ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

法廷

虚言癖のある母親を訴え返して学校と部活の無実を証明する―福田ますみ『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの戦い』

あらすじ・概要 長野の丸子実業高校で、バレーボール部の男子部員が自殺した。母親、高山かおりはいじめが原因だと怒り狂い、高校を相手取って裁判を起こす。だが、母親の主張のほとんどは虚言だった。丸子実業は逆に母親を訴え返し、部員と学校の無実を証明…

死んだ母の借金を返すため保険会社と裁判―歌川たいじ『母の形見は借金地獄 全力で戦った700日』

あらすじ・概要 母親から虐待を受け、また、自身もゲイであるためいじめの対象になっていた著者。そんな著者も現在は落ち着いた暮らしをしており、母とも和解を試みていた。しかし、母が急死。彼女が残したのは、多くの借金だった。著者は借金を返済するため…

ゲイの大人がダウン症の子どもを守る―『チョコレートドーナツ』

あらすじ・概要 ドラッグ・クイーンのルディは、口パクでショーに出演しながらも自分の声で歌うことを夢見ていた。そんな中、同じマンションに住む女性が薬物使用で逮捕される。彼女が残していったダウン症の息子を、ゲイの弁護士、ポールとともに引き取って…

オチがあまりにもひどすぎるでしょ―『砂上の法廷』

今日の更新は、映画『砂上の法廷』感想です。 あらすじ・概要 大物弁護士の男が殺害され、容疑者として逮捕されたのはその息子の少年だった。弁護士のラムゼイは彼を弁護するが、少年は黙秘を続ける。ラムゼイは少年を無罪にするため手練手管を弄する。母親…

弁護士も裁判も「群盲象を評す」である―『三度目の殺人』

今日の更新は、映画『三度目の殺人』の感想です。 あらすじ 殺人の前科がある三隅は、自分の勤める工場の社長を殺した。弁護士の重盛は、彼を担当することになる。だが、三隅の供述は二転三転し、重盛はそれに振り回されていく。やがて、意外な事実が明らか…

もしも日本に陪審員制度があったら 『12人の優しい日本人』感想

この作品が出たときには、裁判員裁判はまだ始まっていなかったんですが、今見てみると、予言みたいに感じてしまいますね。 事実がフィクションに追いついている。 あらすじ 陪審員制度のあるIF世界の日本。殺人事件に関して12人全員無罪の評決をしますが、…