ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

異文化

『スパイス&ハーブで旅キッチン』フジナミコナ コミックエッセイの森 感想

コロナ禍で旅行に行けなくなった著者が国内でスパイスを伴う海外の料理を作ってみる。試行錯誤しながら理想の味に近づけようとする。食べ物においてスパイスの重要性を知るコミックエッセイ。 スパイスをあれこれ使って海外の料理を作る話。登場する料理はア…

『北のダンナと西のヨメ』横山了一 飛鳥新社 感想

北(北海道)と西(兵庫県神戸市)のふたりが結婚したらさまざまな文化の違いがあった。北海道と兵庫県の文化を紹介しながら、夫婦の面白トークが炸裂。お互いに突っ込み合いながらも相手の文かも知っていく。 関西人なので妻の意見にはあるある~と思いなが…

『マンガでわかる! 韓国時代劇のすべて』 康熙奉・hassaku 実業之日本社 感想

あらすじ・概要 世界でヒットしている韓国時代劇。そこで取り上げられている朝鮮王朝の歴史を漫画と文で紹介する。王と世継ぎである世子、妃たちによる権力闘争を解説。王宮における階級社会や衣服の文化、政治システムなども書く。 韓国時代劇のこれって何…

『鹿児島”爆笑”転勤ライフ』坂本龍馬と怪しい海援隊 合同フォレスト 感想

あらすじ・概要 仕事の都合で鹿児島に引っ越してきた著者は、そこでさまざまなカルチャーショックを受ける。薩摩出身の有名人や、薩摩人の上下関係の厳しさ、薩摩の自然などをユーモラスに語る。 筆で描いたような筆致がよい 鹿児島に対する漫画。筆で描いた…

アジアに関するコミックエッセイおすすめ30選 旅行・移住・国際結婚

今回はアジアに関するコミックエッセイをまとめました。 中国 『噂のマカオで女磨き!』花津ハナヨ 『中国少数民族いまむかし 西江・元陽をめぐる旅』まえだなをこ 『中国秘境紀行 大陸の果てまでいっチャイナ!』日野トミー 『杜康潤のトコトコ三国志紀行』…

『働く!!インド人 印度定食屋繫盛記』速水りんこ 朝日新聞出版 感想 インド夫が理想の店を持つ

あらすじ・概要 著者の夫、インド人のサッシーは著者と結婚するとともに日本に移住してきた。日本での就労に苦労したり、トラブルに巻き込まれつつも、自分の店を持つまでになる。著者も将来を案じ、サッシーと喧嘩しながらも、何だかんだとサッシーが店を持…

『バリ島に女ひとりで住んでみた』アマットル・キナ TOブックス 感想

あらすじ・概要 バリ島の舞踏にあこがれてバリにやってきた著者。しかし踊るより絵を描いているほうが楽しいとわかり、絵を描きながらバリ島で暮らすようになった。インドネシア人のパートナーもできたが、ちょっと変な人で……。バリ島のおかしな日常をコミッ…

『インドな日々』速水りんこ HONWARAコミックス 感想 南アジアの個性的で優しい国にドハマリした話

あらすじ・概要 バックパッカーとしてインドに夢中になり、サッシーというインド人と結婚した著者。バックパッカー時代のインドの思い出や、インド人夫の出身地への里帰り、インド特有の文化を面白おかしく描く。インドの冠婚葬祭や家族観は日本のものと異な…

『北イタリアまったりマンガ家夫婦日記』いしぐちけいこ バンブーコミックスエッセイセレクション 感想

あらすじ・概要 北イタリアで漫画家として活動する夫婦。イタリアと日本の漫画事情の違いだったり、住んでいる土地の文化だったり、イタリアで起こる不便なできごとなどを4コマで描き出す。イタリアで国籍の違う夫婦として暮らすということはどういうことか…

『アジ玉。asia-no-tamanokoshi。』黒川あづさ 中央公論社 感想  金持ちバングラデシュ夫との結婚

あらすじ・概要 著者はバングラデシュの男性、クリリンと結婚する。しかし結婚してから、彼は地元の大富豪だということを知った。夫の実家に行ってその家の規模や周囲の権力にびっくりしたり、日本でもめたり。人望にあつい舅にあこがれたり……バングラデシュ…

