ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

2026-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『ユーゴスラヴィア現代史 新版』柴宜弘 岩波新書 南欧の多民族国家の理想と限界

あらすじ・概要 オスマン帝国下で多民族が暮らしていたユーゴスラヴィア。政治的事情で生み出されたその国は、第二次世界大戦時にナチスの支配を受けその後社会主義国家となる。カリスマ的なチトー政権で一時の平和を得るが、その平和はチトーの死とともに崩…

『京都タワーで朝風呂を』カツヤマケイコ 双葉社 感想 俗っぽい愛情で京都の魅力を語る

あらすじ・概要 京都で生まれ育った著者は京都についてのコミックエッセイの依頼を受ける。他の地域へのライバル心もありつつ、京都の文化をを取材してみたり、自分の過去を振り返ってみたり。知っているようで知らない京都の漫画。 偏見もありつつ笑ってし…

大人が集英社版学習漫画『世界の歴史』18巻を読破してみた感想

あらすじ・概要 世界の国々はどうやって形作られたのか。戦争の原因は何か、グローバル社会は今後どうあるべきか。黒猫を語り手として、子どもたちのために世界の歴史を漫画で描く。 漫画で読む歴史研究の変化 子どものころ古いバージョンのものを読んでいた…

『自閉症スペクトラム障害――療育と対応を考える』平岩幹男 岩波新書 当事者にとって必要な情報とは違う

あらすじ・概要 知的発達の遅れを伴うカナー型自閉症、一見知的発達の遅れはないが能力のアンバランスさとコミュニケーションの問題を抱える高機能自閉症の人たちに周囲が何ができるか。ふたつの自閉症を紹介しながら、療育の最前線で活動している著者が、自…

『県民性丸わかり! ご当地あるあるワイドSHOW』もぐら バンブーコミックスエッセイセレクション 感想

あらすじ・概要 ご当地漫画を描き続けてきた著者は、読者からご当地ネタを募集しそれを四コマに描く。投稿されたご当地ネタにツッコミを入れながら、日本の多様な文化、価値観、風習を紹介する。 人々のご当地ネタ投稿をツッコミながら漫画に 人々から投稿さ…

『世界思い出旅ごはん ローカルフードを食べ歩き!』低橋 主婦の友社 感想 体力勝負の旅の中で異国の食べ物を知る

あらすじ・概要 バックパッカーとして世界を巡っていた著者は、その土地でさまざまなものを食べた。アジアやヨーロッパ、ラテンアメリカなどの食べ物を紹介しながら旅を回想する。食事を通して得た現地の人たちとの「思い出」とは。 情報量が多くて楽しかった…

『見とこ、行っとこ、』シリーズ もぐら 感想 ジェイティビィパブリッシング ニッチなローカル旅行コミックエッセイ

『見とこ、行っとこ、』シリーズを読んだのでそのまとめです。 関西 四国 東京 東海 関西 序盤は著者の出不精の話から始まります。著者がこんなにご当地関連の漫画を出しておきながら出不精なのは意外でしたね。ネタにしながら旅行には興味が薄いんですね………

『推しの公園を育てる!:公園ボランティアで楽しむ地域の庭』一般社団法人みんなの公園愛護会 椛田里佳・跡部徹 学芸出版社 感想

あらすじ・概要 きみも地元の公園を推してみないか? 日本各地の公園ボランティアを紹介して、その活動を見る。そして、公園ボランティアをしたくなったらやるべきことについて解説する。無理なく活動を続けるコツや、楽しんで公園管理をする心構えとは。 公…

『武士の介護休暇 日本は老いと介護にどう向き合ってきたか』﨑井将之 河出新書 感想

あらすじ・概要 老いは人間の歴史において普遍的な問題である。江戸時代の武士はどのように親を介護していたのだろうか。実際に古文書に介護がどう書かれていたかを紹介し、日本の歴史における「介護」を考えてみる本。 日本人はどう老いに向き合ってきたか …

『耳がきこえないうささウワサのユニバーサルスポットをゆく』うささ 産業編集センター 感想

あらすじ・概要 耳が聞こえない人として暮らしている著者が、障害のある人達に配慮している店やスポットを巡る。聴覚障害の人たちが働く飲食店や、筆談と手話のみで話せる店、障害のある人たちが集う映画館、手話にまつわる企画など、さまざまな形態がある。…

