たまに「なんでそんなに本読めるの?」みたいなこと聞かれますが好きだからです!
世の中には本を読んでみたいけれどあんまり読めない人も多いみたいなので、読書初心者に向けて本を選んでみました。
選ぶ基準は以下の通り。
- 展開がわかりやすい
- 文章が読みやすい
- 一冊完結である、またはシリーズでも一冊から読める
- 図書館や本屋で入手が容易
これから読書を始めたい人への参考になれば幸いです。
『キノの旅』時雨沢恵一(電撃文庫)
都市国家がたくさんある世界で、しゃべるモトラド(バイク)に乗って旅するキノ。キノの見たおかしな国たちの物語。
連作短編なので、少しずつ読み進められるところがいいです。長い話が苦手な人には読みやすいです。
寓話的、風刺的な内容が多いんですが、説教臭くならないいい塩梅のバランスです。
イラストがかわいいのもポイント高いです。
キノの旅 the Beautiful World<キノの旅> (電撃文庫)
- 作者: 時雨沢恵一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/11/01
- メディア: Kindle版
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『容疑者Xの献身』東野圭吾(文春文庫)
お弁当屋で働くシングルマザーに恋をした数学教師。彼は彼女の殺人の罪を隠ぺいするため、献身的な行動に……。
大胆なトリックに驚くこと必須なミステリーです。しかもそのトリックが犯人の性格としっかり一致してるのがすごいです。
文章もシンプルで、読みやすいです。ベストセラーなだけあって、だいたいの本屋には置いてあるので入手もやさしいです。
『ちょんまげぷりん』荒木源(小学館文庫)
江戸時代の侍がタイムスリップしてパティシエになる話。と書くと意味不明ですが本当です。
設定は不思議ですが、内容はべたべたなのでご安心ください。働くことの大切さ、家族の大切さを教えてくれるほっこりした小説です。
こんな話ありえない!と思いつつ、やさしい家族愛に癒されます。
『天山の巫女ソニン』菅野雪虫(講談社文庫)
天山の落ちこぼれ巫女ソニンは、ひょんなことから王子に使えることに。ソニンは王宮で陰謀に巻き込まれ……。
少女のサクセスストーリーかと思いきや、なかなか重いテーマを扱っていて大人にも読みごたえがあります。それでいて暗くなりすぎないのがありがたいです。
本編4巻+外伝2巻のシリーズものですが、一巻でそれなりに完結しているので、気軽に読み始められます。
『夏と花火と私の死体』乙一(集英社文庫)
殺人を犯してしまった兄妹が、遺体を隠そうと奔走するのを死体である「私」の視点から描き出すサスペンス。
怖いのはもちろん、どんどん危機が訪れる二人の道行きにハラハラしっぱなしです。これがまさにサスペンス……。淡々とした文章がさらに恐怖を掻き立てます。
ホラー耐性が必要ではありますが、あればぜひおすすめしたい一冊です。
『ある日、爆弾がおちてきて』古橋秀之(電撃文庫)
「時間と女の子」をテーマにしたSF短編集。
短編でありながら女の子がかわいいので、どきどきして読めます。本当にかわいい。
SFでありながらも難しくはないので、SF初心者にもおすすめの一冊です。すこしふしぎが味わいたい人に。
表題作は「世にも奇妙な物語」で映像化されました。
『雲は湧き、光あふれて』須賀しのぶ(集英社オレンジ文庫)
高校野球をテーマにした短編集。
ストーリーももちろんですが、キャラクターが個性豊かで面白いです。変な奴も多いんですが、心のどこかで「こういう奴いそうだな」と思えるさじ加減が素晴らしい。嫌なところもあるけど、憎めないんですよね。
野球に詳しくない私でも楽しめたので、あまり野球について知らない人でも面白く読めるのではないかと思います。
『ビブリア古書堂の事件手帖』三上延(メディアワークス文庫)
栞子さんという古書店の主が、主人公を相棒にして謎解きをする連作短編。
とにかく読みやすいです。サクサク読めて、謎解きのネタ晴らしも早いので、読んでいてストレスがないです。
お仕事ミステリとしては有名な作品だけあって、完成度が高いです。
ただオチはなかなか苦いものが多く、ハッピーエンドでは済まされない感じが好きです。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
- 作者: 三上延,越島はぐ
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2011/03/25
- メディア: 文庫
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まとめ
かなり有名どころが多いので、どこかで聞いた本が多いと思いますが、それだけ評価が高いということで。
これからの読書生活の参考になれば幸いです。