『マンガ 出張先は北朝鮮』呉英進 全2巻 作品社 隣の独裁国家に出張して洗脳された人たちの人間味を見る 

あらすじ・概要 韓国から土木作業のために北朝鮮に出張することになった著者。「将軍様」を崇拝する北朝鮮の人々はどこかおかしく、同時に人間味がある。著者は北朝鮮で起こったことを記録しておくことにした。大きな矛盾を抱えて暮らす北朝鮮住民の、リアル…

『恋する韓国男子! 知りたかった隣の国のおつきあいスタイル』唐南賀彩生 幻冬舎 感想

あらすじ・概要 著者は朝鮮語学部に通っていた。そこには韓国のことを学ぶ日本人と、数多くの韓国人留学生がいた。恋多き韓国人男子パク先輩を中心に、日本人と韓国人の文化の差異や、コミュニケーションについて語る。似ているようで違う、韓国の文化とは。…

『日系人の歴史を知ろう』高橋幸春 岩波ジュニア新書 感想 ブラジルに渡った日本人たちのその後

あらすじ・概要 日系ブラジル人を家族に持つ著者は、彼らのことを知ってもらいたいと日系ブラジル人たちの歴史を語る。棄民に等しい政策でブラジルにやってきた彼らは、ブラジルの自然や文化の違いと格闘しながら暮らしていた。出稼ぎのつもりだった一世たち…

『世界の神話』沖田瑞穂 岩波ジュニア新書 当時はそう思われていたさまざまな聖なる物語を比較してみよう

あらすじ・概要 世界がどこから発生したのかや、人間創造の物語、神の力を借りる英雄譚など、神話はさまざまな物語を描き出している。世界にはどんな「聖なる物語」があるのか。地域ごとに特徴的な神話を紹介し、似ているところや独創的なところを比べて考え…

『やさしい日本語ってなんだろう』岩田一成 ちくまプリマ―新書 誰もが理解できる簡単な言葉とは何か

あらすじ・概要 わかりやすく、簡単な日本語で情報を伝えようとする「やさしい日本語」の運動。その運動のあらましや、文章を「やさしく」するコツ、現代の日本が抱える言語的少数派の悩みなどを解説。言葉による「やさしい」を考えると、少数派の日常の困難…

『やさしい日本語――多文化共生社会へ』庵功雄 岩波新書 感想 簡単な日本語を通して異文化と話そう

あらすじ・概要 外国語を母語とする人や、言葉に困難を抱える障害者など言語的少数派にも読める日本語「やさしい日本語」。その思想はどういうものなのか。少数派に優しくない日本語の現状を語りながら、日本人にとって日本語とは何か、ということについても…

『中国少数民族いまむかし 西江・元陽をめぐる旅』まえだなをこ KDP 感想

あらすじ・概要 著者はかつて中国の少数民族の村を旅していた。そしてふたたびその土地を訪れたとき、文化の変容に驚く。中国少数民族の過去と今を比較しながら、少数民族の人たちと触れ合い話し合った記憶をイラストエッセイで描く。 変容することがさびし…

『調査されるという迷惑 増補版』安渓遊地・宮本常一 みずのわ出版 感想 文化人類学者がもたらす罪と罰

あらすじ・概要 社会に様々な文化を紹介してくれる文化人類学者。しかし、彼らの到来が悪影響をもたらすこともある。ふたりの著者が自分が体験したこと、見聞きしたことを振り返り、文化人類学者は地域に対してどう振舞うかを考える。 迷惑と親切の間で揺れ…

『見ることの塩 イスラエル/パレスチナ紀行』四方田犬彦 河出書房新社 上下巻  約束された土地で行われる呪い、暴力

あらすじ・概要 著者はイスラエルで日本語講師として滞在することとなる。イスラエルで働きながらも、イスラエル領内の各地を巡る。そこで目にしたのは、パレスチナ人への強い弾圧、差別、そしてイスラエルが抱える政治的矛盾だった。実際に見て、歩くことで…

『くいしんぼうの南インド生活』作画しばざきとしえ 原案あーちゃん コミックエッセイの森 感想

あらすじ・概要 海外で起業したいという夢とともにインドにやってきた著者。南インドは豊かな食文化にあふれていた。南インドで食べたいろいろな食事、スイーツや、インドで仕事をする上での苦労、インド人の優しさを描いたコミックエッセイ。 南インドで起…

