『東京バンドワゴン』を読みました。
読みたかったけれど後回しになってた一冊です。
あらすじ
老舗の古書店「東京バンドワゴン」。そこには四代にわたる家族が暮らしています。そこのお客は、いつも店におかしなことを持ち込むようで……。幽霊視点で語る、人情ミステリ物語。
キャラが多いのにすぐ覚えられる
この作品、家族四世代であることもあり非常に登場人物が多いです。一族とその配偶者、友人、近所の人などなど。それなのにあまり混乱せず、すらすら読めるのが面白いです。
キャラクターがみんな濃いし、口調の書き分けもしっかりしているので、だれが何を話しているのかすぐわかるんですよね。そのあたりはちょっとライトノベル的だと思いました。
登場人物はみんな優しいです。こういう家族はなかなかないでしょうが、フィクションだからこそ描ける愛や幸せにあふれていると思います。夢を書くのも物語の大事な役割ですよね。
個人的に好きなキャラクターは青です。やたらと惚れられるキャラなんですが、もててもしょうがないなと思える男性でした。
話のタイトルに「愛こそすべて」が使われているんですが、いい感じの和訳カバーがあったので貼っておきます。
ビートルズのオール・ユー・ニード・イズ・ラブを和訳して歌ってみた!
読んでから聞くとあーなるほどな!と思いました。
まとめ
売れているだけあって、なかなか面白かったです。機会があれば他の本も読んでみたいです。
優しい話に癒されたい人におすすめです。