ハヤカワ文庫Kindleセールが始まったみたいなので簡単にお勧めを紹介します。
前の記事とかぶる部分が多くて申し訳ないけれど、おすすめは何度言っても足りるものではないということで許してください。
セールは2017年4月10日までです。
『虐殺器官』伊藤計劃
テロの恐怖に脅かされる未来。行く場所すべてで紛争が起こるある男を特殊部隊の青年が追う。
テロの時代にふさわしいディストピア小説。
『時砂の王』小川一水
人造知性体メッセンジャーが人類の未来を救うために過去に飛び、卑弥呼と共闘する時間SF。
壮大な時間軸のスケールが面白いです。恋愛要素もスパイスになってます。
『あなたのための物語』長谷敏司
不治の病にかかった科学者が人工人格と対話し、彼に小説を書かせることを目指す。
生々しい病気の描写がつらいです。人の心を完全に理解できないなりに彼女に寄り添おうとする人工人格の交流が愛しくなります。
『know』野崎まど
頭の中に人工の脳葉を埋め込むことが一般化した未来、役人が謎の少女と逃避行する。
チートな能力をガンガン使って展開するバトルが楽しいです。そしてラストの一文にびっくり。
『戦闘妖精・雪風』神林長平
人工知能を搭載した戦闘機、雪風とそのパイロット零が謎の敵ジャムと戦うシリーズ。
機械とは何か、人と機械をわけ隔てるものは何か、というSFの王道なテーマを扱っています。巻が進むにつれて雪風が雪風なりに零を必要とし始めるのも良いです。
『星界の紋章』森岡浩之
銀河の皇女、ラフィールとひょんなことから貴族になってしまった普通の少年、ジントが宇宙を駆ける青春SF。
設定は難解であるものの、ボーイ・ミーツ・ガールの王道なストーリーと個性豊かなキャラクターが楽しいエンタメ系SF。ラフィールかわいい。
まとめ
というわけで、今回のKindleセールのおすすめまとめでした。
私も気になっていた作品これから買おうと思います。どれがいいかなあ。