ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

路生よる

金魚の屋敷で大人しい女性が探偵代理―路生よる『地獄くらやみ花もなき伍 雨の金魚、暗い隠れ鬼』

あらすじ・概要 魔王の跡目争いが一旦落ち着いたものの、現在の魔王ぬらりひょんからあれこれ面倒ごとを押し付けられている皓(しろし)。忙しい彼に代わって青児は探偵代理の紅子と金魚に呪われた屋敷の謎に挑む。皓のいない場所で、青児が事件に巻き込まれ…

罪人たちが集まった夜行列車で起こる連続殺人―路生よる『地獄くらやみ花もなき肆 百鬼疾る夜行列車』

あらすじ・概要 凛堂棘の兄凛堂荊と推理対決をすることになった皓と青児。案内された夜行列車には、多くの罪人たちが集められていた。これからこの車内で罪人たちを裁く連続殺人が起こり、皓はその実行者を当てなければならないという。皓たちは、列車の中で…

人と半人半魔のバディが長崎の孤島、人形の館を訪ねて罪人を探し出す―路生よる『地獄くらやみ花もなき弐 生き人形の島』

あらすじ・概要 閻魔大王に代わって悪人を地獄に落とす皓(しろし)とその助手の青児(せいじ)の元に、バラバラ殺人を予告する謎の手紙が舞い込んだ。その手紙に従って長崎の孤島に降り立つと、そこは人形作家、絢辻幸次の館だった。館には人形のように美し…

半人外少年探偵と彼に飼われる小物青年の怪奇ミステリ―路生よる『地獄くらやみ花もなき』

あらすじ・概要 宿を失くしネットカフェを泊まり歩いていた遠野青児は、罪を犯した人間が妖怪の姿で見えてしまうという力があった。彼は不思議な館に迷い込む。そこにいたのは不思議な少年、西條皓(さいじょう・しろし)。彼は鬼の代わりに罪人を地獄へ送り…