『フランス語っぽい日々』じゃんぽ~る西・カリン西村 白水社

あらすじ・概要 日本人漫画家とフランス人記者の夫婦は、今は日本で暮らしている。ふたりはフランスと日本の異文化を交互にエッセイに書く。文化的なすれ違い、子どものバイリンガル教育のこと、時事ニュースのことなど、フランスを知ることができる一冊。 …

『フランス人の私が日本のアニメで育ったらこうなった』エルザ・ブランツ DU BOOKS 感想

あらすじ・概要 子どもの頃日本のアニメにハマッた著者は、日本のアニメを真似してごっこ遊びをしたり、グッズを集めたり。やがて成長して漫画を描き、家庭を持ったあとも、そのオタクっぷりは衰えず……。フランス人漫画家のエッセイ。 フランス人オタクのア…

『パリ愛してるぜ~』じゃんぽ~る西 飛鳥新社 感想 下品で笑える多様性の最前線

あらすじ・概要 フランスの漫画バンド・デシネにあこがれてフランスに渡った著者。そこにはアシスタントの仕事はなく、日本食スーパーで働き生計を立てることとなる。フランスに暮らす移民たちや、フランスで過ごす日本人たち、日本とは違う文化のことなどを…

『ダンピアのおいしい冒険』トマトスープ イースト・プレス 全6巻 感想

あらすじ・概要 貧乏だけれど学問に焦がれるダンピアは、私掠船に乗って旅をしている。船では保存食が乏しい。したがってその土地で入手した動植物を調理し、食べた。やがてダンピアの旅路は、波乱万丈なものとなる。 憧れと倫理のなさが共存する大航海時代…

『JK、インドで常識ぶっ壊される』熊谷はるか 河出書房新社 感想

あらすじ・概要 家庭の事情でインドに移住することになった著者家族は、インドの文化の違いにカルチャーショックを受ける。インドの宗教や食文化、貧困や犯罪の問題。やがで著者はボランティアサークルに所属し、そこでの活動から社会のと関りや、社会にとっ…

『イタリア家族 風林火山』ヤマザキマリ ぶんか社 感想

あらすじ・概要 イタリア人男性と結婚し、イタリアで暮らすヤマザキマリ。個性的でパワフルすぎる家族に振り回される毎日をユーモラスに描く。著者と夫のプロポーズのエピソードや、ヤマザキマリが漫画家になったきっかけのエピソードも収録。 家族に振り回…

『病が分断するアメリカ――公衆衛生と「自由」のジレンマ』平体由美 ちくま新書 感想

あらすじ・概要 先進国で最も新型コロナウイルスの被害が大きかったアメリカ。アメリカの反ワクチンや反マスクの思想から、アメリカの分断を語る。アメリカに蔓延する医療、政治への不信感の原因とは……。 公衆衛生に反抗する人たちの事情 楽しい内容の本では…

『<超・多国籍学校>は今日もにぎやか! 多文化共生って何だろう』菊池聡 岩波ジュニア新書 感想

あらすじ・概要 横浜市には、外国の人、あるいは外国にルーツのある人々が暮らす団地がある。そこにある小学校もまた、外国籍の子どもや親が外国籍の子どもたちを受け入れている。多様な文化を持つ人々を受け入れ、一緒に暮らしていくための、小学校の取り組…

水野俊平『台湾の若者を知りたい』岩波ジュニア新書 感想

「台湾は親日、と言われる中で、台湾の文化や生活を知っている日本人は少ない」という意見は本当にそうです。この本は、身近であるはずなのに知らない台湾の若者文化について書かれています。 台湾の抱える国際問題にはさらりと触れただけで、学校制度のこと…

【軍事学者が語る、侵略国家になってしまった国の日常と文化】小泉悠『ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔』

あらすじ・概要 ウクライナへの侵略によって、「プーチン帝国」と独裁国家として語られるようになったロシア。そこで日常を過ごす国民たちはどんな暮らしをしているのか。軍事学者である著者は、自身のロシアでの生活を振り返りながら、ロシアに生きる人々の…