歴史映画が好きで、見かけるとレンタルしたり配信を視聴したりしています。今回は、その中で面白いものをまとめました。
創作の強いものもありますが、まとめて「歴史映画」としています。
『アマデウス』
音楽の天才モーツァルトと、その才能を誰よりも理解するゆえに憎悪した秀才音楽家サリエリの話。
モーツァルトに激しく嫉妬と羨望を向けながら、秀才であるがゆえにだれよりもその能力を理解してしまった、というサリエリのキャラクターがとても悲しいです。
そしてサリエリがそんな感情を覚えているとはつゆ知らず、鈍感さと傲慢さで接するモーツァルトも残酷だなあと感じました。
『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』
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ドイツの暗号機「エニグマ」を解読するために集められた学者たち。その中心人物であるアラン・チューリングは才能ゆえに周囲と軋轢を起こします。
この話の肝は主人公が同性愛者であること。当時は同性愛は犯罪であり、本当の自分を隠して生きていかざるをえませんでした。その悲哀が心に響きましたね……。
そして性別や性的指向を超えた友情もあるのだと思わせてくれる内容でもあります。美しかった。
『グッバイ・レーニン!』
熱烈な社会主義者の母親が生死をさまよっている間ににベルリンの壁が崩壊し、まだ東ドイツが存在していると嘘をつく息子の話。
「オスタルギー(東ドイツ時代懐古)」の作品として有名な映画です。「社会主義はこうありたかった」という後悔と過去の理想が語られる話。
でも前を向いて歩いていかなければならないという義務感とさわやかさが残るエンディングでした。
『ワルキューレ』
ヒトラー暗殺、そしてクーデターを企てた軍人の物語。
そしてこの計画は失敗するのですが、その史実がわかっていてもはらはらする内容です。ヒトラーの恐るべき悪運の強さよ……。
彼らもまた、祖国を守るために戦った人たちなんですが、それゆえに悲劇であるのが悲しいです。
『アラビアのロレンス』
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アラビア地域の独立に携わった英国人、ロレンス。彼の戦争を描いた物語。
昔の作品とは思えないほどのハイセンスな映画です。こういう美しい映画は世代を問わず楽しめるのではないでしょうか。
画面の美しさとは裏腹に、作品の中には無常感が漂っています。アラビア地域とオスマントルコを戦わせたのは英国の陰謀であったのです……。当時の植民地政策の残酷さがわかります。
まとめ
気になる映画はありましたか? あればぜひチェックしてみてください。
歴史って文字だけではどうにもイメージしにくいところがあるので、映画を見てその当時の文化を知るのは重要なことだと思います。