『JUNK WORLD』見た 忠誠を誓うロボットと女軍人がよかった

あらすじ・概要 人間の女軍人、トリスは、人造生命体マリガンと調査隊を組むことになる。マリガンは人間に反旗を翻し、休戦協定が締結されたが人類とは微妙な関係だった。トリスはマリガンのオリジナルであるダンテと、忠実なロボットのロビンと行動を共にす…

『バルセロナで豆腐屋になった――定年後の「一身一生」奮闘記』清水健宇 岩波新書 感想

あらすじ・概要 新聞記者だった著者は第二の人生としてバルセロナで豆腐屋をやることにする。開業直後のごたごたを乗り越え、コロナウイルスによるロックダウンを経験し、ついには日本に帰国する。異国の地で、豆腐屋として過ごした生活を語る自伝的新書。 …

『神さまと神はどう違うのか?』上枝美典 ちくまプリマ―新書 感想 異なる信仰を理解するには

あらすじ・概要 世界には多神教の神と一神教の神を信じる人がいる。神様を信じない人もいる。西洋哲学を専門とする著者が、一神教を信じる人たちとそれ以外の人たちでどう価値観が違うのかを解説する。全知全能の神という概念が存在するからこその哲学的思索…

『劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段』感想 うろ覚えでも面白く見ることができた

あらすじ・概要 忍たまたちが夏休みを終え学園に帰ってくると、夏休みの宿題を取り違えられていたことが発覚する。1年は組のひとり、喜三太は「オーマガトキ城主の褌を奪ってくる」という六年生向けの夏休みの宿題をもらってから消息を絶っていた。喜三太を…

『小市民シリーズ』アニメ版見た 小賢しいけど子どもっぽいふたりのバディアニメ

あらすじ・概要 同じ高校に通う小鳩と小佐内は互恵関係にある。異質な価値観を持つふたりは「小市民」を目指すべく平穏に暮らそうとするが、ふたりの世界には常に事件が起こる。小市民をめぐる青春ミステリ。 最悪な女小佐内と愚かな青春を生きる小鳩 小佐内…

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』見た 武将カリスマ性に狂わされる国民の風刺ネタ

あらすじ・概要 コロナ禍の日本。政治的混乱により政府は戦国武将や歴史上の人物をプログラムで生成、彼らに内閣を組んでもらった。強いカリスマ性で日本を率いる武将たちは、アイドルのように国民に慕われることになる。しかし、彼らにも内部分裂の影が……。…

『どこか遠くの話をしよう』須藤真澄 上下巻 ビームコミックス 感想 言葉が通じぬ男と少女の絆

あらすじ・概要 南米の先住民風の人たちのもとに男性が現れる。彼は未来から来たという。ものと会話できる少女チロは、彼の所有物に話を聞きつつ、その彼に何かと世話を焼く。男性が言葉を覚えるうちに、次第に彼の素性が明らかになっていく。 自然豊かな村…

『きみの色』見た 少女2人と少年1人のバンドがライブを目指す

あらすじ・概要 他人に色が見えるトツ子は、学校を辞めた少女、作永ふみとテルミンを操る少年、ルイとバンドを組むことになる。だが、ふみとルイには保護者に言えない秘密があった。離島の古い教会で練習を重ねるうち、ふみとルイは自分と向き合う。三人は文…

『恋する西洋美術史』池上英洋 光文社新書 感想  ヨーロッパ絵画から見る恋愛事情

あらすじ・概要 西洋美術が専門の著者は、西洋美術における恋愛について語る。有名画家の女性遍歴や、西洋における恋愛や性愛の価値観、絵画をめぐる理想の女性、理想の男性のジェンダー観などを解説。 現代の感覚からすると倫理がないヨーロッパの恋愛 西洋…

『島旅ひとりっぷ』松鳥むう 小学館 感想 日本の離島に行って人と触れ合う

あらすじ・概要 日本の島をめぐるのが趣味な著者が、今まで旅した島を紹介する。その島の人たちとふれあい、話し、その場に集った旅人たちで情報交換をする。密接なコミュニケーションから著者は島旅に魅了された。自然豊かでアットホームな島旅の良さを描く…