ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

2026-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『100万円預けた先は詐欺でした?~風の時代とお金の話~』大久保ヒロミ 伝書バト 感想

あらすじ・概要 著者は信頼していたカウンセラーに投資を勧められ、勉強会に出ることに。断り切れなくて投資を始めてしまい、大きな勉強会への参加も始めた。しかし次第にお金が滞り、著者たち投資者たちは不安に襲われる。 著者に落ち度があっても許せない…

『楽園への清く正しき道程』野村美月 ファミ通文庫 感想

あらすじ・概要 仕立て屋、ルディは国王の庶子であったことが判明し、継承者のいなくなった王国の国王になる。北国の帝国のカタリナ皇女を妻に娶るが、彼女は暴言ばかり吐いてルディを困らせる。やがて彼女の目的が明らかになり、恋愛できない彼女はルディの…

『コーヒートークトーキョー』プレイした 病気を持つ人の苦しさがリアルで少し泣いた

あらすじ・概要 日本の首都東京、そこにある喫茶店はさまざまな事情を持った人が集う。店で働いているヴィンは、義手による痛みと体調不良に悩んでいた。ある日そこにアヤメという幽霊が現れる。マレビトであるフクは、彼女を成仏させるため未練を解消させた…

『小鳥遊ちゃんは打ち切り漫画を愛しすぎている』望広太 MF文庫J 感想

あらすじ・概要 漫画部のメンバー、月見里司は同じ漫画部の小鳥遊とよく話している。小鳥遊は、有名少年漫画誌コメットの打ち切り漫画を愛好し、その打ち切られっぷりを堪能している。漫画家志望の里司は、それに呆れながらも小鳥遊との会話に付き合っていた…

『マンダロリアン アンド グロークー』見た 親子の愛と熱い展開

あらすじ・概要 銀河をまたにかける賞金稼ぎ、マンダロリアンはグローグーというエイリアンの幼児と旅をしている。ロッタという人物を迎えに行く依頼を受けたところ、彼は帰ることを拒否。闘技場で自由を得るという。ロッタが騙されていることを知ったマンダ…

『滝川コミューン1974』原武史 講談社文庫 感想

あらすじ・概要 著者は子ども時代団地に暮らしていた。子どもを持つ若い夫婦が集い、先進的な価値観の人々が多い土地にひとりの熱心な先生が現れる。子どもの自主性を重んじながらも、同時に競争を強いるその思想から、著者の通う小学校は変容していく。 面…

『こんぶ日記』こんぶ 大和書房 感想

あらすじ・概要 夫を溺愛する妻である著者は妊娠する。子どもが生まれるのはうれしいが、ふたりきりの生活が終わってしまうのは少しさびしい。大好きな人間がひとり増えるということは、得難い幸せではあるものの、大変なことも多い。家族のいる幸せと、それ…

『ハワイ最高レッツゴー!』フカザワナオコ コミックエッセイの森 感想

あらすじ・概要 コミックエッセイ作家、フカザワナオコは夫とともにハワイに行くことに。パンケーキや肉などハワイのグルメに舌鼓を打ったり、海やエアーズロックの自然を楽しんだり。ハンドクラフトや射撃のような体験もして、ハワイを全力で楽しんでいく。…

『僕はかぐや姫/至高聖所』松村栄子 ポプラ文庫 感想 特別になりたい願望は「普通」だということ

あらすじ・概要 良妻賢母を育成する女子高等学校。そこで文学少女として生きる主人公は「僕」という一人称を使っていた。特別でありたい、男女というくくりから自由でありたい。だが、そんな願望もまた青春の陳腐さの一部だった。「僕はかぐや姫」と、大学生…

『対話をデザインする――伝わるとはどういうことか』細川英雄 ちくま新書 感想

あらすじ・概要 違う価値観の人と対話をするにはどうすればいいのか。対話するために必要なことを語っていく。自分自身が何をしたいのか、どうありたいかを考えていき、相手との違いを尊重する。 一理はあるけど理想主義的過ぎるところもある 相手と話し合う…

