ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

栗原ちひろ

幻想小説としてできがいいだけにちょっと惜しい―栗原ちひろ『ある小説家をめぐる一冊』

あらすじ・概要 編集者を辞めようかと考えていた田中は、ある女性作家の担当に配置換えになる。生活力皆無で食事もまともに取らない、些々浦の作品にほれ込んだ田中は、彼女から原稿を引き出すために屋敷に通う。しかし、些々浦は「自分の書いたことが現実に…