銃の知識は皆目ないですが、「シグサウアー」が時雨沢恵一のペンネームの元ネタということだけ知っております。
ということを読みながら思い出しました。
あらすじ
文化祭前に全校生徒でサバイバルゲームを行う学校。勝利者は校則をひとつ付け足すことができます。幼馴染の美久に「学校をやめる」と告げられた主人公は、学校を面白くするためにゲームでの勝利を目指しますが……。
ご都合主義をぶっちぎるテンポの良さ
正直なところ、かなりご都合主義が激しいストーリーです。ツッコミどころを上げるときりがありません。しかし「それでもいい」と思えるくらいテンポがよくて面白かったです。
くるくると展開が変わっていくので飽きないです。
女性キャラクターだけではなく、男性キャラクターたちもはちゃめちゃな性格をしていて、出てくるたびに笑えました。
ありえないことの連続なんですが、妙に楽しくなってきてどんどん読み進めたくなります。とてもライトノベルらしい作品だと思いました。
個人的お気に入りキャラは、例の先生ですね……殺人マシーンが現れたときの絶望感すごいです。
イラストの描けない部分のごまかし方がひどい
不満だったのは、イラストレーターが苦手な物体であろう絵のごまかし方がひどかった部分です。犬のイラストとかかなりひどかったです。
苦手なものがあるのはしょうがないけれど、ああいうごまかし方はテンションが下がります。せっかく女の子や男性キャラクターはかっこよくてかわいいのに。
ライトノベルのイラストはおまけなんかじゃなく、作品の一部だと思っているのでこういうイラストがあると悲しいですね。
ともあれそこにがっかりした以外は楽しめました。一冊で軽く読めて、げらげら笑える作品です。
空き時間にゆるく読むにはちょうどいいさくさく感とポップさがあります。
まとめ
面白かったけれどイラストが残念だったなあ……。
やっぱりイラストと一緒になってこそライトノベルですね。
ガン×スクール=パラダイス! (SD名作セレクション(テキスト版))
- 作者: 穂邑正裕
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/07/11
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
レンカク―告白決闘カードゲーム (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 穂邑正裕,桑島黎音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/12/21
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (2件) を見る