ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

コミックエッセイ

【キューバ・エジプト・チベットで漫画を描きながら生活する】ヤマザキマリ『世界の果てでも漫画描き』

あらすじ・概要 漫画家、ヤマザキマリは、歴史オタクの夫と共に、また、自らも望んで世界を飛び回ってきた。住んだところのそれぞれの文化の面白さ、また、トラブルの内容、出会った人々の濃さを描くコミックエッセイ。 世界を股にかける夫婦のタフさと適応…

【精神の病の診断を受けて迷走するが仕事に救われる】渡辺河童『うつでも介護士:崖っぷち人生、どん底からやり直してます。』

あらすじ・概要 自営業として働いていた著者は、ある日うつ病になる。何度か自殺未遂を繰り返したものの、訪問看護やヘルパーの人々に助けられる。自分も資格を取ってみようと、学校に通い始めるのだが……。 コミュニケーションを取ることによって自分を知る …

【子ども~思春期時代に読んだ本と進学校での青春】はるな檸檬『れもん、よむもん!』

あらすじ・概要 はるな檸檬は、子どもの頃から読書好きとして暮らしてきた。夢中になった児童文学や、高校生時代に友人と読んだ過激な内容の小説。大人になった今から振り返る、あのころの本を語るコミックエッセイ。 疎外感を覚える思春期時代の若者にとっ…

【ギランバレー症候群を持ちながらギャンブル依存の父と暮らす】たむらあやこ『おちおち死ねない~借金だらけの家で難病になった私のライフハック~』

あらすじ・概要 ギランバレー症候群という難病にかかってしまった著者。しかし父親のギャンブル依存のせいで家計は火の車だった。父親は心を入れ換えて働くようになるも、次々と困難は襲ってくる。果たして著者は落ち着いた患者生活を送ることができるのか。…

【漫画家が憧れの国に移住して楽しんだり苦労したり】市川ラク『わたし今、トルコです』

あらすじ・概要 トルコの文化が好きな著者。親の介護が始まらないうちにと、トルコで暮らすことを決意する。トルコでの生活はホームステイから始まった。政情が不安定で、日本と価値観の違うトルコでは、いいことも悪いことも起こって……。 トルコで起こるテ…

【間違っててもやろうという申請の仕方】とこり『確定申告アレルギーの漫画家・イラストレーターに捧ぐ 簿記1級経理実務経験5年の漫画家がやってる確定申告のアレコレ』

あらすじ・概要 確定申告が苦手だったが、簿記を学ぶなどして確定申告について知った著者。確定申告初心者のために、納税のしくみ、確定申告のためにまずやるべきことを解説する。「経費」とは何か、どうやって控除を受ければいいのか……。 よくわからなくて…

難病になった準看護師が漫画を描くまでに回復する―たむらあやこ『ふんばれ、がんばれ、ギランバレー!』

あらすじ・概要 準看護師だった著者は、突然謎の体調不良を起こす。大きな病院でギランバレー症候群と診断され、過酷な治療が始まった。特効薬もなく、必ず効く治療法もないまま、病に苦しむ。果たして著者は退院することができるのか。 コメディタッチだけ…

父がアルコール依存症だった著者が依存症当事者や回復施設を取材する―菊池真理子『依存症ってなんですか?』

だっしゅ あらすじ・概要 アルコール依存症の父を持ち、苦労してきた著者。彼女はアルコール依存症や薬物依存症について調べることとなる。依存から脱却して酒を飲まない生活を続けているミュージシャンや、依存症の支援施設を取材するうちに、著者は改めて…

壁の向こう側には過酷な現実を生きる街がありました―りえぞう『パレスチナに行ってみた』

あらすじ・概要 イスラエルを観光した著者は、その後パレスチナ自治区へ向かう。イスラム教徒たちが暮らすはずのその場所は、イスラエル軍による厳しい監視がなされていた。著者は宗教施設や歴史的な場所を巡りつつ、パレスチナの今について考える。 ただ町…

双極性障害同士の夫婦が躁うつの波とともに共同生活する―リョコモコ『躁うつ夫婦』

あらすじ・概要 それぞれ別に双極性障害を発症した著者と著者の夫は、インターネットで出会い、恋をし結婚に至る。ときに躁でハイテンションになり、ときにうつで家に閉じこもりながらも、夫婦で助け合って生きていた。精神疾患とともに生きる結婚生活をユー…