『ぼくは不眠症。』土井貴仁・寺島ヒロ 合同出版 感想 眠れない少年が働けるようになるまで

あらすじ・概要 小学生のときから睡眠に難があった著者は、不登校になってしまい高校を辞めることになった。大検を取って進学するも就職先でまたつまずいてしまう。ついに著者は本格的な不眠治療に乗り出す。 眠れない少年が働けるようになるまで 不眠由来の…

『実録 解離性障害のちぐはぐな日々』Tokin 合同出版 感想

あらすじ・概要 謎の体調不良で高校を退学した著者。高卒資格を取って専門学校に行き、絵の仕事を始めるもつらさはなくならない。それは解離性障害が原因だった。複数の人格が切り替わる中で著者は混乱をきたしてしまう。 解離性障害に悩みながらも必死に前…

『ダンボ』(実写版)見た ディズニーにしては暗いし苦い

あらすじ・概要 サーカスの一員だった主人公。彼が戦争から帰ってくると相棒である馬を売りに出されていた。代わりにパートナーとなった象の子どもは耳が異常に大きかった。その子、ダンボは空を飛ぶ能力があった。しかしその能力ゆえにショービジネスの世界…

『マッドジャーマンズ ドイツ移民物語』ビルギット・ヴァイエ 花伝社感想

あらすじ・概要 かつて東ドイツの友好国だったモザンビークからは、多数の労働者がやってきた。モザンビーク人である三人の男女が、当時のことを振り返る。差別のこと、同じモザンビーク人との付き合いの問題、国内の政治的不安。そして給料の未払い問題で人…

『魔女の宅急便』角野栄子 福音館文庫 仕事によって成長していく少女

あらすじ・概要 魔女の少女、キキは13歳で生まれた町を離れて独り立ちすることになる。たどりついたコリコの街では、ほうきで空を飛べることを生かして宅急便を始める。コリコの町でさまざまな人たちに出会い、仕事をするうちに、キキは少しずつ大人になって…

『語彙力を鍛える~質と量を高めるトレーニング~』石黒圭 光文社新書 感想

あらすじ・概要 「語彙力をつける」とは具体的にどういうことだろうか。語彙は「増やす」だけではなく「使いこなす」ことも重要である。異文化の接触から変わる言ことばや新しい概念から生まれたことば、ことばが持つ雰囲気など、増やすだけではなく語彙を選…

『黒―kuro―』ソウマトウ ヤングジャンプコミックス 感想

あらすじ・概要 ココは猫のクロと大きなお屋敷で暮らしている。ひとりでもクロと一緒なら寂しくない。しかし、お屋敷の周囲は化け物でいっぱいだ。屋敷の外の人々はクロを化け物のひとつとして危険視していた。やがて化け物の秘密や、クロの正体が明かされる…

『日本文学(墓)全集 時どきスイーツ』安堂友子 本当にあった笑える話 感想

あらすじ・概要 著者は文豪たちのお墓にお参りして、彼らの過去や面白エピソードを紹介する。問題だらけの文豪も、思ったよりも常識人な文豪もさまざま。作風と一致する人格のときも、全然違う人格のときもあって……美味しいスイーツの情報とともにお墓と文豪…

『その着せ替え人形は恋をする』福田晋一 ヤングガンガンコミックス 感想

あらすじ・概要 雛人形職人を目指す青年、五条は喜多川に話しかけられ、コスプレ衣装を作ることになる。喜多川と一緒にいるうちに、五条はコスプレの魅力に目覚めていく。また、喜多川もコスプレをするうちに五条に惹かれるようになる。コスプレ仲間もでき、…

『百年前の日本語――書きことばが揺れた時代』今野真二 岩波新書 感想

あらすじ・概要 百年前の人々はどのように日本語を記述していたのだろうか。夏目漱石の直筆原稿など、実際に文章を読みながら現代との違いを探る。原稿用紙の使い方や表記、外来語、ルビの振り方など、書きことばの何が変わり、何が残ったのか。 書き言葉は…