文章関連の本を読むシリーズ第四弾……だよね、確か。(いつも数があやふやになってしまう)
この表紙のイラストが可愛い、と思ったら本屋でよく売ってるパラパラ漫画書いた人と同じ人のようです。
書籍概要
「あの映画すごかった」などの短い文章しか書けない人のために、実例を出しながら文章の組み立て方を語ります。5W1Hの使い方、「描写する」とはどういうことか、起承転結の作り方。まったくの素人のための文章術本。
無意識にやっていることを再確認
この本は超初心者向けに書かれています。しかし10年以上文章を書いている私にとっても有用なものでした。
著者は「猫を見た」という短い一文からどんどん文をつけたして、100字の文章を書いていきます。その過程があざやかで面白いです。
文章を書くのはもはや習慣で、とくに何も考えず文章を書いています。こうして実際にプロの組み立て方を見てみると、ちょっとした言葉も意識して書かれているんだな、と感じます。
イラストのメイキングを文章バージョンで見ている気分で、読んでいて非常にわくわくしました。
さくっと読めて実践できる
もちろん初心者の人にはとても参考になる本だと思います。「文章はどうあるべきか」という観念的な話を排して、「短くてもいいのでまとまった文章を書く」テクニックを説明するのに徹しています。
文章がわかりやすいので、中学校や高校の図書館に置くのもよさそうです。親から子へのプレゼントにもいいかも。
描写を書き込むときのコツの話は、小説を書く人にも参考になります。私もどんどん話をはしょってしまう癖があるので、本を見て反省しました。読者がわかっていると思ってはいけない……。
参考になる部分がいくつも出てきてとても面白かったです。
まとめ
4冊読んだ中では一番ためになりました。重要な場所はメモっておこう……。
しかし試行錯誤はこれからも続きます。正解がないジャンルなので、終わりのない勉強を延々としなければならないんですね。
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