日系アメリカ人と結婚し、アメリカでバイリンガル教育を目指す―ゴキタ絵美『うちの息子はバカリンガル』

あらすじ・概要 仕事でアメリカに渡り、日系アメリカ人と結婚した著者。ふたりの息子にも恵まれた。著者は息子たちにバイリンガルになってほしいと日本語を教え続けるが、うまくいかないことも多く……。バイリンガル育児や、アメリカでの子育てを描いたコミッ…

【人気の観光地からマイナーな土地まで】旅行をテーマにしたコミックエッセイおすすめ21選

ChatGTPに提案されたまとめ記事を書くシリーズ、今回は旅行がテーマのコミックエッセイのおすすめ記事です。 3つの宗教が混じり合う聖地へ『イスラエルに行ってみた 旅行記コミックエッセイ』 バックパッカーとしてイスラエルに行ってみたいと思っていた著…

結城紬について知るPR漫画―細川貂々『てんてんと歩くキモノみち 紬からはじめました』

あらすじ・概要 着物にあこがれながらも、その難しさに挫折していた著者。そんな中、結城紬の関係者に漫画の依頼を受ける。結城紬の肯定や特徴について学び、ついには結城紬を着ることに。結城紬に関わる人たちの悩み、そして結城紬を後世に伝えようとする活…

食品アレルギーの子どもを育てる上での悲喜こもごも―カラスヤサトシ『0歳からのアレルギー戦記~牛乳・卵・小麦がダメ!』

あらすじ・概要 結婚して子どもをもうけた著者。しかしその子どもには食品アレルギーがあった。アレルゲンを含む食品を避けたり、気軽に他人と食事できなかったり、アレルギーの子どもと暮らすことは大変なことも多く……。 食品アレルギーの子どもと暮らす人…

【子どもの成長を見守る】子育てをテーマにしたコミックエッセイおすすめ27選

ChatGTPに提案されたまとめ記事を書いてみようシリーズ、今回は子育てをテーマにしたコミックエッセイおすすめまとめです。 私が福祉や障害のある子どもの生活に興味があるので、そういうコミックエッセイが多くなっています。 職場復帰後奔走する女性と、働…

職場復帰後奔走する女性と、働く母親への差別―あい『いけいけどんどん!ワーママ奮闘記』

あらすじ・概要 育児休暇の後、会社に復帰することになった著者、子どもと長く過ごせなくなることを悲しく思いながらも、好きなデザインの仕事を必死で頑張る。ときに夫といさかいながらも、何とか仕事を続ける一方、職場からは収入の当てにしていた手当をな…

小六にして中学受験をしたいと言い出した息子を応援する夫婦―細川貂々『なぜか突然、中学受験』

あらすじ・概要 漫画家・イラストレーターの細川貂々と専業主夫のツレの間に生まれた息子、ちーと君。小学6年生になった彼は突然中学受験をしたいと言い出す。戸惑いながらも、夫妻は息子の受験勉強を応援するために奔走する。 本人がやりたいことをどう応…

子どもになった親のために施設探し―細川貂々『親が子どもになるころに――てんてん、介護問題に直面す。』

あらすじ・概要 漫画家の著者にはひとり暮らしの父がいた。仕事を続けまめに掃除をし、生活を続けていた。しかしあるときから認知症の兆候が見え始め、施設に入れることを考え始める。施設探しの日々、ままならない父親の行動を描きながら、子どもが老いた親…

ネガティブな漫画家が自分語りをしつつ楽な生き方を模索する―菊池真理子『生きやすい』

あらすじ・概要 漫画でルポルタージュを描くことを仕事にしている著者、菊池真理子。しかしその内面はネガティブで、漠然とした生きづらさに悩まされていた。過剰な繊細さ、人付き合いへの疲労、本音を言うことへの抵抗など、著者自身が自分のネガティブさを…

ダウン症の子育てを明るいコメディタッチで描く―たちばなかおる『ユンタのゆっくり成長期 ダウン症児を育てています』

あらすじ・概要 長男として授かった赤ちゃんはダウン症児だった……。行政や福祉の力を借りつつ、発達がゆっくりの子どもを家族で見守る。ダウン症の子育ての理不尽なところ、うまくいかないところを描きながらも、コメディタッチで進行するコミックエッセイ。

