちとともにヘンダーランドという遊園地に遠足に行く。ヘンダーランドを楽しむうちにしんのすけはヘンダーランドの秘密を知ってしまう。人形トッペマ・マペットはしんのすけに魔法のトランプを授け、それによって自…

『ヴィクトリア時代のインターネット』トム・スタンテージ ハヤカワ文庫NF 感想 電信技術の栄枯盛衰と革命

あらすじ・概要 ヴィクトリア時代にはすでにインターネット技術のようなものがあった。電気技術による電信の黎明、そしてそれによる文化の変化を書く。発明家同士の発明合戦、新技術の興亡、そして電信によってつくり替えられた三行や商業の仕組みを説明する…

『旅ボン 台湾・高雄編』『台湾・台北編』主婦と生活社 ボンボヤージュ 感想

あらすじ・概要 イラストレーター、ボンボヤージュは担当編集者とともに台湾へ旅行する。台湾の寺院を見て回ったり、台湾のフルーツや食事に舌鼓を打ったり台湾を満喫する。台湾文化のあれこれにツッコミを入れながらも、自身も台湾についての無知っぷりをさ…

ちくまプリマ―新書のおすすめ20選 心の健康、言葉、政治、歴史や文化

Twitterのアンケートで読みたいと言ってもらったちくまプリマー新書のおすすめをまとめました。 筆者の興味関心ゆえにメンタルヘルス関係に話題が偏り気味なのですが、そういうものだと思って読んでください。 精神疾患・メンタルヘルス 『ぼくらの中の発達…

『はじめての哲学的思考』苫野一徳 ちくまプリマー新書 感想 掘り下げて考えることは生活に影響を及ぼしている

あらすじ・概要 社会の役に立たないと言われがちな哲学。しかし、それは誤りである。人々が知らないうちに、哲学は社会に大きな影響を及ぼしている。民主主義や人権、日常生活にかかわる哲学の存在を解説し、哲学的思想を学ぶことの大切さを語る。生活に役立…

『7㎏やせろと言われても。』鳥居志帆 サンクチュアリ出版 感想 編集部のお金でダイエットをする漫画

あらすじ・概要 イラストレーターである著者は、編集部のお金でダイエットに挑戦することに。編集者から送られてくるダイエット食品やグッズを使って正直な感想を書く、また運動やダイエットがらみの前世療法、催眠療法に至るまでありとあらゆるダイエット方…

『おこぼれ姫と円卓の騎士』石田リンネ ビーズログ文庫 平和のために奔走する次期女王

あらすじ・概要 王女レティ―ツィアは政治的に対立する兄たちが国を分裂させないように、「おこぼれ」で次期国王に選ばれる。国王はナイツオブグラウンドと呼ばれる騎士たちを集めなければならない。彼女は騎士の第一席デュークとともに国内のトラブル解決と…

『ジュマンジ』見た 呪われたゲームの中であがりを目指せ

あらすじ・概要 両親を亡くしておばに引き取られた兄弟は、すごろくゲームを発見する。それはマス目に書かれたことが現実になる呪われたゲームだった。ゴールまでたどりついて「ジュマンジ」と叫ばなければゲームから解放されない。兄弟は過去からやってきた…

『壊れた脳と生きる』鈴木大介・鈴木匡子 ちくまプリマー新書 感想 できないことが増えても自分自身であること

あらすじ・概要 高次脳機能障害の当事者となった鈴木大介と、医師である鈴木匡子が対談形式で語り合う。障害による困りごとや、他人から子どものように扱われてしまうことの劣等感、そして高次脳機能障害への支援の足らなさなど、当事者だからこそできる話を…

『戦闘城塞マスラヲ』林トモアキ 角川スニーカー文庫 感想 ハッタリ男と電子の精霊が戦って超常を目指す

あらすじ・概要 引きこもりの川村ヒデオは、電子の精霊、ウィル子と出会う。神になることを望む彼女と聖魔杯に参加することになったヒデオは、優勝候補のひとりをはったりで倒してしまう。周囲に勝手に予知能力を持つと勘違いされたヒデオは、そのことを逆手…

『東京おんな一人飯』日高トラ子 角川書店単行本 感想 売れない漫画家のハイテンションごはん

あらすじ・概要 東京でアルバイトを渡り歩きながらながら漫画家で食っていくことを目指す著者。当然高収入ではない彼女は東京でお得なお店で食事をする。とんかつやインドカレー、たまの豪華な食事など、東京ならではの風景をノリのいい空想とともに描き出し…

『バリ島に女ひとりで住んでみた』アマットル・キナ TOブックス 感想

あらすじ・概要 バリ島の舞踏にあこがれてバリにやってきた著者。しかし踊るより絵を描いているほうが楽しいとわかり、絵を描きながらバリ島で暮らすようになった。インドネシア人のパートナーもできたが、ちょっと変な人で……。バリ島のおかしな日常をコミッ…

『地面師たち』ネットフリックスで見た 楽しいけれどどうしようもなく醜いアウトロードラマ

あらすじ・概要 売りに出されていない土地を、自分たちで勝手に販売して巨額の詐欺を行う地面師たち。ハリソン山中率いる地面師たちは都内の宗教施設にターゲットを定める。都内中心部で非常に高額、商業的にも価値が高いその土地をめぐって大手の不動産会社…

『20代、親を看取る』キクチ KADOKAWA 感想 若くしてがんの親を見送った女性のコミックエッセイ

あらすじ・概要 著者の母親は乳がんを経験していた。そのがんが脳に転移し、父と著者は「母親が死ぬ」という事実に直面することになる。医師にセカンドオピニオンを受け、余命を知らされたふたりは母と最期のひとときを過ごす。しかし、看取りは介護の苦しさ…

『噂のマカオで女磨き!』花津ハナヨ 文芸春秋 カジノやって土地の文化を知る

あらすじ・概要 著者はマカオで女磨きをしようとする。マカオのカジノで体を磨くための資産を作ろうとするが、大して勝てなかった。同時にマカオの食事に舌鼓を売ったり、マカオの人にガイドしてもらったり、マカオの美容情報などについてもコミックエッセイ…

『西洋美術とレイシズム』岡田温司 ちくまプリマー新書 感想 絵に描かれた肌の色と差別

あらすじ・概要 華やかな西洋絵画の世界だが、そこには当時の差別やステレオタイプがある。著者はノアの息子ハムや、ハガルとイシュマエル親子の旧約聖書の描かれ方からそこにひそむ人種差別について解説する。西洋絵画とそこに描かれる肌の色の深い関係につ…

『インドな日々』速水りんこ HONWARAコミックス 感想 南アジアの個性的で優しい国にドハマリした話

あらすじ・概要 バックパッカーとしてインドに夢中になり、サッシーというインド人と結婚した著者。バックパッカー時代のインドの思い出や、インド人夫の出身地への里帰り、インド特有の文化を面白おかしく描く。インドの冠婚葬祭や家族観は日本のものと異な…