ブックワームのひとりごと

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青春は甘酸っぱい 田中相『誰がそれを』感想

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いいかげん電子の積読を片付けるか……ということで『誰がそれを』を読みました。

楽天koboのクーポンで買ったものです。

作者さんは『千年万年りんごの子』が好きなのでそれつながりです。

誰がそれを -田中相短篇集- (KCx)

誰がそれを -田中相短篇集- (KCx)

 

各話感想

『加古里・スズシロ

幼馴染(男)に再会したらなぜか女性になっていた話。

高校生の時の淡い恋が時間をかけて終わるような話でした。ウィッグつけてないスズシロがかっこよくてどきどきするのもわかります。

『風の吹く吹く』

東南アジア風の世界で、変化を恐れる女の子の話。

異邦人がやってきて家族が少し変わる、というのはべたですがいいですね。

『あしたの今日子』

高校生と付き合ってる無職男の話。

ロ、ロリコンだ! 女の子は可愛いけど男のほうはだいぶだめです。

『THE WORLD』

気の短いトラック運転手とそれにまとわりつく同僚の話。

ああ、こういう人いるな……という感じの何気ない漫画でした。

『恋する太陽系惑星第3惑星地球在住13歳』

ハイテンションに恋する中学生二人。

ただのあほ話と思いきや実はびっくりなエンディングでした。この漫画の中で一番好きです。

『庭へゆく』

夜のお散歩をする話。

つらい時に立ち直るためのおまじない的なものは必要だよねという展開でした。

まとめ

個人的には『地上はポケットの中の庭』のほうが好きですね。でも面白かったです。

短編集はいろんな話が見れて楽しいです。

地上はポケットの中の庭(1) (ITANコミックス)

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千年万年りんごの子(1) (KCx)

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