ベビーシッターになった保育士の奮闘記―さいおなお『3時間だけママを代わります! 駆け出しベビーシッターの奮闘記』

あらすじ・概要 保育士だったが、日々の雑務に追われ、「もっと子どもと向き合う仕事がしたい」とベビーシッターになった著者。ベビーシッターの仕事の内容から、子どもと付き合う上での悩み、保護者とのやりとりなど、子どもを世話する仕事について語る。 …

イスラム教徒の男性と結婚したらカルチャーショックを受けた―ハスナ『笑える 腹立つ イスラム夫と共存中』

あらすじ・概要 海外旅行をしていた著者は、それがきっかけでイスラム教徒の男性と結婚することになる。神を信じる男と信じない女、文化の違いは大きくて……。コミカルな描写ながらもイスラーム文化と日本文化を比較するコミックエッセイ。 私たちと違った倫…

双極性障害の夫を支えるうちに妻がうつになってしまった―彩原ゆず『夫婦で心を病みました 優しい夫が双極性障害を発症したあの日から』

あらすじ・概要 仕事のストレスでうつになってしまった夫、休息を経て少しずつよくなっていくが、しばらくして夫に異変が訪れる。浪費をし、常にいらだちものに当たるようになり、ついに著者にも手を上げるようになった。追い詰められた著者は、自分も自殺を…

双極性障害の母を支えた著者と家族の物語―まりげ『700日間の絶望トンネル』

あらすじ・概要 別居している母が自殺未遂をしたという報告を受け、著者は混乱する。どうやら母は双極性障害だということがわかり、入院治療ののち、著者の近くで暮らすこととなった。しかし母親の躁うつの波に振り回され、著者は苦悩する。

アルコール依存症の父親を愛したいor許せない?―菊池真理子『酔うと化け物になる父がつらい』

あらすじ・概要 宗教にハマった母と、毎回泥酔するほどお酒を飲んでしまう父。母は嫌がりながらも父と飲み仲間の世話をしていた。著者はそんな両親とともに生活していた。やがて母が自殺し、父の世話は著者と妹の仕事になる。アルコールに依存する父に振り回…

実家が寺の著者が、住職の兄をネタに仏僧の世界を語る―杜康潤『坊主DAYS』

あらすじ・概要 漫画家、杜康潤の実家は臨済宗の寺。住職である兄に聞き取り調査をしつつ、僧侶になるまでの苦労や、寺での日常を語る。僧侶になるまでの修行の厳しさ、住職として地域を支える多忙さ、現代ならではのお寺の事情など、宗教が身近に感じるかも…

ADHD女性は虐待や周囲の無理解を受け人生を迷走する―ぴーちゃん『ぴーちゃんは人間じゃない? ADHDでうつのわたし、働きづらいけどなんとかやってます』

あらすじ・概要 「ぴーちゃん」こと著者は、子どもの頃から何だか上手く行かなかった。親からの虐待、周囲の大人たちの無理解。やがてうつになり、オーバードーズや性的逸脱をしてしまうに至る。自分がADHDだと気づき、あがいて生きていく姿を描いたコミック…

3つの宗教が混じり合う聖地へ―りえぞう『イスラエルに行ってみた 旅行記コミックエッセイ』

あらすじ・概要 バックパッカーとしてイスラエルに行ってみたいと思っていた著者。しかしイスラエルに入国後、敵対する国に行けなくなる場合がある。アラブの他の地域を巡ったあと、ようやくたどり着いたイスラエルは、3つの宗教の対立を象徴するような場所…

毒親から生き延びた人が励まし合うようなコミックインタビュー集―菊池真理子『毒親サバイバル』

あらすじ・概要 アルコール依存症の父と宗教にハマった母を持つ著者は、大人になってから自分の家庭が普通ではないと気づく。著者は自分以外の「毒親」を持つ人々に取材し、そのエピソードを漫画にすることにした。劣悪な家庭環境をサバイブしてきた人々の、…

宗教2世のエピソードを淡々と漫画で収録―菊池真理子『「神様」のいる家で育ちました~宗教2世な私たち~』

あらすじ・概要 自分の親は宗教を信じていた。それだけで長く排斥感を感じ、生きるのに悩む人々がいる。自らも宗教2世である著者が、2世たちに聞き取り調査を行い、そのエピソードを漫画に起こした。2世たちの宗教との決別、そしてその後の人生とは……。