おいしそうなモーニングを見かけると「食べてみたいなあ」となるけど結局食べない毎日です。
『おしゃべりは、朝ごはんのあとで。』を読みました。
書籍概要
漫画家・秀良子は朝ごはんのエッセイ漫画を依頼されます。パリのおしゃれなカフェ、築地の食堂、名古屋のモーニングなど、いろんな場所の朝ごはんを食べ歩くコミックエッセイ。
朝ごはんのバリエーションの深さ
なるべくいろんな「朝ごはん」を書こうとしているところがよかったです。読んでいると朝ごはんを外で食べたくなっていく……。
ごはんの絵もリアル系ではないんですが、これはこれでおいしそうに見えます。がっつり描き込まなくてもごはんらしく見えるものなんですね。
個人的には名古屋に行ってモーニングの食べ比べをしたいです。おいしいものが多くてうらやましいですね、名古屋は。
それからパンも食べたいです。炭水化物大好きだから……。
でもみんな遠いので行く機会はなさそうです。
飯テロ漫画としては読みにくい
しかしこの漫画、正直飯テロ漫画としては読みづらいんですよね。
原因についていろいろ考えてみたんですが、「絵に対してせりふが多い」ことがあげられるのではないかと……。食べているシーンで異様に会話文が多いんです。会話はいいからごはんの絵を見せてほしいです。コマも小さいし……。
おまけの短編漫画は会話が多すぎることもないし、ごはんシーンもきっちり描いていたので、純粋にエッセイ漫画を描くのに慣れていなかったんでしょうね。
やっぱりエッセイ漫画というのは思い立ったらすぐに描けるものではないんですね。さらっと読める漫画にもちゃんとプロの技というものがあるのだろう……。
まとめ
朝ごはんはおいしそうだったんですが、エッセイとしての出来が惜しい感じでした。
でも雰囲気は好きなので、描きなれてくれれば好みの内容になるかもしれません。